陰キャラはロックをやれ!
『陰キャラはロックをやろう!』
君はどう見ても陰キャラには見えないけどね。
ボクもロックをやってバンドを組んで輝かしい青春を謳歌するのだ!
君の場合はサーカスでしょ?ピエロがバンドをしても滑稽なだけだよ?僕等って笑われてなんぼでしょ?
学生の仲間を募って素敵な学生生活をエンジョイするのだ!
僕らの学生時代は遠い昔に終わったよ…
だー!なんですぐそうやってボクの言う事にネガティブな意見で反論するんだよ?ボクは『ぼっち・ざ・ろっく』を観てバンド活動をする女の子達に感動したのに?!
…あの手の作品ってさ。僕のような本当の灰色青春時代を過ごしたピエロには眩しすぎてキツイんだよ?
まぁ、でも、これでも物書き(ブロガー)の端くれ流行り物は抑えておくのさ。
というわけで今日は『ぼっち・ざ・ろっく!』を紹介しよう。
結局、観てるじゃんか?
ぼっち・ざ・ろっく!のあらすじ。
ピエロのエキサイト翻訳
主人公。ぼっちちゃんの独特の思考回路がオタク臭くて良いよね?
オタク臭いとか言うな…大変なんだぞ。あの手のタイプが人と関わるのは!
陰キャラ特有のバンド活動の難しさを上手く描いた作品
『ぼっち・ざ・ろっく!』は主人公のぼっちちゃんが得意のギターを武器に高校でのバンドデビューを目指す物語りです。
ぼっちちゃんは引っ込み思案で他人と関わるのが不得意で行動することに二の足を踏んでしまい自分の世界に入ってしまう。典型的な引きこもりです。
そんな、ぼっちちゃんがバンド活動をしようとするのですから敷居は非常に高いです。
まず、メンバー集めの時点で挫折してしまいます。
メンバーが集まってきても実力が発揮できなかったり。人前で演奏できなかったり。
様々な障害が、ぼっちちゃんの前に立ちふさがります。
最初にバンドを組む際も誰かに声をかけてもらえないと進展しない展開は陰キャラ特有の悩みと挫折ポイントを上手く表現出来てると思う。
そうなんだよね。陰キャラって自分で最初の一歩を踏み出すのが難題なんだよね?
誰でもそうだけど特に陰キャラは最初で躓くからね。最初の一歩が一番キツイ!
困難から逃げないことの大切さ
この物語は魅力的なキャラクターがいて様々なアプローチでぼっちちゃんに関わってきます。
ぼっちちゃんも陰キャラで人と関わるのが苦手ではあるものの悩みや問題には逃げずにトライしていきます。
個人的に一番、魅力的だと思ったのがここで。
主人公のぼっちちゃんが困難から逃げてない。ということです。
人と言うのは比較されて挫折して逃げたり、面倒くさいことから逃げる生き物です。
劇中の、ぼっちちゃんは問題からは逃げずに立ち向かっている点は素晴らしいと思いました。
歌詞を制作するのも逃げないし。金策ノルマを課せられても逃げてない。チケット販売営業も逃げない。これはスゴイことだよ!
ボク等のように逃げる人が多い人間がデフォルトな業界で働いてると特にそう思うよね!
そこ!言葉を選びたまえ!
結局、人間関係の大切さを描いた作品
この物語は一言でまとめると。
主人公の、ぼっちちゃんがバンドを通じて成長する物語です。
『バンドで大成するとか』『バンドで食べていく』とかではなくて。
引きこもりの主人公がバンドを通じて仲間に出会い。成長していく物語なのです。
物語はバンドの仲間と演奏をする為に問題が起きて、その問題を解決する為に、ぼっちちゃん達が行動する話が主軸です。
『何の為にバンドをするのか?』
という理由も実はブレてる様で一貫していて
『仲間と楽しくバンドをして青春を謳歌するぞ!』というものなのです。
この目標達成(ゴール)をあえて主人公を陰キャラにすることで壮大な目的にしているのがこの物語の最大の個性であり魅力なのだと思います。
このテーマを例えば陽キャラが行った場合、速攻で物語は終了してるんだよね。
陰キャラだからこそ『仲間と楽しくバンドをする』というテーマが面白く長く語れるわけだ。
そもそも本当の陰キャラはバンド出来ないもんね!
ぼっちちゃんの若さや可能性を感じるのが、大人としては痛くて眩しいぜ!
まとめ
音楽系エンタメ作品を描く上で混乱しやすいのが『バンドでプロになる』とかではなく『音楽を楽しく演奏することの難しさ』を描く点だよ。
バンド活動ってどうしても続けていくとお金とかプロとかに目線が行っちゃうもんね。
お金と創作活動は切っても切れないからね。
そこは非常にデリケートな点だからストーリー展開的に、ぼっちちゃんの設定が上手く生きてるんだと思うよ。『陰キャラが音楽を仲間と楽しくやりたい!』というテーマ性。
というわけで以上が『ぼっち・ざ・ろっく!』の紹介でした。
僕はバンドとかの青春活動を全くしなかった灰色の青春ピエロなんで。とにかく彼女達が眩しいです。
ピエロの青春はアルコールに汚染されてるもんね。
おしまい
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フリートーク
この手の作品てさ。時代の変わり目に必ず存在するよね。僕等の時代は『けいおん』だった。
音楽を聴く媒体もその時代によって変化するわよね。レコードだったりCDだったりMDだったり。
今はストリーミングで好きな音楽を聴く時代だよね。AI生成とかで音楽とかも作れちゃうみたいだし。
今後はAI音楽作家のサクセスストーリーとかも出ちゃうかもね。
時代の変化が速いから、気づいたら何それ?って感じの人は多そうよね?
どんな創作活動でも『人間』を描くことになるから、それだけは変わらなのかもね。
ピエロは音楽活動は苦手だったもんね?
音楽系は僕が音痴なのもあるけど、とにかく縁のない人生であった。
人には絶対関わらない分野というものが人生にはあるのかもしれないね。
スポーツをする人間がアニメ趣味に縁がないように。人の関わる物事は決まっているのかもね?
『ぼっち・ざ・ろっく』はそういう意味で音楽系アニメの転換期の作品であると言えるね。音楽の向き合い方という意味で。
けいおんとかと、やってることは似たようなものでもやっぱり名作よね?
みなさんも是非観て下さいね。
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