今日は『35歳の教科書。今から始める戦略的人生計画』(藤原和博著)について書評を書くよ。
この本は最近。書店でお勧め1位になっていたね。
中年のピエロとしても是非、読んでおきたい本だったのです。
とりあえず。まずは3行でこの本の要約をまとめるね。
この本の書評を3行でまとめると
では。詳しく語っていくよ。
時代は野球からサッカーへ
この本の趣旨は大きく変わるこの時代をどう生きるか。成長社会から成熟社会になった現代をどう生きるかということです。
コロナ禍で時代が大きく変わり。
昭和の頑張れば報われる。とういうシステムから。令和は個人で効率よく働かなければ報われない。個人はどう生きればいいのかを問う。という内容になってます。
この時代をルールが野球からサッカーに変化したと著者は評しており。
野球はどんな人でも打順が来ればバッターボックスに立てる。
だがサッカーにルールが変われば。
自分でボールを取りに行かなければならない。と表現していました。
これは上手い例えだと思ったよ。
理想像(モデル)がいない時代
個が強調され。
多様化。複雑化。変化が激しくなり。
社会における成功のレールがなくなるということは。
既存の成功者の必勝法が適用できなくなることを意味しています。
あれをやったから。上手くいった。
これをしたから上手くいった。
という考えがなくなるので。
とにかく自分で考えなくてはなりません。
会社に依存していても。
会社は貴方を守る力どころか。導く力もなく。
なにになればいいのか?という問いにすら答えられない場所になってます。
ですからこの本には。
今の既存の昭和の成功体験の考えを捨てて。
自分でモデル(理想)を考えて創り出し演じることを薦めているのです。
昭和の時代を社会全員で踊る群像劇とするなら。令和は個人や少人数で踊る個人劇。納得することが大事だと書かれていた気がするね。
自分探しをするな
10代。20代ならまだしも。
30代を過ぎた人間は。今あるスキルで戦えと言ってます。
普通サラーリーマンなら。30歳までリタイヤせずに働いていた場合。
1万時間の法則が適用され。なんらかのスキルが身についているはずなので。
それを武器にして戦うことを推奨。強調していました。
※1万時間の法則とは。何事も1万時間その物事に没頭すれば食っていけるほど技能が身につくという考えです。
でも。自分探しってしたくない?本当の自分とか見つけたくなるじゃん。
本当の自分というのは幻想だと。この本には書いてある。僕もこの考えは同意で。
自分というのは、結局。今まで歩んできた結果の今の姿だと。僕は思ってるよ。
学力「リテラシー」について
最後に学力について。
自分というものを磨くヒントになりそうな本書に書かれていた学力の定義を引用しておきます。
読解(学力)リテラシー
自らの目標を設定し。
自らの知識と可能性を発展させ。
効果的に社会に参加するために。
テキストを理解し熟考する力
数学的(学力)リテラシー
数学が世界で果たす役割をみつけ。理解し。
現在。未来について。
個人、社会生活を数字を基準にして判断する力。
科学的(学力)リテラシー
自然界における自然の変化を理解し。
意思決定をする為に
科学的知識を利用し課題を明確にして
証拠に基づく結論を出す能力。
この3つのリテラシーはこの社会で生きる為に。有用な能力だからね。少し考えてみて。自分がどの学力(リテラシー)が高いかを考えてみるといいよ。
自分の中の強みを鑑みて考察する。これが本当の自分探し。ってことだね。
そういうことだね
ピエロの要約
この作者さんもメニュエル病を発症して考えることが多かったみたいだよ。だからなかなか。含蓄深い言葉が多いよ。
自立した個人として生きていこう。その為にお金と時間というリソースを大事に使おうってことだね。
好きなキャラクターを理解し強くする為に。ガチャ石や素材を温存し。人生のピックアップに全開にするってことだね?たしかにそれは納得できる生き方だ。
君。ソシャゲ脳だねぇ。
おしまい。
ピエロのお勧め度3 ☆☆☆★★
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