ハッピー。はじめて担当者会議に行くの巻。
上司にいきなり「面倒臭いんで。お前。坦会に行って来い」って言われたんだけど…坦会ってなに?
担当者会議。利用者さんのケア内容を決めたり。施設入所の手続きを説明する会議のことだよ。
主にここで契約や同意書をもらったり。初めて利用者に会ってADL(身体状況等)の情報を共有するんだ。
へぇ。じゃ、大事な会議なんだね。
……うん(最初はね)
まぁ、じゃ、今日はハッピーが担当者会議初心者だから。みんなよりも有能になれる担当者会議の聞き方やメモの取り方を伝授しちゃおう!
この記事を読むとこんなことがわかるよ。
この記事で学べること。
自己紹介
みなさん。こんにちはピエロです。
本日は担当者会議についての要点。出来る介護士の心構えを書いていきたいと思います。
本題に入る前に自己紹介だけさせて下さい。
私はピエロと言います。
介護業界で10年以上働いた経験があり。
管理者経験もある。いわゆるベテラン介護士です。
資格は介護福祉士を持ち。
現在。介護施設で管理者をしております。
このブログでは、主に新人介護士さんが3年以上その施設で働き続けられる立ち回り方や介護の心構えを分かりやすくユーモアに語っていきたいと思います。
宜しくお願いします。
担当者会議とはなにか?
担当者会議とは一人の利用者に対して
今後のケア(援助)内容を決める話し合いの場と
思ってもらうと分かりやすいと思います。
利用者の自宅で話し合いの場が設けられることも多く。
その場所にケアマネージャー。各事業所の人間が集まります。
このご時世に集団で一つ屋根の下に集まるんだから。かなり冒険だよね。
密は避けろとか言っておいて。国から給料もらう組織が。密を防ぐ場所を用意できないんだもんね(笑)
担当者会議で話す内容としては。
ケアマネ―ジャーが司会をして。
利用者の状況。
援助目標。
各事業所の説明。
質疑応答に移ります。
その後。各事業所がサインをもらい。
細かなサービス開始の取り決めを家族と決めて。
解散という流れです。
時間としては1時間前後です。(早いとこだと30分で終わる)
要は利用者の今後の方針を説明して契約書類にサインを押してもらう為の場なんだよ。
担当者会議で気をつけるべき要点。
利用者の今後の人生を左右する大事な会議だ。頑張って聞かなきゃいけないね。
(……若い!!)そうだね。でも、そこまで気を張って会議に参加する必要はないんだよ。要は自分の事業所に関わりあう箇所のみ答えたり聞いたりすればいいんだ。
担当者会議には多くの事業所が参加してます。
居宅。ディサービス。ショートスティ。ヘルパーサービス等。多くの事業が参加しています。
その中で全ての情報を聞いてメモを取っていたらキリがありません。※ケアマネージャー等は除く。
自分の事業所と関係のある情報に注力してメモ等を取りましょう。
新人さんは本当に真面目で全ての内容をメモを取る人がいるんだ…国会の議事録じゃないからね。要点だけメモを取ろうね。
注意点として大事なこと2つ目は家族を観察することです。
なるほど。家族が虐待とかしてないか?と観察しろ。ってことだね。
違う。視るべきとこはそこじゃない。家族とパイプを取れそうかを観察するんだ。
家族というのは、利用者に一番近くにいる介護者です。
彼等が一番情報を持っています。
逆に言えば家族が一番。疲れているんです。
家族を観察して、共感して情報を得て下さい。
介護の書類の中に【キーパーソン】という言葉があります。
この言葉は人の解釈にもよりますが
介護において家族の役割とは。
「なにかあったら対応しなければならない人」という。
ある種の連帯責任者みたいなものなのです。
介護という高齢で肉体的弱者と関わるサービスである以上。
家族との関わりは事業所にとって施設を利用する本人以上にあるとも言えるのです。
あ。ここで思ったろ?施設で働く木っ端職員には関係ないって?
実際。そうじゃないの?
実際。そうだよ。担当者会議に行くのはリーダーから主任クラスだからね。平社員は利用者家族のことなんか知ったことじゃない。って思ってるさ。
でも。この家族間に密にパイプを持つことが。役に立つ。長期利用者を預かる時。夜勤などで利用者が受診を必要とする時に。どんな家族かを把握しているか。家族と信頼関係を気づけているかで対応の仕方が変わってくる。
ぶっつちゃけ。酷い性格の家族になると。
施設をホテルと勘違いしているので病院受診から緊急の対応まで事業所に任せる輩がいます。
そのような事態を抑える為にも。
担当者会議でどのような家族かを視ておく必要があるのです。
心無い家族が利用者を施設に預けて。
管理者や相談員などが。家族間のパイプ構成に失敗していると。
有事の際に。
施設職員を無駄に公休出勤させたり。
担当者会議出席者が責任を取らされてして重責を負わされる可能性もあるのです。
利用者が危篤の状態で家族と連絡が取れず夜勤明けの職員がそのまま病院付き添い。退勤は家族から連絡の取れた出勤から48時間後でしたとかね
夜間に呼び出しを食らって夜通し病院待機。後日。そのまま施設勤務とかあるのか!?労基とは一体?!
ワガママ言うんじゃありません!人の命には代えられません!!そんなことを言うピエロは立派な介護士になれませんよ!!
とまれ。家族とのパイプの大切さは分かってもらえたと思います。
では、次に、どのような情報を積極的に取るべきか?を書いていきましょう。
どのような情報が重要か?
次に積極的に取るべき情報を紹介していくよ。
積極的に取るべき情報
他にもまだ、状況によってありますが。
大体これだけ抑えておけば問題ないでしょう。
そして、逆に言えば、これ以上の情報はスタッフの
混乱を招くおそれがあります。
要は、利用者。家族。受け入れる職員。の目線になって情報を集めることが大事なのです。
坦会に慣れてない時は。施設目線で情報を重点的に集めるといいよ。介助するのは結局。僕等だからね。
必要なことに集中するってことだね。
ピエロのまとめ。
まとめ
なるほど。でも、今回の内容は割と介護のシステムでは真面目なことを書いてない?上司も、めんど臭いとか言いつつ実は新人のボクを鍛えるために担当者会議に参加させてくれたのでは?
初回はね。2回目以降はプランの更新とかだけになり。作成した文章を読む為だけの集まりになる。利用者になにかあれば協議する場になるけど。そうそうあるもんじゃない。(あってはいけない)
しかも。井戸端会議みたいになっちゃう側面もあるから。忙しい管理者は。この時間に少しでも自分の仕事に手を回したいんだ。
1回目以降は形骸化しちゃうってことか。なにもなければ集まらなくても良くない?ってことね
そういうこと。しかも坦会は数か月に更新しなければいけないからね。無駄じゃないか?て思ちゃうのさ。
介護業界は昭和の封建社会みたいな風潮があるから。「集まることに意義がある!」とか言いそうだもんね。
今は令和だっつうの!!※2021年8月20日現在。
お年寄りばかり相手で、時が止まっちゃってるんだね。きっと。
おしまい。
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