ヒストリエはどんな漫画?
ネットで流行したスラングの元ネタになったことも多々ある面白い漫画だよ
『馬鹿っじゃねぇーの!?』とかね
『よくも騙したな!』とかね
有名すぎるよね?この画像。
こっちも負けてないぜ…!!
ヒストリエの特徴と評価
1. 緻密な歴史描写
『ヒストリエ』の最大の魅力の一つは、岩明均の徹底した歴史研究です。古代ギリシャの生活様式、建築、衣装、軍事戦略が詳細に描かれ、当時の世界に生きる人々の価値観や文化をリアルに感じさせます。一方で、あくまでフィクションとして物語が展開するため、史実とは異なる部分もありますが、それが作品の魅力を損なうことはありません。
歴史研究の部分は特に凄くてね。現地に赴いて古文書とか読み漁っているらしいよ。
古文書?ってなにそれ?もはや漫画じゃないよね?
うん。もはや漫画の域を超えている。
2. キャラクターの深み
主人公エウメネスは、非常に頭脳明晰で理知的なキャラクターですが、同時に人間味あふれる弱さや葛藤も描かれています。彼の行動や決断には常に倫理的・感情的な背景があり、読者に共感を与えます。また、脇を固める登場人物たちもそれぞれに独自の背景や目的を持っており、ストーリーに深みを加えています。
エウメネスには憧れる人が多いだろうね…頭が良くて戦いもそれなりに強いからね。
文武両道。そこに痺れる憧れる!
他のキャラクター達も濃い人達多いよね。
3. テーマの普遍性
『ヒストリエ』は、古代を舞台にしつつも、権力、友情、裏切り、知性と暴力の対立など、現代にも通じる普遍的なテーマを扱っています。特に「知恵」と「力」の相克は、物語を通して繰り返し描かれる重要なテーマです。
有名なアレキサンダー大王とその取り巻き話がストーリーの大筋だからね。
みんな腹に一物をもって生きてるよね。
腹黒いと思えば人情家の面もある。人間らしくて面白いよね。
4. 岩明均らしい重厚な物語構成
岩明均は『寄生獣』で知られるように、人間の心理や関係性を描くのが得意な作家です。本作でも、エウメネスの知略と人間関係の絡み合いが巧みに描かれています。その一方で、テンポがゆっくり進むため、人によっては物語がやや冗長に感じられることもあります。
岩明均はある意味、漫画が一番上手い作家と言われている。理由としては画力があまり高くないからさ。
画力が高くないから、漫画のネーム力とストーリーティングで読者を魅了している『漫画力』が高い作家と評価されているんだよ。
このシーンは特にすごいと思う!王子のヤバさと凄さが入り乱れてる
敵軍の人達も『なんだ?こいつ?』って顔してたもんね…
批評
- メリット
- 歴史的知識が豊富で、読後に学びを得られる。
- キャラクター描写が魅力的で、感情移入しやすい。
- 古代史ファンや戦略好きの読者にはたまらない設定。
- デメリット
- 連載が不定期であり、物語の進行が非常に遅い点が挙げられる。
- 歴史の背景や専門用語が多いため、敷居が高いと感じる読者もいるかもしれない。
とにかく連載の進みが遅い!本当に遅い!!この物語は『エウメネスの生涯を描く』と言いきってるんだけど…まだアレキサンダー大王のお父さんの話で巻数のほとんどがストップしちゃってるんだよ。
ものすごく連載ペースは遅いよね…
三国志で例えると『黄巾の乱』あたりでストーリーが止まっちゃってるんだよ。
まだ…群雄割拠ですらなっていないのか…?
総評
『ヒストリエ』は、単なる歴史漫画の枠を超えて、知識欲を刺激しながらもドラマ性を楽しめる作品です。特に古代ギリシャ・マケドニアの時代に興味がある方にとっては必読の名作と言えるでしょう。一方で、作者の制作ペースがゆっくりなため、完結までの道のりが遠いという点を覚悟して読む必要があります。
『完結しないだろう!』漫画の筆頭にあげられてるけどね!
ベルセルク・ヒストリエ・ハンターハンター・キングダム・ガラスの仮面。は作者が生きているうちに完結しないであろう漫画さ。
ベルセルクは復活したよ!
作者の知人や元・アシスタントさんたちが代わりに執筆しているらしいね。これからはAIも復旧し出したし作者が一人で漫画を描く時代じゃないんだろうね。
難しいことは分からないけどさ。とにかく漫画の続きが読めるのは嬉しいよね。
そうだね。作者様存命である内に描き切ってもらうのが最高だけど。保険が出来たのは嬉しいことだよね。
これに似た漫画で『チ』という歴史漫画が同じ匂いがする気がする。
レビューしてるから気に成ったら下のリンクから覗いてみてね。
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この漫画も歴史的考察が熱いよね!
最後に完結しないであろう漫画達を楽しむコツを下記の記事で紹介しておくね。
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