シグルイを読んでみた。

漫画やゲーム
この記事は漫画・シグルイの紹介記事です。ネタバレなどは極力避けますが初見で物語を楽しみたい方はブラウザーバックをお願いします。残酷無慈悲の時代劇漫画の金字塔です。漫画ファンは絶対一度は読んで見て下さい。
引用画像・シグルイ(漫画)
シグルイ
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シグルイの粗筋

濃尾無双と言われた最強剣術・虎眼流。その門下生最強の二人が織りなす宿命の物語。武家社会の歪んだ制度などが物語に深く絡んでいる。強い弱いだけではない。大人の時代劇漫画である!残酷であり、強すぎます!グロテスクな描写が苦手な方はお気をつけ下さい。
シグルイ
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ぴ、ピエロの、エキサイト翻訳…!!

ピ、ピエロが漫画の解説をしだしたら用心せい!!

はぁ。女の子がこの漫画を読んだらどう思うかも一応語るわね…

残酷無慈悲なネオ時代劇

シグルイは絵柄も展開も含めて江戸時代の悪い因習を煮詰めて描いている漫画です。

武家社会特有の封建社会の無慈悲さや理不尽さをエロ・グロ・バイオレンスな展開で

これでもか!

と言うくらい作者が熱意を込めて描いてます。

作者様が原作小説を勧められて読んだ後に、連載している漫画を自身で打ち切ってまで描きたくなった漫画なんだそうだよ

影腹を召してまで描く覚悟を決めたんだね?

出来ておるのう…!

シグルイ節がすごい。

漫画の表現と言うのは多種多様で作家の皆様の癖というものが多数存在します。

絵柄だったり、擬音だったり、コマ割りだったり。個性や癖を出して漫画というものは創られています。

もちろんこのシグルイという漫画も相応の(個性)という物があります。

というかぶっちゃけ、癖しかありません!

有名な出来る!出来るのだ!」から始まり

やってくれたのう

等の迷台詞。

描写も解剖図等を上手く用いて筋肉の動きなどを表現しています。

登場人物が放つ奥義も男の中二心をくすぐる者が数多く存在し、特に秘剣『流れ星』と『無明逆流れ』は箒やモップを手にしたら今でもたまに真似したくなります(笑)

やるやる!(笑)

やるやる!!(笑い)

日本酒を飲む際の『とっくり』を見ると流れ星の練習をしたくなるんだよね。

わ、解るっ!そして指を痛めるんだよね?

ば、馬鹿なのか?こいつらは…!

残酷という表現がテーマであるため内臓などが出る描写や斬首される描写が沢山ありますがそこだけは読む時の注意点と言えますね。

作者の熱量がすさまじい

前述しましたが作者様が覚悟と熱意を込めて本作を描いている為、描きこみや作りこみが凄まじいです。

30ページ程しかない原作を漫画15冊にまとめているのですから

シグルイは作者のオリジナル作品と言えます。

髪の毛一本一本の描写に余念がなく筋肉のしなりや内臓の描写にも抜かりはありません。

バガボンドなど絵に対してこだわりがある作家様とはまた違った意味で魂を込めて描いてると言えるでしょう。

他の有名漫画さんもシグルイは大好き

シグルイをピエロが強くお勧めする理由は他の漫画さんも大なり小なりシグルイに影響されているからです。

ハンターハンターや鬼滅の刃の作者様。他にも有名漫画家の人達がシグルイの表現や台詞回しに影響を受けてます。

シグルイを読破すれば「この作者様。影響を受けてんなー」とか解釈できちゃうから面白いんだよね。

バトル漫画系には多いよねシグルイのオマージュ。

読む際の注意点

矛盾をしますがシグルイは読むとトラウマになる点が多いのもご注意ください。

『残酷』をテーマにしている以上はそれなりにトラウマになりかねない描写が作中には数多く存在します。

癖の強いコアの漫画ですのでハマれば最高でしょうが、それ以外の読者にはグロい漫画。表紙イラストからホモやゲイを想像させる要因もある漫画とも言えます

特に女性の方には、気持ち悪い漫画でしかないでしょう。

うん。本当に気持ち悪い。てか書店でシグルイの表紙とか見るたびに、18禁のBL漫画なのか?と思っちゃうわ?

うん。分かる。刃牙や黒沢に並ぶ、女性に勧められない漫画だよね。

ボクは介護施設でお婆ちゃんにシグルイを見せたら「ひい!お化け!!捨てなさい!」って言われたよ!

なに見せてんねん!?

まとめ

①シグルイは残酷無慈悲な時代劇漫画。作者様の漫画に込める熱量が圧倒的。
②シグルイ節という強いオリジナリティーが多くの人を魅了しているぞ。
③女性の方や精神が弱い方は止めておいたほうが良い作品ではある。

シグルイの続編は何処に――?

シグルイは渋い人気を誇る作品であるけど、実は続編は執筆停止中である。

え?なんで…作者様はこの作品の原作に感銘を受けて生涯通して描き上げる覚悟を決めたはずじゃないの?

武士に二言はないんじゃないの?切腹ものじゃないの?

…ハッピー君。熱意や情熱をもって作品に取り組むことは常ハッピーなわけではないんだよ…

え?なんで?

魂を込めて描きたいと作者が思うと取材とかするじゃないか?そうすると題材によって心が『食傷気味』のような感じになっちゃうんだよ?

例えを出すなら料理漫画を描いてたとする。当然、料理の取材ばかりすることになる。毎日料理の情報にふれていると飽きてくる。最悪、嫌いになってしまう。

この漫画・シグルイは『残酷』がテーマじゃないか?残酷な表現に連載中ふれ続けると精神状態はどうなると思う?

要は当てられた。ってことでしょ?残酷描写ばかりに触れ続けて精神が病んだのよ。

少なくとも正気な精神状態じゃ残酷物は描けないだろうしね。あれだよ。『汝化け物を語る際は化け物になるべからず』だよ。狂う前に筆を置いたんだと思うよ。

だからシグルイは凍結されているのか…で?実際、原作の方はどうなの?

うん?プレミアがついてたけど再販されて今は普通に買えるんじゃないかな?駿河御前試合の顛末が描かれているね。

まぁ、そこは興味があったら読むと良いと思うよ。下記にリンクも貼っておこう。

というわけで今日は漫画【シグルイ】について紹介したよ。多くの漫画家さんが影響を受けてる作品でもあるから漫画好きは読んでみてね。

総評

シグルイは残酷無慈悲な時代劇。勧善懲悪な時代劇に飽きた人にもお勧めな漫画。この作者しか描けない。という独特な漫画なので興味があれば一度読んでみて下さい。

おしまい

シグルイ
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駿河城御前試合(徳間文庫)がシグルイの原作だね。最近、電子化されたんでシグルイにハマったら読んでるみるのも良いかもね。

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