キーパーソン

福祉
この記事は介護業務において【家族】や【ケアマネ】の重要性について書いた記事です。

ハッピー君。緊急搬送で何時間も病院で待機させられる。の巻。

あのさ。この前、緊急搬送した時に病院で何時間も待たされたんだけど?

家族やケアマネはどうしたんだい?

ケアマネは深夜だから連絡を取れるまでに何時間もかかったんだよ。

家族は仕事で忙しいから病院に来れないってさ。ありえなくない?お前の親じゃんって感じじゃない?

ああ…それはご愁傷様だね。

ケアマネや家族で外れを引くと酷い目に合うよね。今日は【介護をする上でのキーパーソンの存在について】語ろうかな。

この記事で解ること

介護業務において利用者の家族やケアマネージャーが重要な理由について。

問題があるから施設を利用するのだ。

介護施設を利用する人達は総じて日常生活に対して問題があるから介護施設を利用します。

日常生活を送れない理由はADLの低下だったり、家族間のトラブルだったり、金銭的な理由だったり、色々です。

日常生活が送れないから施設に入る。でも、しかし、それで問題は解決するわけではないのです。

施設に入れば生きていく上での最低限の保障はされますが

お金の管理。病院などの手続き。家族間での引継ぎ。

いざと言う時の対応は自分で意思決定できないことも多い為、サポートする人間が必要になってきます。

それがキーパーソンとなる家族とケアマネージャーです。

このブログではあまり語らないけどケアマネージャーは給付管理という介護業務ではなくてはならない仕事をしているんだよ。

個人の介護保険の管理をしている人と言えば解りやすいかしら。

ケアマネは書類は複雑だし家族や施設の板挟みになるから完璧な罠資格になってるよね。現在。

キーパーソンが機能しないと施設側が地獄をみる。

キーパーソンとは大雑把に言えばケアマネや緊急時に連絡を受ける家族のことです。

もし、仮に家族やケアマネ―ジャーがまともに機能しない場合、どうなるのか?

利用者が病院に搬送されても保険証の提示が出来ないので10割負担になったり。

利用者の容体が安定するまで病院に何時間も随伴したスタッフが常に付き添うことになります。

他にも家族の署名が必須となる手術なども出来なくなるので、命も危険にさらされる可能性が高いのです。

病院に緊急搬送されるだけでも、このような事態が予想されます。

そんな場合は病院代を10割負担で付き添ったスタッフが払うことも多いんだよ。

ふ、ふざけんな!

親の緊急事態にも無頓着な家族だから、お金を後日回収するだけでも一苦労さ…

しかも保険証の不在で10割で払ってた場合、説明が面倒なのよね。

利用者の世界は施設の中で解決するわけではない!

介護施設というのは刑務所をベースに考えられた建物だと一説には言われていますが、当然、刑務所ではありません。

施設に住む利用者には当然、最低限に文化的に過ごす権利があります。

ですが、施設の外の出来事に関わる為にはキーパーソンへの連絡や関わりが必須条件です。

買い物で日常用品を買うのも家族などの了承が要りますし。ADLが落ちてきたので車椅子を借りるのもケアマネとの連携が必要です。

え?なんで?

日用品を買うのはお金が発生してるでしょ?

車椅子の借用も介護保険を使用するから、ケアマネや家族。それぞれに連絡が必要なのよ。

め、面倒くさ!!

それでも、高齢者を支え守る為には必要な処置なんだよ。

心ないキーパーソンだとどうなる?

心無いキーパーソンだと今のような要望もなかなか流暢に進みません。

腰の重い家族やケアマネ―ジャーだと施設にいる利用者は憤慨して不穏になり、結果、帰宅願望や自傷行為。食欲不振などになり施設で介護する介護士が地獄をみることになるのです。

もちろん、利用者が我が儘なだけの場合もありますし、施設側が怠惰な場合もあります。

だだ、いかにキーパーソンである家族、ケアマネがいかに重要かというのはこれで分かってもらえたと思います。

介護士として働いてるだけだとケアマネや家族の重要度はあまり理解できないかもしれない。

この記事で言いたいことは誰か一つかけても十分な介護はできない。ということだよ。

ここで言う【十分な介護】の定義は【利用者の文化的な生活を保障する】という意味ね。

施設の外の出来事はキーパーソンが握ってる。ということなんだね。

まとめ

①介護施設におけるキーパーソンとは【ケアマネージャーや利用者の緊急事態を引き受ける家族】のこと。
②キーパーソンが心無い人間だと。施設側や利用者が不利益や不快な目に合う可能性が高い。
③ケアマネージャー、家族、施設は利用者のケアに無くてはならない存在。どれか一つ欠けても利用者に対して十分なケアはできない。ということ。

キーパーソン】が大事なのはこれで理解できたと思う。

家族やケアマネって大事なんだね。でもさ?どうやったら施設側は良い家族やケアマネを選別できるの?

え?そりゃ運だよ?

介護業務って所詮はサービス業だからね。良い家族、良いケアマネに出会える可能性は運だよ。施設利用の依頼が来たら基本、断れないだろ?

そ、それって悪いキーパーソンに当たったらどうしようもない。ってことじゃん?

だから、最初に担当者会議とかで取り決めをしておくんだよ。これを念入りにすることで被害を少なくするのが管理者、相談員達の腕の見せどころさ。

情報を多く仕入れておくことも大事なんだよ。家族が頼りないと思ったらキーパーソンを複数確保することも必要になる。

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ケアマネや家族を見定める為のポイントは上の記事に書いてるよ。

あのさ。管理者やケアマネや相談員の悪口を言うのは、あの人達が施設の状況に強く影響しているからなんだね?

まぁ、利用者が介護士の手に余る場合はキーパーソンに責任を押し付ける風潮はあるよね?

だから、ケアマネや介護士は、お互いに仲が悪いんだけどね。「あいつら文句ばかり言って仕事をしない!」と内心思ってるのさ。

介護業界は看護、経営、介護士で色々な派閥があるものね。一枚岩になりにくいのもこの業界の悪いところよね。

機会があったら、派閥について書いてみるよ。

というわけで今日は【介護施設におけるキーパーソン】について書いてみたよ。

やっぱり人生の巡り会わせもソシャゲと同じでガチャなのかな?

「命を運んでくると書いて運命」と誰かが言ってた気がする。

それは危ない殺〇鬼のセリフでしょ?

おしまい

フリートーク

介護職というのは結局のところサービス業でお客を選べないんだよね。

それは全てのサラ―リーマンに言えることでしょ?

そうそう。でもサービス業はその選別できないことが顕著だから、奴隷職なんてスラングが流行ったりする。

職業に貴賤はないんだ。その考えは間違ってるよ。

綺麗ごとを言えばそうだね。でもね。そろそろ民衆は気づき始めてるのさ。サラリーマンは奴隷だとね。

だから、なんとか脱出しようと起業やFIREが流行ってるのよね?

でも上手くいった人たちは、また働き始めたり、不幸になったりするんだから世の中って面白いよね。

幸福になりたくて起こした行動が逆に不幸への入り口になったりするんだから。

人生の大切な分岐点って常識とは逆が正解なことが多いのは、この世を作った何者かの意思を感じるわよね。

うう…哲学かよ…ボクは訳わかんなくなっちゃうよ…

人間は置かれた立場で頑張るしかないってことさ。

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