ピエロの仮面について探るの巻
ピエロの面ってさ…なんの影響を受けて着けてるの?漫画のナルトの影響なの?それともジョーカー?
え?違うよ。20世紀少年のトモダチの影響だよ?
20世紀少年のトモダチ?何それ??20世紀少年?え?なにその漫画?
結構、有名な漫画なんだけどなー。結構日が経ってるからな…今日は『20世紀少年』について語ろうかな
作者は有名な漫画家・浦沢直樹だよ。当作品は映画化もしたしラスボスの正体については社会現象にもなったね。
そういえば浦沢直樹って有名な漫画家よね
そうだね。今日はその辺を含めて紹介していこう。
『20世紀少年』の売り上げや基礎データー
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 漫画連載開始 | 1999年 『20世紀少年』として連載開始。 (ウィキペディア) |
| 漫画連載終了 | 2006年で『20世紀少年』が終了。続編の『21世紀少年』を含めて完結。 (ウィキペディア) |
| コミックス最終刊発行日 | 『21世紀少年』下巻 発行日:2007年10月3日。 (ウィキペディア) |
| 累計発行部数 | 約 3,600 万部(『20世紀少年/21世紀少年』を合わせて)。 (ねこくまぶろぐ) |
| 国内での評価・受賞 | 第25回講談社漫画賞受賞(2001年)等、複数の漫画賞を受賞。 (ウィキペディア) |
| 漫画全巻売上ランキング(2008年) | 「漫画全巻ドットコム」の2008年年間売上ランキングで、 1位に。1~22巻+『21世紀少年』上下。 (アキバ経済新聞) |
| 映画化シリーズ公開日 | 1章「終わりの始まり」…2008年8月30日、2章「最後の希望」…2009年1月31日、最終章「ぼくらの旗」…2009年8月29日。 (ウィキペディア) |
青年漫画で社会現象になっただけあって多くの賞を受賞しているね!
年間ランキングでも1位を獲得してるわね。
| 区分 | 内容 |
|---|---|
| 漫画 書籍 発行部数 | 累計発行部数:約 3,600万部(日本国内および海外含む) (ウィキペディア) |
| 海外展開・翻訳出版 | 少なくとも 12〜13か国 で翻訳出版されている。 (cinemacafe.net) |
| 漫画 書籍 累計発行部数(過去情報) | 過去に発表されたときは「2,000万部超」などの表記もあり。 (cinemacafe.net) |
| 映画 興行収入(日本国内・3部作合計) | 約 110億円 (ウィキペディア) |
| 映画 興行収入 個別内訳 | – 第1章「終わりの始まり」:約 39.5億円 (VAP Store) – 第2章「最後の希望」:約 30.1億円 (VAP Store) – 最終章「ぼくらの旗」興収は、公開後26日で36億円を突破。最終的な数字は、それより高いと見られる。 (シネマトゥデイ) |
| 映画 製作費 | 総製作費は 60億円(3部作合計) (ウィキペディア) |
売り上げもすげぇな!
映画の興行収入も地味に凄いわね…
20世紀少年のあらすじ

ピエロのエキサイト翻訳!
悪の組織のボスの正体は誰?『ともだち』の正体は誰?この考察が熱い!
商店街の寄り合いカルト教団に立ち向かう設定とか斬新よね。
チャットGPTさんに聞いた本当のあらすじ

『20世紀少年』あらすじ
物語の始まり
舞台は1997年の東京。
ロックを夢見ていたが今はコンビニ店長をしている ケンヂ(主人公・遠藤健児) は、友人の突然死や近所の失踪事件に巻き込まれ、不穏な事件の影に 「ともだち」 と呼ばれる謎の人物が関わっていることに気づく。
少年時代の「予言の書」
ケンヂは子どもの頃、仲間たちと作った秘密基地で、悪の組織が世界を滅ぼそうとする物語を空想し、「予言の書」としてまとめていた。
しかし現在起きている事件は、その「予言の書」の通りに進行しており、しかも黒幕である「ともだち」はかつての同級生らしいことが分かる。
世界滅亡の危機
やがて「ともだち」はカルト教団の教祖として世界的な影響力を持ち、2000年の大晦日、東京に巨大ロボットを出現させる「血の大晦日事件」を引き起こす。
ケンヂは仲間たちとともにそれを阻止しようとするが、爆発に巻き込まれ行方不明になる。
物語は続く
物語はその後、15年後の2015年へ。
「ともだち」はますます世界を支配し、救世主として崇められていた。
ケンヂの姪である カンナ が物語の中心人物となり、真相を追い求める。
物語は過去(1970年代の少年時代)、現在(1990〜2010年代)、未来が交錯しながら、「ともだち」の正体と目的、そして人類の未来をかけた戦いが描かれていく。
20世紀少年の本当のあらすじはコッチですよ!
『あらすじ』が長いわね…
群像劇でもあるからね。過去現在未来が複雑に組み合わせて難解なお話になってるんだよね
作品の特徴

20世紀少年の物語は大きく分けて4つの要素に分けることができます
ミステリー要素:ともだちの正体が最後まで分からず、読者も推理しながら読むことになる。
ノスタルジー:昭和の子ども文化(秘密基地、ロボットごっこ、紙芝居)が物語の重要なカギになる。
スケール感:小さな町の出来事から、世界規模の陰謀へと広がっていくダイナミックな展開。
人間ドラマ:仲間との絆、大人になった後の後悔や贖罪、希望がテーマ。
この20世紀少年は浦沢直樹作品の集大成と言われていてね。
浦沢直樹の人情ドラマからサスペンス要素。時代考察能力などが全て盛り込まれているんだよ
作者の過去作品を読んだらギャップに驚く人もいるのかもね。
近未来SFホラーとディストピアの表現が怖面白い

悪の組織が頂点に立った未来社会が描かれ、弱者や政治に反感を持つ者は次々と粛清されていきます。
表向きは治安が良く、どこか懐かしい昭和の良き時代を再現したかのようですが、その裏では恐怖政治と洗脳がはびこっています。
さらに
「絶交」という名の暗◎が日常的に行われ
人々は政治を自由に批判することもできず、常に恐怖におびえて暮らしています。
表現の自由も抑圧され、漫画を描くことすら困難になったことを苦悩するキャラクターも登場します。
こうした描写によって、ディストピア社会の息苦しさや、そこで生きる人々の絶望がリアルに表現されており、読者を強く引き込む作品となっています。
ちなみに『ともだち』が認める漫画以外を描いたら刑務所行きな!
こ、怖すぎるわ…!
しかもその刑務所の治安が最悪でね。入ったら多分生きて生還は無理なレベルなんだ。
人情劇のバランス

20世紀少年には絶望的な側面を多く含まれてます。
主人公たちは基本的にテロリストとして社会からは悪者扱いされており、そのため「ともだち社会」の負の側面の煽りを強く受ける立場に置かれています。
当然、彼らの視点からは社会の暗い部分がより多く見えてしまい、読者もネガティブな感情に引き込まれやすくなります。
しかし、そんな世界の中でも、とりとめのない小さな日常や人情に心を動かされ、涙を流しそうになるキャラクターたちの描き方は、作者浦沢直樹ならではの漫画力の巧みさだと感じます。
負の側面を見せてから小さな希望を回想をして先に向かって走り始める。これが浦沢直樹の18番でもある。
必ずハッピーエンドに向かってストーリー展開をするのは作者の人柄考えさせられるわね。
『トモダチの正体考察』という最大の作品テーマ

『20世紀少年』最大の魅力は、やはり黒幕「ともだち」の正体でしょう。
「ともだちは一体誰なのか?」という謎は、当時ネット上で毎日のように話題になり、ファン同士の熱狂的な推理合戦が繰り広げられていました。
2000年代前半といえば、まだTwitterもYouTubeもなく、ミクシィや2ちゃんねるが全盛期。
考察スレッドには長文レスがびっしり並び、AA(アスキーアート)や手作りの相関図が貼られ、次週の展開を予想する書き込みで夜が更けていきました。
「伏線一覧まとめサイト」や「ともだち正体予想ブログ」も乱立し、コミケではファン有志が考察同人誌を配布するほどの盛り上がりを見せていたのです。
現在は物語が完結し、謎も一応の決着を見ていますが、あの頃の“ネット民総出の推理大会”の熱気は、まさに2000年代ネット文化ならではの空気感といえるでしょう。
「ともだち」というワードだけでスレが乱立して簡単に書きこみで埋まるんだよね。
ネット民の考察が本当に面白くてね。作者が描くより面白いという考察があったりする。
2ちゃんねらーの人達って本当に天才がいたりするわよね。
総評

現在のSNS時代とは違う、2000年代ならではのネット文化と相まって、まさに「みんなで物語を追体験する」ような盛り上がりを見せました。
③ディストピアとしての完成度も非常に高く、表向きは昭和の良き時代を再現した平和な社会でありながら、裏では恐怖政治と監視がはびこり、自由を奪われた人々の息苦しさが鮮烈に描かれます。そんな絶望的な世界で、登場人物たちが小さな日常や人情に救いを見いだしていく姿は胸を打ちます。浦沢直樹の人間ドラマ描写の巧みさが光ります。確かに、後半の展開に賛否が分かれる部分はありますが、全体を通して読者を引き込み続ける力は圧倒的で長編漫画としては破格のスケールと完成度を誇り、ミステリー・サスペンス好きはもちろん、ノスタルジーや昭和文化、ディストピア作品が好きな人にも強くおすすめできる一作です。
『20世紀少年』は、「昭和ノスタルジー×ディストピア×ミステリー」を融合させた21世紀の金字塔。連載当時の熱狂とともに、今なお語り継がれるべき名作だと思うよ
読んでみようと思うわ!『トモダチ』の正体を追っていくのがミソなのよね
断言するけど最終巻の『トモダチ』の正体で絶対漫画を投げたくなるよ…
え?そうなの?
ネタバレになるから詳しく言えないけど『逃げたな…』というネット批評が多かったね。
ちょっと不吉になること言わないでよ!今から読むのよ!私は!
というわけで20世紀少年の『トモダチ』についてはまた後日語ります。
ああ…この記事、まだ続くのね。
さすがに漫画のオタクとして『トモダチ』の正体については色々と語りたい
というわけでまた次の記事でお会いしましょう
おしまい?(つづく)
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
フリートーク
この仮面はね。お祭りの日に屋台で買ったんだよ。そして自宅に保管していたんだよ。
え?そんだけ?
そんだけだよ。ブログを書き始める際に素顔でトークできるわけでもないし、イラストも最初から描いたりできなかったからね
初期は、たしかにピエロとハッピーだけでやってたもんね。
あの時はこの『吹き出し』システムを探すだけでも大変でしたねー。
それから5年間で良くここまで書いたわね。
だいぶ慣れたよね。
話を戻すけど仮面というジャンルは中々深い気がします。素顔を隠すという事自体、『あの人誰』感?が読者に出て面白い気がするね
そういえばこの20世紀少年が流行したあたりから仮面や正体隠しみたいな作品が増えたわね
ヒット作品の人気キャラってその世情を写す鏡だよね。
でも、僕もそろそろ仮面を変えたい気分だよ。
へーピエロ仮面を変える気があるんだ…変更するとしたらどんな面にするの?
そりゃ、このブログ記事のタイトルなら服部君の仮面を選ぶでしょ?話の流れ的に?

ちなみに、こんな感じになるかもね
うわぁ…とりあえずオチもついたわね!私も早く20世紀少年を読むわ!




コメント