ハッピー君。正義とはなにかに悩む。の巻。
例えば大衆のために人を一人犠牲にするのは悪なのだろうか?
悪いもんでも食べたかい?
一人の命を犠牲にすることで世界を救われるなら、ボクは手を挙げられない臆病なピエロさ
それさ。なにかの歌の歌詞じゃない?
今、一生懸命、哲学の本を読んでるのに、なんで邪魔するんだよ?ピエロ!?
何を読んでるんだい?
【これからの正義の話をしよう】これちょっと難しい本だよね?
そうだよ。ボクはこの本が難しくて頭混乱してるよ。
ピエロ要約してよ!いつものように簡単にまとめておくれよ!
な、なぜか僕が読んで、要約することになってる…
これからの正義の話をしよう。の概要
ピエロのエキサティング翻訳。I am the bone of my sword。
出た―!
正義の味方のカッコイイ呪文。
「体は剣でできている!」
すいません。こいつら馬鹿なんで気にしないでおいて下さい。
この本の概要は簡単に言えば『ハーバード大学の講義で語られた正義について判例や偉人の思想を軸に議論された内容』をまとめた書籍なのです。
・正義の味方ってカッコイイですよね?
現代社会においての正義について語られる
上記のキャラクター達のやり取りでも分かるように
この本は複雑な現代社会の正義について、語りあった内容の本です。
哲学書だけあって難解な内容です。
過去話題になった判例をあなたならどう裁くか?
本書の前半はそのような問いで構成されています。
あなたはどう考える?
豪華客船が沈没して救命ボートで四人助かりました。
食料も水も底を尽きてます。
四人中一人が衰弱して亡くなる寸前です。
残った三人は衰弱している人間をナイフで〇して
タヒ体を食べて命をつなぎました。
数日後、助けがきて、三人は救助されました。
後日、三人は殺〇罪で裁判にかけられます。
さて、貴方はどう考えて、どう判決を下しますか?
犠牲になった人物に家族などはいなかったものとする。
なんなのだよこの本は?
こんなに重い内容なのかよ?
ポイントは現代社会における不可欠な「道徳」「法律」「自由主義」などの原理を知ること。
「正義」を口にして主張するときは必ず原理が相対するということを知ること。
・ここがポイント
お金で買えないものの価値を考える。
正義を巡って対立する様々な考え方の分岐点となるのは
「自由主義で僕らが下す選択はどこまで自由なのか?」
というのを考えなくてはなりません。
ここでの考察ポイントは
「お金で買えないモノは」とは何か?
「お金で買ってはいけないモノは」とは何か?
もし、お金で買ってはいけないモノがあるなら
それは何で?何故、売買してはいけないのだろうか?
「美徳や高級なものなどお金で買えないモノは本当に存在するのか?」「心の価値にお金が付くのか?」「どこまでお金は有効なのか?」「お金で買え物があるのなら。自由市場というのは偽物なのか?」
面倒臭い!もう、お金で解決でいいじゃん!
それを認めちゃったら今度は「人身売買や強制労働もお金を払えば許されるの?」って議論になるのよ。
うがー!
・ここがポイント
自由って難しいなー。って話だよ。
でも不自由は嫌だなーって話よね。
偉人はどう考えているのか?
正義の問題に対しては
過去に多くの人が
時間をかけて考えてきました。
カントやアリストテレス。
教科書や漫画に出てくるような偉人達も
政治や自由を題材に
差別や奴隷制度が認められたいた時代環境に照らし合わせて明晰な頭脳で考えに考えぬいてきました。
それでも
正義についての『解答』は出ていません。
これは社会通念が常に変化したり
人の価値観が更新されているから
決まった真理を出せないのです。
「正義とはなにか?」という問いには
偉人でも答えが出せないということです。
なんだよ?頭が良い人が答えを出してないなら、凡人がなにを考えても無駄じゃないか?はいはい。無駄議論お疲れ様でした。
ハッピー君。偉人でも答えを出せないからこそ。僕らは常にこの問題について考えなければならないんだよ。
社会正義を考える。ということは、自分が何に対して怒るのかを知る。ということにも繋がるからね。
まとめ
アクションプランを考えよう!
ちなみに本書に出てくる「美徳」の定義は中庸であること。
中庸であるということは「適切な時に適切な人に適切な度合いで適切な動機から適切な方法をとること」なのである。
呪文か!?
てか誰が、この本を読むんだよ!?
誰が、この記事を読むんだよ!?
そもそも、なんでハッピー君はこの本を読もうと思ったの?
どうせ、ベストセラーだから読もうと思ったのよ。
ああ。ベストセラーの罠ね。
有名な本はとりあえず手にとって買って積んでしまう心理ね。
うー!ボクも難しい本を読んでインテリピエロになろうと思ったのに
本を読むことは悪いことでないよ。分からなくてもとりあえず一度読み切る精神が大事なんだよ。
よし!今度、ハッピー君に本をより理解できる為の文庫本を紹介してあげよう。
へー。そんな本があるんだ?
ボクも知的ピエロになれるかな?どんな本?
「方法序説」って言う本なんだよ?薄っぺらい本さ。本文なんて100ページくらいしかないんだよね(笑)
デカルトの超難解書籍だったような…
・アマゾン様に買いに行こう
・本を読むならキンドルがお勧め
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