この記事を要約すると。
①利用者さんの選別は基本的に【運頼み】。
②ケアマネジャーや家族は基本的に情報を隠す。
③厄介な利用者の来館は防げない。
ガチャって表現って【運要素】を表す時、全般に使えて便利よね。
ハッピー君。入居者の選別はガチャと知るの巻。
うわぁ。なんでこんな変な利用者を受け入れることをOKしたんだよ?ケアマネや相談員は目が腐ってるのか?
…まともな利用者かを簡単に選別できるなら世の中虐待なんて起こってないんじゃないかな?
今日は利用者の選別は運に作用されるという話をするよ。施設を利用する人間の選別は君が好きなソシャゲにおけるガチャと同じさ。
が、ガチャ…!?介護施設の利用者にはそんな面白みは皆無なんだけど。
この記事で分かる事。

ちなみにレアリティが高ければ高い程、質の悪い手に負えない利用者という意味だからね。
普通のソシャゲと真逆じゃんか…それ…?
介護施設は来館する利用者さんを選べない。

介護施設において施設側が利用するお客さんを選ぶことは難しいと言えます。
何故なら、よほどの悪名が高い利用者さんでない限り施設側は受け入れを拒否することは出来ないからです。
現在。介護施設の多くが営利団体である限り経営陣からは『とりあえずどのような利用者さんでも受け入れろ』とお達しがきているはずです。
ゆえに介護施設ではどんな利用者さんでも受け入れなければいけない状況にあるのです。
悲しいけど介護産業って民間企業なのよね。
特に介護保険法が設定された西暦2000年からが、それにあたるわね。
ケアマネジャーや家族は情報を隠す

施設に利用者を斡旋する家族やケアマネジャーは基本的に入所に不利な情報を隠します。
隠すことで罪に問われるような情報こそ担当者会議で入手できますが、それがなければ当たり障りのない情報しか最初は話さないことは当然と言えます。
ケアマネジャーも家族に施設入所を斡旋して契約を決めることで給金を貰っているのですから、馬鹿正直に施設入所に不利な情報は教えてくれません。
そのような状況では受け入れる側も利用者選別は運頼みということになるのです。
その上、質の悪い利用者の情報を見つけて嘘を看破しても上記の【受け入れ拒否不可』の事例から結局のところ入居をケアマネジャーからごり押しされるケースも多々あるのです。
つまり。経営者からは『受け入れを拒否するな』と言われてケアマネや家族も嘘つきだからどんな利用者が来館するかは運頼みということ?
1時間程度の担当者会議などで利用者の虚偽を看破できる相談員達はどれくらいいるだろうか?
大事なのはどんな利用者が来館しても大丈夫な準備を整えること。

職員は基本的に入居に関わる利用者を選ぶことは不可能ということがこれで分かったと思います。
では職員はどのような準備をすればいいのでしょうか?
まず担当者会議などに赴く相談員さんは出来うる限りキーパーソンや利用者さんADLの情報をかき集めることです。問題が起きた時にどうするか?を対応する方法を常に用意しておく癖を付けることをお勧めします。
次に施設で働いてる一般の職員さんは。
『どんな利用者さんが来ても介護をするしかない!』という覚悟を決めて下さい。
冷たいようですが介護でお金を貰っている以上、どんな利用者さんでも最初は受け入れるしかないのです。
そしてこれは根性論でもなく経験談なのですが。問題のある利用者さんを見事に対応した時は人として介護士としてレベルが上がります。だから最初から諦めずに頑張って一度は介護してみて下さい。
人は天災の発生を防ぐことは出来ない。だからそれに対応する順応力で真価が決まるんだよ。
介護施設を利用する人間が災害扱いになってる。
少子高齢化なんて一種の災害みたいなもんでしょ?

キーパーソンはお金の回収の時にも役に立つから絶対に確保しておくんだよ。
まとめ

というわけで今日は【入居する利用者は基本ガチャ】であるということを説明したよ。
全然。楽しそうな感じがしないんですけど?
まぁ。あくまでガチャという表現をつかってるだけで面白い話ではないからね。
それに、どんな人が来ても介護するのがお金を貰ってるなら当たり前というのは分かる気がするよ。
ううう。どんなモンスター利用者が来ても成すすべなく蹂躙されるしかないのか…ボクは。
ブログ上記でも話したけど厄介な利用者さんを相手にするのは介護士としては良い経験値になるからね。やるだけやってごらんよ?
あのー思ったけど。介護士としてレベルが上がって良いことはあるのでしょうか?
うんとね。良いように使われるようになる。或いは人間的に捻くれるかな?
全然。頑張る理由にならん!
おしまい
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