この記事を要約するとね。
①レクレーションの対象者は要介護者であることが多い。
②世間一般のレクとは(遊び)は認知機能、身体能力が低下してない人向けの為に作られていることが多い。
③旅行など全員が楽しめるレク活動はリスクが高く現場の人手不足から鑑みても現実的ではない。
ということが書かれているわね。
一番レク(遊び)などに飢えているのは多忙な介護士なのかもしれないけどね。
ハッピー君。レクレーション活動の幼稚さを感じる。の巻。
さぁ。今日もレク活動(レクレーションの略)の準備でもするか。
…あのさ。前から思ってたんだけどさ。なんで介護施設ではさ。あんな下らない遊びしかやらないの?
風船バレーやおはじき、塗り絵なんて。全然、娯楽性がないじゃん?ボクから見ても下らない遊びだよ?
TVゲームをやれとは言わないけど。麻雀とかポーカとかを実践した方が良いんじゃない?
君が真面目に介護のシステムに突っ込みを入れるの珍しいね。
答えは介護のレクレーションは基本的に要介護者の利用者を対象に作られているからだよ。
今日は【レクレーション活動は何故、あんなに下らないのか?】について語ろうか。
この記事で分かること
介護施設を利用するのは問題がある人ばかり。
介護施設を利用する人達は基本的になにかしら問題のある人達ばかりです。
この『問題』の定義は一括りで語れませんが、代表的な問題に『身体的能力の低下』というものがあります。
介護業界では『身体能力』は『ADL』という言葉で認知されています。この言葉介護にあまり関わり合いのない人でも聞いたことが多い言葉なのではないでしょうか。
事実。このADLの低下が施設に入所する初めてのきっかけになることが多いのです。
施設入所の一番多い理由は日常生活をできなくなったからなんだよ。
寝たきり寸前の人も多い。ということだね。
認知機能も身体的能力も低下している人には知的な遊びは困難。
身体的な能力低下の他に認知能力の低下も含まれてきます。
朝食になにを食べたかも分からなくなってる人に知的な遊びは難しいです。
身体が動かない人にスポーツのような身体を動かす遊びは困難です。
遊びというのは勝ち負けがあり
競争があるから楽しいのであって。
ADLの能力や認知の能力に開きがあれば勝負にもならないので娯楽として成立しないのです。
認知バリバリで徘徊している方に麻雀が出来ると思うかい?
絶対無理!麻雀の牌を食べてしまいそう…
平等な遊び
競争が出来なければレク活動の内容は個人で完結できるもの、比較的、誰でもできる陳腐な遊びになります。
おはじきやお手玉、折り紙等、単純な遊びになってしまう傾向が強いのです。
レク活動を施設ではなく旅行やドライブなど外出的なものにすれば良いと思う人もいるかもしれませんが。
人手不足に喘いでる今の介護業界の状況では利用者を安全に管理できないし労力的にも現実的ではない可能性が高いのです。
旅行はお金かかるし。職員も夜勤明けや公休で駆り出されるからことも多いからモチベーションが低いんだよ。
施設の外に出れば『現実』が待ってるか事故の危険性も多いもんね。
まとめ
高齢になっても楽しめるレク活動が増えれば良いとは思っているよ。歳を重ねての娯楽については他人事じゃないからね。
最近では65歳過ぎて仕事一筋だった人が途方にくれているのは、良く見るし聞くよね。
うん。ネット世代でない世代にいきなり「人生100年時代。35年間は余生です」とか言われても困るよね。
まぁ、それだけ日本が平和なんだろうけどね。動けなくなったら自然界では即『死』だからね。
平和ボケしてるってことかな?
「昔に比べて一日一日を大事に生きることが難しくなってきているのではないか?」とは言われているね。
だからスティーブジョブスの「今日1日の区切りで生きなさい」という言葉が響くんだろうね。
おしまい
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フリートーク
コロナ禍が収まってきて、これから外出レク活動も再開されていくんだろうね。
外出レクと言えば季節ごとのイベントも復刻するんでしょうね。
花見。夏祭り。ハロウィン。クリスマス。正月。忌々しいサービス残業の思い出達。
コロナ禍や働き方改革を得た今。これらのイベントにどう影響与えていくのかが問題よね。
僕は正直、経営者の自己満足系お祭りイベント類は全部撤回して欲しいよ。前も記事で述べたけど、あれは主催者の自己満足の要素が多いからね。
本当の意味で高齢者が楽しめる遊びが実践できる施設になるといいわね。
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