JKハルは異世界で娼婦になったを読んでみた。

漫画やゲーム
この記事は【JKハルは異世界で娼婦になった】の紹介記事です。ネガティブなタイトルですが男尊女卑の世界で頑張って生きるハルを読むと前向きになれます。センシティブなシーンはありますがそこまで露骨ではありませんので女性の方も安心して読むことができると思います。ただストーリー展開の上で必要な時がありますので、その点は注意して読んで下さい。
JKハルは異世界で娼婦になった
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ピエロ。男女女卑について考える。

これからの時代、日本は男女が同じ権利を持ち働いていかなければならない時代なんだと思う。

えーと。そのネタは荒れるから止めなさい。例え悪意がなくても言葉尻を捕まえて難癖をつけるのが世の中なのよ

あ、はい。そうですね。止めます。

おしまい。完。ここまで読んでくれてありがとう!

……

えーと。なんでそんなセンシティブな会話をしようと思ったの?

JKハルは異世界で娼婦になった。て漫画を読んでさ。影響されて男尊女卑の世界って嫌だよね。って思ったの。

あんた。そういうすぐ影響されるところはハッピーに似てるわよね。

今日は【JKハルは異世界で娼婦になった】について紹介していきたいと思います。

私は女の子キャラクターなのでその手の話はセクハラになるから少し遠慮というものを加えて頂きたいのですが?

異世界転生も考えものですよね。ボクもチート持たずには中世世界なんて行きたくはないわ。あ、小説版も好評だったので読んでみてね。

聞きなさいよ!

JKハルは異世界で娼婦になった(小説版)
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JKハルは異世界で娼婦になったの要約

ある日。同級生の男子とトラックに轢かれてしまった小山ハルは男尊女卑の異世界に中世に転生してしまう。この世界では徹底した女性蔑視で女子高生であるハルは生きていくことも難しい世界だった。やむなく体を売る仕事を定職にして生きていくことになる。と。ここまで書くとネガティブな話なのだが、主人公のハルは持ち前のボジティブな性格と環境に適応する能力の高さで前向きに生きていくのであった。

ピエロのエキサイティングの翻訳。

こんな設定の世界感だと。ボジティブじゃないと暗いストーリー一直線になっちゃうわよね。

JKハルは異世界で娼婦になった
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ちなみにアマゾン様だと試し読みもできるよ。

異世界転生のアンチ漫画

この漫画のテーマは男尊女卑の他に

チートスキル】という概念があります。

チートスキルとは一言で語れば。

神様から与えられた才能のことを言います。

このスキルを作中のキャラクターはそれぞれ保有していて

才能によって人生が決まってるというテーマがあるのです。

普通の異世界転生漫画だと現実世界で不慮のタヒを遂げて転生。

ファンタジーの世界でチートスキルや現代科学を使って楽しく生きていく。というのが異世界転生漫画の定石です。

しかしこの漫画はところどころに作者の異世界転生におけるアンチムーブが隠れていて中世の世界だからといって必ずしも幸せな世界感ではない。ということを演出していたり、異世界人だからと言っていきなり最強の能力を付与されているわけではありません。

これはひとえに作者の

異世界転生でファンタジーに飛んでも良いなんてあんまりないぜ!というアンチテーゼが含まれているからなのだと思います。

まぁ、それでも千葉のスキルは強いと思うけどね。

千葉って誰?

一緒に轢かれて異世界に飛んだ同級生。

普通、異世界に一緒に飛ばされた男の子とは良い感じに恋人とかになったりするものじゃないの?

うーん。彼の扱いとかも含めてアンチ異世界漫画なんだな。と思うよ。

産まれた場所で咲きなさい

この物語は現代社会でそれなりに楽しく生きていたハルの成長物語でもあります。

ハルは同級生の千葉と違って【チートスキル】がありません。

【チートスキル】のないハルがこの世界で生きていくのは並みならぬ覚悟が必要です。

当たり前ですが女性が虐げられて満足に外出することもはばかられる世界に女子高生が転生させれば不平不満が多く出てきます。

最初は「元の世界に帰して欲しい」と何度も回想シーンを踏まえて胸中で繰り返すのですが、そんな中で異世界で出会った人々や自分が就いた娼婦というスキルを生かして楽しく明るく生きていきます。

これはハルというキャラクターが元来から環境に適応する性格であることも大きく関係しているのですが

【人はチートなどに頼らずとも幸せになれる】

という。アンチ異世界転生なテーマが根付いているのだ。と思います。

え?チートスキルを貰ってないの?この子?

ネタバレになるからその質問はノーコメントで。

これは英雄の物語ではない。

この物語は最初から終わりまでブレることなくアンチ異世界転生をテーマにしています。

異世界転生物は多くのキャラクターが神様から与えられたチート能力を駆使して

凡人から成功者になり世界の脅威を解決するような偉人になるまでの道のりを書いたストーリーが王道です。

ですが、この物語は男尊女卑やモンスターと戦わなければならない諸悪の根源が何なのか?

という世界構造の核心には触れません。

ハルが嫌う男尊女卑の設定や

何故?お客の軍人や冒険者が

命を賭けてモンスターと戦うのか?

という疑問に関してはあえて隠して書かれています。

ハルにとっては【戦乱の世界などどうでも良い。同僚と楽しくお喋りして仕事を続ければそれで良い

と言う価値観が最後までブレずに描かれています。

これは「異世界から一般人を呼んでチートスキルを渡したところで世界なんか変えれるわけないだろ?」っていうアンチが入ってる。

キャラクターの成長に関しても徹底した異世界転生のアンチ漫画なのね。

成長という側面においてはチートスキルを得たとしても子供から大人にはなれないということ。むしろ足を引っ張ってしまう。チート設定は万能ではないことも示唆している。とも言える。

人は自分で得た知識や経験でしか成長できないし、大事にできないものだからね。

そんな賢者みたいなことを言われも。

まとめ

①JKハルは異世界転生物語のアンチテーゼな漫画。
②エ○のシーンはあるがそこまで多くはなく。物語の補完的な部分のみ表現している。
③普通の異世界転生の物語に飽きた人は読んみると刺激的な作品だと思います。

というわけで今日は異世界転生のアンチ漫画と言われる【JKハルは異世界で娼婦になった】を紹介したよ。

実際、こういう設定の世界には行きたくないわね。

異世界の世界は中世を舞台にしていることも多いからね。作者様は「そんな良いもんじゃないぜ。中世の世界感は」という読者に沸いた思いを形にしてくれたのかもね。

小説で販売されて漫画で連載中なんだけ?

小説は完結。漫画は連載中かな(そろそろ佳境だろうけど)

ともあれ、異世界転生はあんまりボジティブな側面ばかり秘めていないよ。これが中世の世界に飛ばされたリアル異世界転生だよ。と描いてる漫画なのであった。

【JKハルは異世界で娼婦になった】は異世界転生に飽きてきた人にとって目新しさがあって面白い話。数巻でまとまていて完成度も高い。(2023年4月。以下続巻)完結まで一気に読みたい人は小説での上下巻を読むのをお勧めします。
JKハルは異世界で娼婦になった
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JKハルは異世界で娼婦になった(小説版)
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※引用画像。【JKハルは異世界で娼婦になった】より画像を引用。

おしまい。

フリートーク

この漫画、実はシャワーのシーンの描写とかで小説版は炎上したことがある。

中世の世界にシャワーあったら確かに違和感があるわね。

ただ娼婦という職業上で必要な描写でもあるとは思ったよ。てかシャワーはそこまでメインテーマでもないしね。気になることでもないよ。

エンタメというのは頭角を現すとどんな表現でも出る杭は打たれる世界なのよね

誰もが閲覧。視聴できる媒体があるからね現代は。色々な人間が評論家になれる世界でもあるのだろうね。

誰しも評論をしてお金を稼げる時代というのは有難いけど怖い世界だよね。

ここまで読んでくれてありがとう

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