今更ながら鬼滅の刃を読んでみた。

漫画やゲーム
この記事は漫画・鬼滅の刃の感想記事です。ネタバレを含みます。ネタバレが嫌な方はブラウザーバックをお願いします。引用画像・鬼滅の刃(漫画)と銀魂(漫画)より。

ピエロ今更ながら鬼滅の刃を読む。の巻。

最近さ。やっと鬼滅の刃を読んだんだよね。

えー?ピエロてば鬼滅の刃を読んだことなかったの?

噂には聞いてアニメの第一期とかは観てたよ。でも完結までは読んでなかったんだよね。

レンタルコミックでも貸出中な時が多くてさ。放置してたんだよ

ピエロは有名漫画は後回しで読む癖があるわよね。

ひねくれ者だからね。人気漫画は後から読む癖があるんだよ。

で?どうだった?滅茶苦茶面白かったでしょ?柱を目指したくなったでしょ?ボクなんて映画観た後、痣が出るまで木刀を振るってたんだよ。

それは寿命を減らすから止めなさいね。

うんとね。展開が早すぎた。あと。この作者様。「病気とかなんじゃないかな?」ってくらい物語りを端折ってるって思った。最終決戦前の展開は打ち切り漫画とか思ってた。

今日は今更ながら【鬼滅の刃】の感想を語っていくよ。

鬼滅の刃のあらすじ

ロナ禍の日本に突如現れた和風ティストの鬼狩りバトル漫画。作風、展開、ストーリーがどれも奇抜で日本メディアの歴史をことごとく塗り替えていった。もはや語ることもないであろう令和の代表作。心を燃やせ。

ピエロのエキサイティング翻訳。

ニュースキャスターみたいな淡白な紹介ね。

だって紹介する必要ないじゃん?みんな僕より詳しいでしょ?

鬼滅の刃
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展開が早すぎる。

滅の刃はあまりの展開の速さに連載から読んでた派とコミックスで完結した後に読んだ派では受ける印象が違う漫画でもあります。

ピエロはコミックスで完結した後に読んだのですが。あまりにも展開が早すぎるため「え?この人?〇んじゃったの?もう出ないの?」という印象を受けました。

これが連載中の本誌を読んでる人間ならキャラクターの退場を悼む時間も十分にあるのですがコミックスで一気に読んでると

「それは別れの言葉とかが必要じゃない?」

「それは言わなければ分からないよね」

「あれ?この漫画。これで終わり?本当に?」

という感想になってしまったのです。

恐らくこのストーリー展開は余裕がある状況なら作風の弱点になったりするのでしょうが。コロナ禍での狂騒で社会が「そんなことどうでもいい!突っ走れ!」という混乱状況になっていたのもこの漫画が売れた理由になってたんじゃないか?と思います。

この漫画って実は映画ジョーカーに似てるんだよね。情報量を一気にぶち込むことで視聴者や読者をトリップさせる感覚がある。

それがコロナ禍での自粛の相互作用で結果的に爆発的なファンを生み出した。熱狂的なファンが多すぎて当時は変なファンも生まれてたもんね。正直作者様は最終的な展開の速さを鑑みるにこれ以上炎上ヒットすることを怖がってたんじゃないかな?

大事な物語を文字で補完する

語の閑話をファンサービスとしてコミックスやファンブックで補完するのは商業的な側面からしてよくある手です。

キャラクターの生い立ちや「何故?このキャラクターが生まれたか?」について語るのは工夫すれば新たな表現方法になるからです。

しかしこの鬼滅の刃は

面白いエピソードをコミックスの幕間。しかも手書きの文字で語る】という手法を使いました。

恐らく物語の核心だったり、人気が絶対に出るであろうエピソードを躊躇なく端折るのです。

集英社の人達も大御所の作家様なら止められないかもしれませんが新人で大人気の漫画で、この打ち切りのような展開を読者にお披露目するの方法は編集作業も含めて、コロナ禍で機能していなかったのではないか?と少し思ってます。

緑壱とかのエピソードがその最たるものだよね。あと最終決戦の無限城への展開が異常に早い。「この作者様は寿命が尽きかけてるんじゃない?なにか焦ってるんじゃないか?」とすら思った。

連載当時を鑑みたらコロナ禍も相まって作家本人も集英社も混乱状態であった可能性がありえるわよね。

最終回について

否両論の最終回についてですが。あの展開こそが『実は作者様が本当にやりたかった物語なのではないか?』というのがピエロの感想です。

コミックスを全巻読んでるであろう読者様なら見たことがあるでしょうが、鬼滅の刃の幕間には作者様が描いた学園風の鬼滅の刃キャラクターが描かれています。これは設定等も細部まで作りこまれていて読みごたえのある内容です。

それと最終話で作中の時間を現代まで飛ばすことでラストバトル後の展開も想像させることもできるので実に上手な構成だとは思いました。まぁファイナルファンタジーな要素は多分に詰め込まれてあざとい印象も多分にありますが。

多分、鬼滅の刃って作品は作者様も凄いけど編集さんの影響もすごい作品なんだろうね。描きたいことよりも面白いことを優先させて描かせた感がすごい作品だった。

明らかに柱が出てくる辺りはテコ入れが入ってた気がするし編集さんの腕もヤバいんだろうね。

ただやっぱり。コロナ禍とかで社会的に爆発的な人気が出て、作者も編集も誰もコントロールが出来ない展開になったんじゃないかな?この漫画。

鬼滅の刃の漫画としての可能性。

鬼滅の刃は様々な謎と伏線を残して完結した漫画でもあります。

この伏線は作者様の監修の元で他の作家さんが描くことで回収できるのではないか?

あえて伏線や謎を置いておき本筋を追及することで漫画表現の新しい境地に至ったのではないか?とピエロは密かに思ってます。

例えば海外だと面白い漫画はあえて1冊のみで完結させて人気キャラクターや面白いエピソードは漫画力が高い経験豊富な作家さんやAIに委ねて作者は監修に徹底することも多いのだとか。

漫画の先進国であり。一つの漫画は作者が完結させるべきというスタンスの強い日本ではなかなか出来ないやり方ですが鬼滅の刃の続編なら大概の人が賛同するのではないでしょうか?

(特にシリアス系漫画はスピンオフ化はまだまだしにくいですから)

皆も謎や伏線の回収はしてほしいでしょ?作者様だって負担が減るし。売れない漫画家様の救済処置にもなるかもしれない。

これからは本格的に漫画は一人で描くものではなくAIや集団。ビジネスとして描く時代に突入した。ということなのかもね。

鬼滅の刃
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まとめ

①鬼滅の刃はコロナ禍などの社会的要因も含めて誰も制御できない作品になってしまった。伏線回収はスピンオフに期待。
②最終回の【鬼滅学園】こそ作者が本当に描きたかった作品なのではないだろうか?
連載当時から作品を追ってる派と完結後のコミックス派では温度差がある作品ではある。冷静にもう一度最初から読み返してみると新しい発見があるかも?

という感想なんだ。とにかく1冊の情報量が多すぎて読破が難しい漫画だったよ。

端折ってるとは語ったけど大人気漫画で面白い漫画でもあるからね。構成とかストーリーとかは、やっぱり凄かった。

アニメ版も凄いよね?映画の興行収入NO1なんだって?ハイクォリティだよね!

おかげで映画製作会社は税務署に目を付けられたらしいけどね。

ボク。もう一回鬼滅の刃を読んでみよう。見落としてる点とか沢山ありそうだよね?

青い彼岸花』とかの件はそうだろうね。あと『緑壱さんの老後』とか妄想すると楽しいかもね。

あ。そういえば。ところどころが終盤シグルイで笑った。

うーむ!出来ておるのう!!

あの漫画も大概、描ききれずに終わっちゃったよね。

シグルイ
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おしまい

フリートーク

最後にちょっとだけ考察を。『青い彼岸花』ってなんだったの?について語るよ。

劇中では豆子が太陽を克服しちゃって、そっちにストーリーがフォーカスされちゃったからフェードアウトしちゃった設定ね。

多分『青い彼岸花』って『スタッフ細胞』とか『賢者の石』的な扱いなんだよね。その心は存在しない物。ありえないアイテム。

最終回で現代で研究者になってた人が「青い彼岸花を生成に成功したけど燃やしてしまった」という台詞が某スタッフ細胞開発者様の立ち位置に似てるんだよね。

そこから思うに「青い彼岸花なんてない。妄想や空想の産物なんじゃないか?」と思うわけよ。

ちなみに賢者の石の効能は万能薬の素材なのよね?青い彼岸花は有りえない変異への進化素材か何かなのかしら?

青い鳥。青い薔薇みたいに。本来の生態系では有りえないゲン担ぎ的な物なんじゃないか?そんな物にまで頼るくらい無残様は太陽の克服に妄信してたんじゃないか?と捉えるのが良いかもね。映画ルパン3世ののマモー的な解釈。

ただし、このアイテムは派生作品を何冊か作れそうだから上記で述べたスピンオフ作品に期待だね。

うぉぉ!鬼滅の刃を再読したぞ!痣が出るまで特訓だ!

だから、それやると〇ぬから止めなさいって!そんなことより君も鬼にならないか?(笑)

あの表現ってさ。今見るとエリアマネージャーが人材を勧誘してる図にしか見えないわね。

エリート社員の上限の壱や上限の弐も積極的に勧誘してるもんね。

株式会社・無残は社長のパワハラの責で常に鬼出不足なのだ!(爆)

そんな会社潰れてしまえ!

だから滅んだんだろうね(笑)

今でこそ記憶に新しい鬼滅の刃ですが、いずれは過去の漫画になっていくのだと思います。そういう意味で最終巻の最期のエピソードは哀愁的な遺書のような内容で凄く良かったです。コミックスで集めてる方は巻数も少ないしそこまで場所を取らないので何時までも本棚の隅に入れて置いてみてはどうでしょうか?
鬼滅の刃
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ちなみにこのコラ画像は腹が捩れるほどワラタ!

いちゃいけない奴がいる!!

もはや伝説よね。これ。

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