介護における教育とはなにか?

福祉
この記事は介護業界における教育について考えた記事です。教育の難しさ。他の分野における教育制度が何故、介護の現場には通用しないのかを書いてます。

ハッピー君。教育の難しさを知るの巻。

red apple fruit on four pyle books

うーん。これだな。きっとこれだろうな。

どうしたの?ピエロ?

ちょっと、今日は教育について哲学をしていてね。結局、介護現場において教育とはなにか?を考えていたんだ。

あー。確かに。介護士って結局のところ、なにをしたら有能な職員なのか。わからないものね。

そうなんだよ。他の職業ならテンプレートな教育の方針があり、それをなぞれば順調に成長できるんだけど。介護士ってその教本がないじゃない?

発展途上と言えば、聞こえはいいけど、迷走してるよね。

今日は、介護の現場における教育について語ろうと思う。

 POINT

介護の教育制度は何故、破綻しているのか?根本的な教育方針とはなんなのか?

教育とはなにか?

person holding pile of books near face

教育という字を分解すると。

「教」と「育」

教える。育てる。という字が合わさって出来ていることが分かります。

教えるは、経験や知識を他者に伝達することを言いますし。

育てるは他者が伝えた経験や知識を糧に成長することを指します。

この言葉が指し示すのが教育の意義ならば

介護業界は、その土壌が出来てないと言えます。

何故なら、教えることが出来る人間が少なく。しかも、ほとんど伝えるべき経験も知識も得てはいないからです。

3年間で80%が辞める業界だからね。ノウハウやスキルなんて蓄積できないよ。

優良職員の定義の一つが仕事をボイコットしないこと。他の生産性を求める職業なら考えられないことだよね。

  POINT

介護業界は教育指導する人間が育っていない現状。職場に勤めることでも大変な為、教育制度が発展しにくい。

教育とは愛である。

love to learn pencil signage on wall near walking man

教育とは、。なんだ

実際、それが言いたいだけだよね?

ちゃうわ!正確に言うと、「物事の上達には、愛が不可欠だ」ということだよ。

教育には愛が不可欠。

これは、抽象的でも比喩でもなく、本当のことです。

そして、物事の上達にも愛は必要不可欠です。

この場合に定義される愛は=情熱と言い換えても良いです。

よく、職人やイラストレーターさんが、「とにかく描け」「センスを盗め」的なことを言うだろ?

うん。ボク、お絵かき教室で言われた。「絵の上達には描くしかない」って。

その教育方法はある意味正しいんだ。ただし、愛されてる分野(カテゴリー)ならね。

介護は愛されていない

silhouette of child sitting behind tree during sunset

スポーツや芸術などの分野の上達の秘訣。

それは、とにかく練習(トレーニング)を積む。というものがデフォルトです。

しかし、これを介護業界に当てはめると、ほとんどの場合は転職(退職)という形に終わります。

何故、ここまで、上記の分野と同じような指導方法を施しても介護業界では技術等が上達する職員が少ないのでしょうか?

それは、他の分野に比べて、されてないからです。

あ、愛…?

例えば、イラストの練習をしたとしましょう。

構図を決めて、

下書きをして、

線画を描いて、

色を塗って、

完成。

という過程でも、一つ一つ調べて検索すれば想像を絶するヒット数と書籍が出てきます。これはスポーツでも同じことが言えます。練習して疑問を抱き、調べれば、そこには、膨大な答えが用意されているのです。

これは、凄い事だよ。練習して、自分の弱点や改善したいところを調べるだけで、無償で常に違う答えが出てくるんだ。これは偏にその分野に人生をかけて、挑戦した人数の多さも証明している。

ひたすら練習しろ」が有意義な指導なのは、それだけ、その物事に携わる人が多く。成果を出した先人が多いことを意味してもいるんだ。

では、この図式を介護現場の指導に当てはめるとどうなるのか?

書籍や教本に書かれている答えは、ほとんど同じで、実用性がなく。

他の分野に見られる。多面的な指導や考えや発想もなく。

突き詰めて考えれば、転職サイトや精神科に誘導されるというのが、介護業界の実情なのです。

精神科って。

これは、暗に「介護業界には関わるな」と考えることができるかもしれないね。

 POINT

介護業界に「ひたすら練習しろ」という教育方針が通用しないのは、他分野と違って、愛されてないから。

でもさ。介護業界ってまだ、日が浅いから、愛を育めないのは仕方がないんじゃないの?

そう思うじゃん?でも、実際、介護業界が民営化した2000年。同時期に復旧したデジタルについて調べてごらんよ。

介護の教本と比べものにならないくらいの本や記事が出てるから。介護は絶対、今後必要だから。と言っていても、本音では、やりたくない。関わり合いたくないんだろうな。って浮彫りになるのよ。

確かに趣味の世界って愛が溢れてるよね。お金にならない。苦労を自発的にしてるわけだし。

ピエロのまとめ

 まとめ

介護業界の教育制度が破綻しているのは、教える人間がちゃんと育ってないから。職員が育たないのは、業界そのものにがないから。ここでいう愛とは、その分野に対する情熱。人生の時間をかけても良いと思う気持ちである。

まぁ、実際、魅力はないよね。昔、ボランティア活動でホームレスの人に仕事を斡旋する係をしてたんだけどね。ITや事務職には人が列をなしてくるのに、介護業界には全然、人が来ないの。

え?なんで?そういう人は仕事に困ってるんじゃないの?

職員募集の為にホームレスの人に「なんで?介護業界には来ないんですか?」って聞いてみたら。「タヒんでもしたくないから」って言われた。

そ、それは、酷いね…少しダイゴの気持ちになりそうだ。

まぁ、つまり、介護業界に対する、世間の評価や思いってそんなもんってことさ。

夢も希望もないなー

  おしまい。

しかし、今日はという言葉を連呼したな。

乙女チックな気分になったよね。

実際、という言葉を使っていれば、大抵は許されるのよ。

世紀末救世主伝説じゃあるまいし

おまえはもうタヒんんでいる…

あべし!!

 では、またね。

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