介護施設の虐待について。

福祉
この記事は介護施設で起きる虐待について考えた記事です。施設では、どのような時に虐待は起こりえるのか?ハッピー君達と考えていきましょう。

ハッピー君。虐待について学ぶ。の巻

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あーもうナースコール。うぜぇ!放置してやる!

君、それ、虐待だよ。

虐待?またまた、ナースコールを放置しただけで、虐待なわけないじゃないか?(笑)

それが、虐待になるんだな。今日は介護施設で働く上では欠かせない知識。【虐待】について学んでいこう。

虐待の案件はよく介護施設でのレポートの議題に挙げられ提出を義務付けられていたりするから。この記事を参考にしてみてね。

  この記事で分かる事。

虐待の定義と種類について。どのような時に虐待を起こすのか?

虐待の種類。

black and white robot toy on red wooden table

高齢者虐待といっても、様々な状況があります。

ここでは虐待の主な種類を 「身体的虐待」「心理的虐待」「性的虐待」「経済的虐待」「介護・世話の放棄・放任」 の5つに定義し説明します。

虐待についての問題は適切な対応を行うためにも、種類と程度の視点から虐待の状況を正確に把握することが大切です。

そして介護士として、大事なことは、自分がしている介助や応対が虐待かどうかにあたるか。

常に考える姿勢が大事です。

では虐待の種類を一つずつ紹介していこう。

身体的虐待。

brown and white skeleton foot

利用者の身体に暴力を振るい、傷を負わせることを言います。

激怒して殴ったという分かりやすいものから。

介助中に力が入りすぎて青アザをつくってしまった。

というものまで、介護士の介助が身体に触れて介助するものである以上、際も多い虐待であると思います。

高齢者は特に皮膚が弱いから、力加減一つですぐ表皮剥離しちゃうんだ。

体の大きい人。力の強い人は特に注意が必要なんだね。

そう。これが、介護士に男が向かない。と言われてた理由の一つでもある。

心理的虐待

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利用者を精神的に追い詰めることを言います。

分かりやすい例を言えば、「家族に見捨てられた」とか心無い一言を言ったり。

相手を蔑称で呼んだりするのがそれです。

心理的虐待は身体的虐待と違い、身体に傷などが残らないので、判断するのが難しい。とも言えます。

学生のイジメの定義と同じで、「相手が嫌と思ったら虐待」と考えるくらいで良いと思うよ。

目に見えないから、神経質に考えなければいけないんだね。

そう、言葉に気をつけろ。ということだね。

性的虐待

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利用者に性的行為を強要したり性的言動を言ったり言わせたりすることです。

主に男性が女性利用者に行うことが多い虐待と言われています。

でも、これってさ。一部の変態介護士が致したわけで、ほとんどの介護士は手を出さないよね。

そうなんだよなー。いくらモテない男性介護士でもスタッフ同士ならともかく。高齢の女性利用者に手を出す人は少ないだろうね。ふざけて男性介護士が女性利用者に卑猥なことを言わせるケースが多いそうだよ。

そして、これも、男性介護士が介護に向かない。と言われている理由の一つでもある。

経済的虐待

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利用者の金品を盗んだり、財産などを勝手に盗ることを言います。

介護士は金銭に困っている人も多いので、金品に手をつける人も多いのです。

あからさまに通帳やキャッシュカードに手をつけなくても。

トイレットペーパーなどの日用品に手をつける介護士は多いと聞きます。

お金が絡むと善人でも犯罪者になっちゃうからね。怖いよ。お金ってやつは。

魔が差す。というやつだね。

介護世話の放棄。放任。

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介護の要望があるのに、その世話を放棄、放任を意図的にすることです。

ナースコールが鳴っているのに対応しなかったり。

おむつ介助などを定期的に交換しなかったり。

利用者が呼びかけているのに応対しなかったりすることを指します。

介助する必要。対応する必要があるのにしない。ことが放任、放棄の虐待要件になるのです。

ハッピー君が冒頭で利用者のコールを取らなかったことは、この虐待に該当する。

うわー!なんてこったい!?

虐待しない為には。

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虐待しない為には。

虐待を根絶するにはどうすればいいか?

結論としては、虐待根絶は不可能。と言えます。

なぜなら、利用者がなにをもって虐待と感じるかは心の中を透視しない限り不可能ですし。

身体的虐待も必要な移乗介助で出来ることが日常茶飯事だからです。

大事なのは、自分の行為が虐待かもしれない。

自分の物言いが、相手に対して失礼かもしれない。

自分の介助や言動を常に疑う。

ヘルパーとして現実主義者でなければならない。ということです。

逆に自分の介護は理想だ。

自分の会社の理念は最高だ。

と感じている人は知らず知らずに虐待をしているかもしれないので、そんな人は注意が必要です。

常に疑って行動することは、人生の基礎なのだ。

ピエロのまとめ。

  まとめ

虐待の主な種類は「身体的虐待」「心理的虐待」「性的虐待」「経済的虐待」「介護・世話の放棄・放任」 の5つがある。身体的な虐待など体に出やすい虐待から心理的虐待のように判断しにくい虐待もある。なにをもって虐待か?を判断するのは難しいが、相手が嫌悪を示しているのなら、それは虐待に分類するくらいの覚悟をもって接した方がいいだろう。介護士は常に自分の介助を虐待と疑って仕事をするべき。自分に介護が理想だと思うような介護士は知らず知らずに虐待している危険性がある。

虐待はイジメと同じでね。単に一方が悪いわけではないんだ。

虐待を無くす。ということは、世界平和を願うようなものでね。すぐに解決できる問題ではないんだよ。

大事なのは虐待を無くそうとする心ってこと?

利用者にも責任がある時もあるし。介護士に責任がある時もある。この問題は難しいんだよ。

だから、次回は「虐待を無くす為にはどうすればいいか?」を考えていこう。

  つづく

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この記事は虐待を起こさない考え方について書いた記事です。ハッピー君。と一緒に介護施設ではどう考えていけば虐待を起こさないで済むのか?を考えていきましょう。

・・

・・・

まぁ、実のところ、施設で一番虐待されているのは介護士だという見解もある。

まぁ、上がらない賃金。増えない人材。先の見えない状況で。お国に、経済的虐待。放置・放任されてるもんね。(笑)

そう!そうですよ!

自分の権利も守れない人間が他者の権利を守れるわけがないんだ。元来、守る。という行為は、なにか大切なものが出来て十分な力があって出来る行為なんだ。

経済的にも身体的にもボロボロな人間は虐待から守る力なんて残ってないさ。むしろ、虐待に加担してしまうだろうさ。そして、お国は虐待をしない為に必要な土壌が、介護士の心身の健康であると気が付かず、無為無策な政策や対策をする。

介護士を虐待容疑で吊るし上げて、逮捕。大体的に全国ニュースで流すのか。きー!

まぁ、政治的にみてさ。国民が最後は介護施設にお世話になる可能性があるから。自分達がお世話になる前に介護業界を洗浄しておきたいんだろろうね。(ノーコストで)

というわけで、この話は次回につづく。

ぼくらは政府に嫌われてるー♪(EDテーマ)

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