HELLSINGを読んでみた。

漫画やゲーム
この記事は漫画『HELLSING』について紹介した記事です。ネタバレは基本的に含みませんが初見で読みたい方はブラウザーバックをお願いします。
引用画像HELLSING(漫画・OVA)

HELLSINGの概要。

アホみたいに強い吸血鬼を従える組織とヴァチカンのイカレた宗教団体と狂ったナチスの残党が仲良く〇し合いを織りなす。血みどろバトルロワイヤル。狂ったセリフ回しと表情。陰影の表現に定評がある平野耕太先生のデビュー作。少佐の「私は戦争が好きだ!」は漫画史に残る名演説。立ちふさがる敵は見敵必殺・サーチ&デストロイ!

注・ピエロのエキサイト翻訳

見敵必殺は「見つけたらぶち〇せ」の意味なんだよね。

HELLSINGってどんな漫画?

狂った組織同士のみどろの闘争です。

全員が宗教や軍事組織に所属しているのですが、良い意味でも悪い意味でも狂ってます。

ただし、組織のほとんどの人(?)が笑ってバトルロワイヤルを謳っていながらも主人公のアーカードという吸血鬼を倒す為に動いてます。

この物語のテーマに「戦争」と「人間」というものがあるのですが戦争をする上では最低限の人間のルールを大事に守っているのが特徴と言えるでしょう。

宣戦布告したり。自分を〇しにきた人間は殺〇さなければならない。と言ったりね。

狂気の台詞回し

HELLSINGの特徴と言えば、狂気の台詞回しでしょう。

それぞれの登場人物が笑いながら自分の正義を力強く語り〇んで逝きます。

その台詞回しが一種の真理のように聞こえてくることもあり、読者をトリップするような感覚に陥らせるのです。

特に少佐神父はこの漫画の核とも言える濃いキャラクターでHELLSINGを読んだことのない人ですら、このキャラクターは知ってる。と思わせる程の人気っぷりです。

少佐は作者の自己投影なんじゃないか?と言われてるよね?

てか。正直この漫画は主人公とラスボスの立ち位置が逆になってるよね?

この漫画のここがスゴイ

狂ったセリフ回しなのに何故か引き込まれてしまい、読者を作品に引き込む構成力が凄い!これが本当の狂言回しというのか?

やばい画力。

漫画の魅力に「これでもか?」と描きこんだ画があります。

特に主人公がある術式を解放するシーンがあるのですが…

そのシーンは作中のストーリー展開も含めて画面が、とんでもないことになっている。と語っておきます。

あのシーンはアニメ化した際は監督が泣きながら描いていた。とか言ってたね。

アシスタント募集をコミックスで載せてる時も悲痛の叫びだよね?

「た、助け、たすけ、たすけて…!」でしょ?

この漫画はここがスゴイ

ベタや陰影トーンを上手く使用した圧倒的な作画。特に血の表現は最高峰だと思う。巻はアマゾン様の筆頭レビューに「この巻は凄いです…!」と長年評されていた程。

化け物は人間に倒されなくてはならない

この物語は狂った組織の住人がバトルロワイヤルをして虫のように〇んで逝く。

大雑把に見れば、それだけの物語ではあるのですが深いテーマがあります。

それは「化け物は人間に倒されなくてはならない」というテーマです。

これはファンタジーにおけるヒーローと悪役について関係についての作者の回答であり、漫画を多く読んできた人にとっては考えさせられる答えなのだと思います。

人間賛歌を戦争を通して上手く描けているのでストーリーなどを求める人も安心して読めると思います。過激ですが。

ああ。やはり人間は素晴らしい!

ジョジョとかとは別の意味での人間賛歌だよね。

まとめ

①HELLSINGは狂気の集団のバトルロワイヤルを描いた作品。
②狂気の台詞回しと血みどろの陰影描写を描かせたら右に出る者がいない。と評される程、独特な作品。
③狂気=馬鹿ではなく。貫かれたテーマがあり、読者は物語に引き込まれていく。

HELLSINGは外伝がまだ未完結でね。未完結のTHEDOWNの続編が描かれるのを皆、楽しみにしているんだよ?

確か本作より50年前の話だよね?執事の若い頃の物語だ。

作者様も高齢だからね。ドリフターズも含めて完結してもらいたいね。

楽しみにしている漫画がある。というのは生きる意味に繋がるからね。

「ああ。素敵だ。やはり人間は素晴らしい…!」とか言ってみたい。カッコイイよね?

HELLSINGの台詞にハマるのは漫画好き中2病患者の登竜門と言えるね!

総評

HELLSINGは漫画で読むカクテルと言われているくらいトリップ率が高い漫画です。少年漫画に飽きた人は是非読んで見て下さい。作者。萌え暴君平野耕太先生のヒラコー節にハマるのだ!

あとこの人のツイッター(X)は滅茶苦茶面白いです。良かったら覗いてみてね。

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