介護職のケアプランの存在意義について。

福祉
この記事は介護施設におけるケアプランの存在意義について書いた記事です。

この記事を三行でまとめると。

①施設プランの存在意義が薄いのは『家族が施設プランを理解出来てないからor興味が無いから』
②同意や捺印などを貰わなければならないので担当者会議時にはあらかじめ作成して持参しているケアマネも多い。
③ケアプランは手間の割には誰も興味がないことが多い。

介護士って介護ばかりしてるイメージが強いけど書類と会議の数も滅茶苦茶多いのよ!

ハッピー君ケアプランを読まずに放置するの巻。

うわぁ。新規の利用者が入所してきたから情報を収集しなきゃいけない…面倒臭い人じゃないと良いな。

なんだ?この書類は?利用者の援助内容?そんなのどうでもいいよ?紛らわしい!ボクは新規の利用者が面倒臭いかどうかが知りたいんだ!みんなもそうだろ?こんな書類は捨ててやる!

誰に同意を求めてるんだよ?てかマジかよ!?人がせっかく頑張って作ったケアプランをハッピー君は一読みもせずに捨てるのですか!?

…あのね。ピエロ。介護士さんがこんな面倒臭い書類を見るわけないでしょ?

ボク等が知りたいのは利用者の食事の状態とか病気の既用歴とかだよ?あと利用者が面倒臭い性格なのかどうかとか?

てか何年介護士やってるんだよ!?時間は有限なんだよ?こんな無駄な書類を書く暇があったらナースコールの対応しなよ!?

いや…まぁそうだけどさ。(珍しく正論だな)でも、ケアプランは事業所運営の為には作成しなくてはいけない書類なんだよ?

え?本当にこんな、誰も読まない書類が必要なの?

今日は介護施設における【ケアプランについて】書いていこうかな。

この記事で分かる事。

①ケアプランの定義。
②ケアプランは何故存在意義を失ったのか?
③家族or利用者の目的は支援ではなく入所すること。入所させること。

ケアプランとはなにか?

ケアプランとは事業所でお預かりする利用者さんの介助(援助)の為に必要な情報を書いた計画書のことです。

大体二枚~三枚構成になってる計画書が多く。

一枚目に要介護や認定日。ケアマネの事業所。事業所の名前。初回サービスの日付などが明記され、プラン作成前に集まった担当者会議での家族の意向や利用者の意見、介護や援助をする事業所の情報がまとめて明記されています。

二枚目~三枚目には各事業所ごとに沿ったサービスや支援の内容と目標が短期間と長期間とに分けられて書かれています。数か月後に支援の評価を書く欄が設けられている施設プランも数多く存在します。

要は支援内容を書いた紙だよ。面倒臭いのが施設プランには利用者さん本人や家族のサインや捺印が必須ということさ。

うわ!利用者一人ずつに?面倒くさい!

実は誰も読まずにサインする書類。

介護事業所の運営において必ず作成しなくてはならない書類。それがこのケアプラン(介護支援計画書))ですが実は読まずにサインすることがほとんどです。

介護支援の土台となる介護計画書が何故、読まれもせずに捺印されるのか?

この問題は捺印を押す人間に『介護支援の計画書が理解出来ない。そもそも論として介護支援計画書に興味があまりない』というのが理由として上げられます。

契約書のは突っ込む家族ですらケアプランには何も言わない家族も多いんだよね。

まぁ完成されたケアプランに今更何か言われても困るけどね。

介護支援計画書の内容を判断できない。

介護支援の計画内容を理解できないというのはキーパーソンである家族が介護の初心者だからです。

介護支援計画書は介護経験があることを前提に作られています。

要介護度や他事業所との連携は初心者が一読して理解できる内容ではありません。

このように経験を前提に作られている書類は介護初心者には理解できない為。ケアプランを読むように勧めても「どうせ私たちには理解出来ないので…」という理由で読まずにサインを押してしまうのですね。

あのさ。このような不備を無くす為に担当者会議ってあるんじゃないの?

うーん。担当者会議で話す内容をまとめてケアプランに落とし込むというのはデフォルトな手段ではあるんだけどね。ほとんどのケアマネがケアプランを会議前に作成しちゃってるんだよ。

え?なんで?

ケアマネも忙しいからさ。どうせ読まないケアプランとかは事前に用意して置いた方が都合が良いのさ。ほら?サインも貰わないといけないから・担当者会議後に作成したら二度手間じゃん?

うわぁ…!

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介護支援計画書に興味がない

個人的には『介護支援計画書に興味が無い利用者や家族が多い』というのがケアプランの存在意義を低くしている最大の理由だと思っています。

家族や利用者が施設に入る理由は様々ですが。

共通しているのが『もう家では介護をしたくないor家では一人では住めない』というものです。

要は『支援とか二の次でとにかく施設に入所させてくれ!』という理由があるのですね。

そのような動機が先行しているのでケアプランの見直しや修正等は施設入所を遅らせる煩わしいタスクなので。ケアプランは読み飛ばして捺印をおしてしまうのです。

要はケアプランはお金に関する契約書ではないから『どうでも良い。早く終わらせてほしい』と思ってるんだよ。

家族も利用者も余裕がないので支援まで気が回らないんだね。

まとめ

①施設プランの存在意義が薄いのは『家族が施設プランを理解出来てないからor興味が無いから』
②担当者会議などの内容をまとめて周知すると家族にも理解しやすいケアプラン作成ができるが、同意や捺印などを貰わなければならないので担当者会議時にはあらかじめ作成して持参しているケアマネも多い。
③ケアプランは手間の割には誰も興味がないことが多い。多くの家族や利用者の目的は施設に入所することであり支援することが目的ではない。

というわけでこんな計画書はゴミ屑だ!消えろ!

うわぁ!二時間もかけて作ったケアプランをゴミ箱に捨てたよ!この人?

仕事だから作るけど。作成者としても『こんなの出来るわけないじゃん!?』という計画内容は沢山あるんだよ?

たまにケアプランの存在意義に疑問に思う時があるよ。こんなことをしているなら他の人達の介護を手伝った方が良いのではないか?とね?

冒頭でも話したけど介護は書類や会議が多くて介護の現場に負担をかけてる事業所も多いのよね。

だから今後、政府はケアプランの有料化というのも視野に入れているらしい。

え?有料化?どういうこと?

つまり課金しないとケアプランは作成しませんよ。ということさ。

こんな紙切れに課金する人がいるわけないじゃん?

…どうだかね。金払って書面で計画書貰って実際、施設に支援内容を確認して、難癖つけた上で損害賠償をせしめる為の道具に成りうるかもよ。

…被害妄想が洒落にならないのが介護業界の怖いとこよね。

おしまい

フリートーク

最近、体力というものの大事さについて考える今日この頃です。

昔、余裕で出来たことも歳を重ねることで出来なくなってきているのは辛いわよね。

ソシャゲの周回とか二十四時間昔は余裕で出来たけど今はかなりキツイからね。

…二十四時間は若い頃でもきついと思うけど?

ピエロは周回にはお金出すからな…なんかレベルとかカンストしていて『弱い癖に強い』という訳が分からないデーターが出来てるよね。

ボックスガチャの周回の為に課金するのは当たり前のことなのです。

それってキャラクターとか手に入らないんでしょ?お金ももちろん手に入らないんでしょ?

うん。素材と経験値だけだよ。あと自己満足感かな?

馬鹿なの?お金と労力と時間をかけてまで?なんでするの?

そこにボックスと素材があるからです!

……(理解できないという顔)

本当に理解できないよね?何がピエロをそこまで駆り立てるのか!?ボクでもそんな周回してないのに。

君はスマホにデーター入れすぎや!僕はゲーム自体をスマホにあまり入れないからね。ゲームというよりタスクだよ。

ピエロってさ。難易度の高いゲームばかりするじゃん?それ?難易度の高いゲームをクリアすることでしか快楽を感じることができなくなったからじゃないのかな?

あ!さては…君はお酒に似た快楽をゲーム攻略に求めてると言いたいんだろ!?脳汁出すためにゲームしてるって言いたいんだろ?

お酒しか人生で喜びを見出せなかったピエロは悲しいわね。

最近はお酒どころか嗜好品や食い物すべてが規制されつつある健康状態だけどね。

洒落になってないよ。

まぁというわけで今日も周回するとするか。ハッピー君も一緒にする?

するする!こういうのてライブ感が大事だよね?

あるある。ソシャゲのライブ感はコロナ化で発展した文化と言える。

お外に行けないから発達し文化ね。良いわよね。

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