ちょっと一杯の罠

断酒
この記事は断酒中のアルコール依存症にとって『ちょっと一杯の罠』がいかに危険なのかを語った記事です。
引用画像・ジョジョの奇妙な冒険より引用。

この記事を要約すると。

①アルコール依存症にとっては『ちょっと一杯』という誘惑は非常に危険である。
②酒を一杯でも飲むとアルコール依存症の全盛期の時代に戻って行ってしまう。
③お酒を止めると決意したら『飲んで〇ぬか?飲まずに生きるか?』を選択した方が精神的に楽。

お酒ってさ。飲酒欲求がない時程飲んでしまう傾向があるよね?『もう大丈夫だろう』的なアル中独自の思考回路がさ。

ピエロスリップするの巻

うげぇ!スリップした!スリップして元のアルコール依存症の状態に逆戻りしてしまった…!!

あれほど断酒出来ていたのになんで飲んじゃったのよ?この馬鹿ピエロは?

年末年始の『ちょっと一杯くらい良いかな?』みたいな空気にやられたんだよ…あの時期と夏祭りの時期は常に酒の匂いがあたりに蔓延してるから酒を飲みたくなっちゃうんだよ。

だからと言って三ヶ月も我慢してたのに勿体ない…!

まぁでもさ。ちょっと一杯。一日くらいは大丈夫って気持ちはボクは分かるけどね。

ありがとうハッピー君。。でも、その『ちょっと一杯』が罠なんだよね…

今日は『何故、アルコール依存症がお酒を一杯飲むと駄目なのか?』を話すとするよ。

この記事で分かること

アルコール依存症にとって『ちょっと一杯』がいかに危険なのか?について。

断酒を決意したら決してお酒を口にしない覚悟が大切になってくるわね。

アルコール依存症にとってお酒をたまに飲むのが危険な理由

普段はお酒を飲まないがたまに付き合いで嗜む程度にお酒を飲む。

この考えがお酒に対する常人の考えだと思います。

お酒をあまり飲まない人にとってはたまにお酒を飲んで仮に飲みすぎてもアルコール依存症のようにはならないでしょう。

ましてや毎日、狂ったようにお酒を飲む習慣にいきなりなることはありません。

しかし、一度アルコール依存症の深みにハマった人間にとっては酒を一度飲むことは非常に危険な行為なのです。

お酒。ここではビール1缶(350)としましょう。そのビール缶一本飲むことでそれが呼び水となり元のアルコール依存症に戻ってしまう可能性が高いのです。

え?なんで?お酒を一滴も飲んでないなら。少し飲んでも大丈夫じゃないの?

人間の身体というのは状態を記憶するというものがあるからね。一度でも飲むと全盛期のお酒を飲んでいたアルコール依存症に立ち戻そうとする習性があるんだよ。

断っていた時間の分だけお酒を美味しく感じる可能性がある。

人間の身体というのは、自分に必要な物を美味しく感じる習性があります。

喉が渇いた時は水道水ですら美味しく感じるのは誰もが経験したことがあることでしょう。

お酒もそうなのです。お酒止めて。長期間飲まない状態にお酒を再飲酒するという行為は喉が渇ききった人に水を与えるのと同じ行為です。

必要以上に飲んでしまう。

元の状態に復元しようとしてしまう。

気が付いたら元のアルコール依存症に戻ってしまっていた。

このことからビール一缶程度のお酒を飲むことがアルコール依存症患者にとっては非常に危険なことなのかが分かって頂けたと思います。

ビール1缶がロング缶に変わり。ロング缶が日本酒に変わり。度数の強い酒を求めて。元のアルコール依存症に戻ってしまうのだよ。

『ちょっと一杯』って行いがいかに危険なのか…が分かるわね。

節酒の難しさ

上記の理由から節酒がいかに難しいのかも分かると思います。

節酒とは適量ならお酒を飲んでも大丈夫というアルコール依存症の治療法の一つなのですが。これは非常に難度が高いです。

そもそも多くの方がアルコール依存症の治療においての節酒の意味合いを勘違い人も多いのですが。節酒とはアルコール依存症患者が断酒をしてから起きる離脱症状の苦しみを和らげるための治療方法の一つなのです。

離脱症状というのはお酒を飲みすぎた人が酒断ちをする過程で体内にあったお酒を急に断ってしまった為身体がお酒を求めて様々な副作用のことを指します。お酒を長時間大量に飲んでいた人は比例して、とんでもない苦し思いをすることもあります。

ですから離脱症状の原因であるお酒を適量程度に身体に入れて苦しみを緩和する治療なのです。そして離脱症状が落ちついてきたら完全な酒断ちに治療をシフトするというのことなのです。

ですが、先ほどのも語りましたがアルコール依存症にとってお酒を適量で止めるのは至難です。

ほとんどの人が適量を守れずに失敗に終わっていくのです。

節酒は本当に難度が高いからね。というか節酒できてる人はアルコール依存症の人で見たことが無いね。

酒を止めると決心したら飲んでタヒぬか?飲まずに生きるか?を選択するしかないのかもね?

そ、そんなハードボイルドな世界なの断酒ってさ。

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離脱症状ってなに?
この記事はお酒を飲んでた人がお酒を辞めた時に起きる離脱症状について書いた記事です。離脱症状は個人差がありますので、症状が酷い時は必ずかかりつけの先生に相談して下さい。

離脱症状について書いた記事だね。酒を止める難関の一つだから。みんな予備知識として知っておこうね。

まとめ

①アルコール依存症にとっては『ちょっと一杯』という誘惑は非常に危険である。
②酒を一杯でも飲むとアルコール依存症の全盛期の時代に戻って行ってしまう。
③お酒を止めると決意したら『飲んで〇ぬか?飲まずに生きるか?』を選択した方が精神的に楽。

断酒するということは酒に溢れたこの世界で、どれほど大変なことか…。

まぁ誘惑が多いのは認めるわよ。どこでもお酒の広告を出すし、今ではどこでも24時間お酒を売ってるしね。

お酒を再飲酒すると飲んでなかった分を取り戻そうと一気に飲むから身体には当然悪影響だしね。

うわぁ。本当にとんでもないんだね。お酒って。飲まずに済むなら飲まないのが一番だね。

そうだね。でも、これはお酒だけに言えたことではないよ。依存性がある物は分け隔てなく起こる現象だからね。煙草も糖質もガチャもギャンブルも性欲とかもそうさ。

人間というのは地球の時間からすると進化が早すぎた責で脳味噌が原始時代で止まったままらしい。だから糖質とかを食べれる時に食べておこうという習性が無意識に働くんだね。

確かに原始時代とかだと。その時食べとかないと次いつ食べ物に在りつけるか分からないものね。

そういうこと。人間の文化や文明が早すぎて身体や精神が追い付いてないんだよ。

このような人類の進化についてはサピエンス全史という本が詳しいよ。リンク張っておくから興味があったら図書館で借りてみてね。

本の販売サイトを紹介しておいて『買って下さい』と言わないのが流石だわ。

このブログ。僕のアルコール依存症の治療の為に書いてるブログだからね。サーバー代金さえ稼げたら文句ないのさ。

サピエンス全史
created by Rinker

この本は本気で面白いから興味あったら読んで見てね。

おしまい

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