精神科医が見つけた3つの幸福を読んでみた。

福祉
この記事は精神科医が見つけた3つの幸福(樺沢紫苑)の読書感想文です。
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「それ?本当に幸福なの?」ピエロハッピーに問う。

person holding yellow petaled flower

幸せになりたい!!

えっ?なにいきなり?悪いものでも食べたの?

違うよピエロ。ボクは今、「幸せとはなにか?」を再定義して、それを目指すことにしたんだ。

ほほう。例えばハッピー君にとって幸せとはなに?

そんなの決まってるよ。毎日スマホ観ながらダラダラして美味しいモノ食べて、みんなに、ちやほやされる生活だよ

それ、恐らく、幸せの形とは違う。そうか、じゃ、今日は幸せについて書いた本。「精神科医が見つけた3つの幸福」という本について紹介していこう。

 この記事で分かる事

幸せになる為の3つの科学物質について。それを効率良く分泌する為の具体的な方法。そして快楽物質との付き合い方。

まずは健康であれ。セロトニン。

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この本に書かれている内容は。

表題通り幸福になる為の3つの要素(科学物質)を深掘りした本です。

ドーパミン。

セロトニン。

オキシトシン。

この3つを精神科医の著者が分析して

鬱に悩む患者さん達に実践して効果を確かめた本なのです。

特に著者が一番、重要視していたのはセロトニンの効果です。

セロトニンとは、一言で言えば、健康でいることで感じる幸福物質で

健康であれば、誰もが感じることができる幸福物質なのです。

そんな、馬鹿な。ボクは健康体のピエロだけど、毎日、憂鬱だよ。幸せだと感じたことないよ。さては、この本、ボク達、読者を騙そうとしているな。

ハッピー君。それは早計とういうものだよ。健康とはいっても健康診断に引っかからないことだけが幸せじゃないんだ。

そう。健康とは一概に検査に引っかからないことだけでなく。

良く寝て、起床した時に朝日を浴びる瞬間とか。

朝起きて、身体を動かすことで分泌される、爽快感などを語っているのです。

大事なのことは。健康というのは意識しにくいので。

健康であれば、その状態に感謝する。

そしてセロトニンが分泌しやすい生活を心掛け。

病気などを予防することが大事ということでした。

この本ではこのセロトニンが幸福の一番、重要な物質と意識されていて、セロトニンを無視して。ドーパミンやオキシトシンを優先し過ぎると逆に不幸になると語られているんだ。これは、ピエロもすこぶる同意だね。

節約記事とかでも書いてたもんね。

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オキシトシン。家族や友人を大事にせよ

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セロトニンが十分に分泌。

健康が幸福の意味で大切だと知ったら。

次は家族や友人を大事にせよ。と書かれていました。

ここで、大事なことは、利益、損益で友人関係を考えないということです。

仕事の交友関係は家族や友人よりも優先順位を下にするべきだと。著者は語ります。

仕事の関係はもちろん大事だけど。幸福という観点からは優先度は低いんだよね。

あくまで職場の関係は友達を作る場でなく。仕事をしにきてる関係だからね。

繋がりを大事にしなければ。

例え、仕事で大成功しても。

家族関係が最悪なら幸せとはいえないだろう。ということです。

お金が沢山あっても孤独に遊ぶのは空しいもんね。

著者は孤独を孤毒という言い回しもしていた。いかに人間関係。オキシトシンの分泌が幸福に大事かを伝えていたよ。

ドーパミン。大事なのは付き合い方。

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最後は、ドーパミンです。

ドーパミンは言わずと知れた快楽物質で。

仕事の成功。

お酒やタバコ。

ギャンブルやゲームなどで

得ることができる物質です。

そうだよ。酒だよ酒!たった100円でこんだけ幸せになるんだから、すごい世の中だよ。

ガチャ!課金ガチャ!!SSRが出た瞬間は最高の喜びだ!!

とまぁ。

分かりやすいくらい。

ドーパミンを得る方法は今の時代。簡単だと言えます。

しかし、ドーパミン物質は依存度も高く。

慣れてくると少しでは満足できず、多量に摂取しなければならず。

依存症になり、人生に悪影響を与えてしまうのです。

ここでポイントが制限をかけるということ。

お酒なら。家で晩酌はしない。

ソシャゲなら時間を決めてやるなど。

必ず制約を決めて摂取するべきだと本書は語ります。

これだけ、ドーパミンというか多幸感を刺激する世の中だから。完璧にドーパミン物質が出る存在を取り除くのは不可能さ。どう付き合うかが大事なんだよ。

本書のポイントは。

幸福に至る物質とはなにか?を考えて。

セロトニンを重要視して。

次にオキシトシン。

最後にドーパミンを少し求めるべきだと。

優先順位を示していることです。

快楽物質というと。

薬やタバコ。

良い例えでも。成功体験など。で分泌されると

今までの世の中では風潮とされてきましたが。

健康でも。

友人や家族の交友でも、人は楽しく人生を謳歌できると

化学的に示してるのがポイントです。

 ピエロのまとめ

幸福になる為には、セロトニン。オキシトシン。ドーパミンの科学物質が十分に分泌されていることが大事。今までの世の中は成功などのドーパミン的な幸せが重視されてきたが、今後は健康。繋がりなど。小さな幸せを追求する時代になってきている。

著書の後半にはセロトニンやオキシトシンを得る為のヒントや方法も書かれている。例えば、寝る前に3行のボジティブ日記を書いたり。食事をする時に集中して咀嚼(よく噛む)して食べる薦めをしている。

へー。幸せって、ガチャやってダラダラするだけじゃないんだね。小さな幸せを意識するだけでも、幸福物質は分泌されるんだ。

幸せとは結局のところ。今の自分にいかに満足できるか?だからね。簡単なようで難しく難しいようで簡単なのさ。

 おしまい。

 

 ピエロのお勧め度・4☆☆☆☆★

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「幸福になる為には?」という表題は星の数程あるが、ほとんどが哲学的な内容。その中で本書は科学物質というものを使い現実的、実践的に幸福になる方法を示している。幸福論の自己啓発本を読むよりは、はるかに有意義な一冊。

 引用画像

精神科医が見つけた3つの幸福(樺沢紫苑著)

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