ハッピー君。読者ピエロを煽る
ハッピー君。悪いんだけどさ。君の文章だけどさ。酷過ぎるんで書き直してくれない。
はぁ。今時、レポートを手書きで提出する奴なんていないよ!
いや。だから文章として読める範囲で良いから書いてほしいんだけど。ほら本とか読んで文章力を鍛えると良いと思うよ
あははは!ピエロ!読書なんて今時、オワコンの教育をするなんて本当に時代遅れのピエロだな~!
チャットGPTや動画。もはや読書なんてする人間はオワコン扱いだよ!
え?でも僕等時代は本を読まないと馬鹿になるとか言われてたよ。
ほれ!
え?なに?これ新書?『本が読めなくなった人たち』ってタイトルだね?これ?今、流行りの倍速とかを批判する本なんじゃないの?
ふふん!それが空けてびっくり玉手箱。この本は読書はオワコンを告げる素晴らしい本なのだ!!
え?そうなの?じゃ読んでみるね。
著者と発売日の情報。


正直、今年最高の衝撃を与えた本だね。AI革命による時代の移り変わりを感じた本だよ。
基本情報・書店の減少率
日本の書店数の推移(2015~2024年度)
| 年度 | 書店数 | 前年比の減少数 | 年間減少率 |
|---|---|---|---|
| 2015 | 14,468店 | 190店 | 1.3% |
| 2016 | 14,098店 | 370店 | 2.6% |
| 2017 | 13,576店 | 522店 | 3.7% |
| 2018 | 13,085店 | 491店 | 3.6% |
| 2019 | 12,653店 | 432店 | 3.3% |
| 2020 | 12,343店 | 310店 | 2.5% |
| 2021 | 11,952店 | 391店 | 3.2% |
| 2022 | 11,495店 | 457店 | 3.8% |
| 2023 | 10,918店 | 577店 | 5.0% |
| 2024 | 10,417店 | 501店 | 4.6% |
前提知識として書店の減少率を見てみよう。数字で見ると分かりくいかもしれないけど、これは十年で三割程度閉店したというデーターなんだよ
うひゃ!!十年で4000点以上減少してるね。
コロナ禍などの要因もあるけど、かなりの数の書店が減少しているね。
読書家にとっては現実を突きつけられるキツイ内容。

最初に申し上げますとこの本書のタイトルは『釣り』です。
読書家でこの本を読もうと思って書店で購入した人の多くの人は
「最近の若者は本を読まなくて情けない」
「本読んでる自分すげぇ!」
というそんな下心をもって読もうとしようとしているのではないでしょうか?
ところはどっこい。
本書の内容は
今後は読書という趣味は知識を得る高尚な趣味ではなくなり、凡俗の趣味に成り下がる可能性が高いことを現実的に突きつけた本のです。
ビジネス動画やチャットGPTの有能さのおかげで
今後、読書というカテゴリーは
陰キャラの懐古趣味になりえると示唆しているのです。
つまり読書はインテリ趣味ではなくなる。ということを突きつける本なのです。
……なんじゃそりゃ…!?僕の愛する本が時代遅れの知識収集ツールになり果てると言うのか?
ほらほら!チャッピーに翻訳させてみようか?ピエロはさ。チャッピーなら一分で精度の高い文章の出来上がりだよ!!
有名な著書の文章を要約させてさ。大切なことだけを暗記すれば、時短で最高率で質の高い知識をゲットできるんだ!!本なんて誰も読まないね!本を読む必要ないもんね!!
うぎぎぎぎ……!!
『読書家』VS『AI』

本書の中には面白い実験があります。
ある有名作家の著書を読んでもらい、感想文を自称読書家と月一冊程度も本を読まない女の子とで感想文を書かせてどちらが分かりやすく要点を押さているか?を競うという実験です。
読書家の方は頭を捻り時間をかけて感想文を書き
もう一方はAIにタイトルだけを写真で添付してその情報だけで感想を書いてもらう。というやりかたです。
結論はAIの方が非常に分かりやすく、簡潔に短時間で感想文を仕上げていたという結果になりました。
むしろ読書家の方が蛇足で無駄が多いと指摘までされる結果になったのです。
もはや、人間が読書感想文を書くのは時間の無駄なのではないか?という実験でした。
それでさ。この女子高生に本とかにワクワク感とか求めないの?と著者が聴いたらさ。
『別に読書以外にもワクワクすることは今の世の中には溢れているし。本に限る必要はないんじゃないんですか?』
って言ってたらしいよ(笑)
で、でもさ。読書特有の体験というかさ。そんなのがあるんじゃないかな?かな?
『本を読むのは数時間かかるじゃないですか?動画やアニメ、映画だとその時間の半分以下で分かりやすく楽しめますよ!読書はコスパが悪くないですか?アニメが面白かったら原作を読むかもですね』
って言ってたよ(笑)
……
読書をすれば知識が高まるという人類史にとって一種のブームだったのかもしれない

本書の内容は今後、AIや動画が社会に浸透して本というジャンルがますますデッドメディアになるだろうと言われています。
この原因は動画やAIが有能という以外にも
実は人類にとって『本を読むのが苦行だったからではないか?』という考えがあるのです。
読書をするというのは書いてある内容を読み解き理解しなくてはなりません。理解する為にはそれなりに頭を使いますし、検証作業なども必要でカロリーというのを使う作業です。つまり、あまり効率の良くない行為といえるのです。
しかし、動画やAIが登場するまでは本しか知識を得られるものが無い為、
人類は仕方なく本を読んでいただけ。
という考えもAIなどが大頭してきた現在は、振り返れば頷けるのです。
これは野菜は美味しくないけど健康に良いから食べる。という図式に例えると分かりやすいかもしれません。
これからは本を読むという読書行為自体が特別な勉強ではなく物好きな『趣味』なる時代がきたのではないでしょうか?
そしてなにより、読書=頭が良いという現代の固定概念がこれから破壊されるだろうと書かれていました。
知識はAIに聴けば良いだけ。本の知識は著者の感想文。自身の経験などは客観的事実の前では邪魔だ。
という時代になってきているのだそうです。
本を読めば…賢くなれるって…言われたんだ…僕は……国語のテストだけは偏差値が高かったんだ…!!僕は…ボクは……。
これからは全部AI様がやってくれるね!イラストもAIに描かせて、考えるのもAIだ。経験なんて、思い出しかならないね。チラシの裏に書いてろよ。
本を読めばいつか僕も『マスタースパーク』が使えるって。読書を続けていけば、動かない大図書館の魔女に会えるって妄想してたんだ…。妄想しているだけの自分になりたくない一心で本を読んできたというのに……!!
ピエロってパチュリー推しだったんだね。でもあのキャラ使い難いよね?しかも動きが遅いよね。『本』以上に重たいもん持ったことないから運動不足なんじゃないの?
俺の師匠の悪口言うな。動けなくして23区の路地裏の夜に放り込むぞ…!!
…涙がでそうだよ…ごめんなさい。
まとめ

しかし、時代の流れというものは世知辛いものだよね。
ちなみに小学生に聴いた。世の中の娯楽ランキングはが1位『動画』2位『アニメ』3位『映画or漫画』4位『絵本』ゴミ『読書』だそうだよ!!
ゴミてなんやねん?ゴミって?ふざけんなよ!!もっと言葉に気をつけろよ!!この糞餓鬼ども!!
そういう結果が出てるんだから仕方がないじゃん!!客観的事実じゃん!!
でも、ここまで本の威光が失墜するとなんか読書家やってた自分も否定されてる気になっちゃうわ。
明治とかになって刀が意味を無くした時代とか。こんな気分だったのかな?
時代って否定されて前に進むよね?
悟ったことに言ってんじゃないの。それより、君、レポート書き直しね。
えー。面倒くさいでゴザル!!
チャッピーに手伝って貰ってでも修正しなさい!!それでその文章を写しなさいよ!
おしまい
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
フリートーク
この本の内容を補足すると。本を読めない人が増えたのは電子書籍。通信販売の責だという環境的意見もあり、しかしそれもぶった切る内容だった。
本当に本、読書というカテゴリーをボコボコにする内容だったわよね
書店で買うメリットは全くない!通信販売だと最短一秒で購入できるのに書店だと数日、最悪一週間かかるシステム。書店を存続させる必要性が感じられない。書店に行って未知の本に遭遇するのが乙という意見に対しても。『読書家の人ってロマンチックなんですね(笑)』って学生に笑われる始末。
はぁ……。
紙媒体に対する批評も紙だとかさ張る。アンダーラインなどを入れる際は電子の方が都合が良い。文庫などで読んでると個人情報駄々洩れ。紙ってエコ的にどうなの?などなど。
確かに現在は本を読む時代ではないわね。
本当に僕のような読書家にとっては辛い本だったよ。
まぁ。でも時代の流れを知る上では良い本よね。ベストセラーなのも頷けるわ。
良い本ではあるね。でも趣味が読書の人間には結構、悲しい内容だったね。



コメント