介護保険法設立の背景についての考察。

福祉
この記事は介護保険法の設立の背景についての考察を書いた記事です。裏付けを取ったものではないですが。2000年時代の歴史的背景的にかなり信憑性のある考えだと思います。

この記事を要約すると。

①介護保険法は介護産業を設立させる為に用意されたシステム。
②天下り職員が介護業界に参入した。
③誰もが『どうにかなるさ』と楽観していた。

福祉ってさ。その国の考え方がもろに浮き出てくる業界よね。

ハッピー君。介護保険制度に愚痴るの巻。

くたばれ!介護保険法!

急になに!?

ボクは知ってるんだぞ!介護保険法の責で介護士の給料が上がらない事実を!

介護保険法は国民の税金で賄うシステム。少子高齢化だから介護保険で賄う僕らの給料(介護報酬)は上がることはないんだ!つまりボク等は介護保険法がある限り給料がアップする可能性はないんだよ!

うん。まぁそうだね。今更だけどね。

だからボクは介護保険法に対して文句を言ってるんだよ!くたばれ介護保険法ってね?

あー。なるほど。でもハッピー君はなんで介護保険法が設立されたのか?知ってるのかい?

知ってるよ。高齢者が増えて介護を必要とする人が増えるからでしょ?その対応の為に設立されたのが介護保険法なんだよね?

うーん。表向きはそうなってるけど。今日は本当にそうなのかな?って話をしようか?

今日は【介護保険法設立の背景の考察】についての記事を書いてみるよ。

この記事で分かること。

介護保険法が制定されたのは本当に高齢者社会に対応する為なのか?

えー!介護保険法ってまだ暗い事実を残してるの?

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介護保険法は何故生まれたのか?

介護保険法が制定されたのはちょうど2000年。

グーグルネット様で検索すると以下のような文面の説明が表示されます。

「介護保険法」とは、要介護者に対して適切に保健医療サービス・福祉サービスを提供するため、 介護保険制度や介護サービス・介護保険施設に関する規制などを定めた法律 です。

2000年に介護保険法が施行されて以降、3年ごとに改正が行われています。

介護保険法に基づく介護保険制度は、40歳以上の全ての人を対象としています

以上が原文ママで、皆さんの知ってる介護保険法の設立要件だと思います。今回はこの法律が出来た時代背景などを考察して考えてみようと思うよ。

2000年とはどういう時代だったのか?

西暦2000年とは時代的にも節目な時代であり、Windows2000が発売されたり。2000年問題が発生したり。世紀末の終末占いが外れたこともあり今後は新時代に元気に向かおう。とみんなが躍起になってる時代でした。

しかし、そんな栄光で前向きな背景にも裏があります。

西暦2000年はバブル時代の崩壊が確定で決定してしまった為。失業者などを多く世の中に出してしまったのです。

西暦2000年。今から20年以上前か…。思えば僕も若かった…。

ボクのようなデジタルピエロは生まれてもない時代だね。

デジタルイラストと言えば黎明期と言えるね。

再雇用先の受け皿として新産業が必要になる。

バブル崩壊が決定的になった為にその失業者を受け入れる受け皿が必要です。

そこで白羽の矢が立ったのが介護ビジネスです。

介護産業はこれからは少子高齢化を迎える為に。今後は高齢化社会が問題化するからという理由で非常に期待されたビジネスです。

『しかも給料を支払うのは税金であるのだから。実質公務員ではないか?』

このような時代背景から

会社からオーバフローした社員も意気揚々とし介護産業に再就職したと言われています。

要はバブル崩壊で失業した社員の天下り先として介護産業を設立。介護保険法はその為に制定されたということだね。

ちなみに西暦2000年では介護産業は親方日の丸ということで介護施設の求人倍率が100倍と言われていたこともあったらしいよ。

そんな馬鹿な~!(笑)

介護保険法の誤算

介護保険法は税金で賄われているので税金を納める人がいなければどうしようもありません。

少子高齢化が叫ばれている日本では介護の産業はどうしようもなく。今のままでは確実に衰退していくのは確定でしょう。

というか現段階の状況を見るに絶好調で衰退中であると思われます。

しかし今日では当たり前の事実も当時は『なんとかなるさ!』くらいの感覚で受け止めていました。

それは当時の政治を動かす人達がバブル期の恩恵を忘れられなかったことと、経済大国日本というブランドに調子に乗り過ぎたことが挙げられると言われています。

当時は介護産業はバブル期の大手企業の天下り先という噂が広がり、多くの勘違いした畑違いの人達が介護業界に参入してきたと言われています。

大手企業の営業マン。有名製造業の営業マン。銀行関係者。保険会社。金融機関。官僚関係など。新卒には幹部候補生として東大卒の人間までいたと言われています。

まぁ僕が入社した時点で都市伝説扱いだったけどね。この手の噂は。

介護に一流の人財が来るわけないもんね~。

まとめ

①介護保険法の制定はバブル崩壊の失業者を再雇用する受け皿として介護産業を作る為に用意された。天下りの為のシステム。
②介護産業には当時2000年くらいは多くの職員が介護業界に参入した。一流企業の役員や新卒で東大卒もいたとか。
③現在の斜陽的な状況は。誰もがバブル期の栄光と経済大国のブランドを過信して『どうにかなるさ』と楽観していた為に起こりうるべくして起こったと言われている。

というわけで今日は【介護保険法の背景】について書いてみたよ。

でもさ。どうして今の状態になるまで介護業界の介護保険法を放置していたんだろ?

うーん。『未来は未確定』という言葉に踊らされちゃった感はあるよね。

未来は分からないというやつだね。だから今を頑張って生きるという考えだよね?

うん。そう。とてもいい考えなんだけどさ。見えない未来の情報にもさ。予想しやすい情報や確定必至の未来はあるわけだよ

例えば人口の変動とかは過去のデータ見る限り戦争と大移動と疫病がない限り起こりにくいのは事実なわけだよ。100年規模で推測するのが難しくても高齢化社会が本格化する2025年問題までの25年間くらいは予想できたし、するべきだったよね。という話だよ。

なるほど!真剣味が足らなかったということだね。ピエロのアルコール依存症に対する姿勢と同じだね?

酒に溺れた怠惰な青春時代が忘れられなくて何度もスリップしている事実を言ってるのか?この野郎!?

とまれ過去の栄光や快楽。未来に対する楽観姿勢のツケこそが今の福祉の現状なのかもね。という話です。

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2025年問題について書いた記事だよ。この問題を回避する為。あるいは準備の為に西暦2000年からの福祉の下積みはあったんだけどね。

どうしてこうなっちゃたんだろうね?

おしまい

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