祭り上げられた管理者が生き残る為に。

管理職
この記事は福祉の業界で祭り上げられてしまった有能介護職員が使い潰されない為の立ち回りを書いていきます。

この記事を要約するとね。

①上司に祭り挙げられたら、仕事モードの自分を作ることが大事。
②事業所の状況、部下の状況を把握せよ。
③部下の育成を必ずすること。

というようなことが書かれてるわね。

ハッピー君。生存本能に目覚める。の巻。

この前の記事で【祭り挙げられた職員は地獄を見る】って言ってたじゃん?

うん。そうだね。だから介護職員は【無能に徹するべき】と説いたよ。

でもさ。介護職員ってさ。無能職員でも長く現場に存在するだけでも有能って見られない?介護職って人出不足だから。ただ、そこにいるだけでも有能扱いされない?

まぁ…君の言う通りだね。

じゃさ。どんな職員でも、最後は祭り上げられて潰される可能性があるってことじゃない?

生きるということは常に潰されるリスクを背負うということ。今日は、有能に祭り上げられた職員の立ち回りを紹介しよう。と思う。

  この記事で判る事

福祉の世界で祭り上げられた職員が潰されない為の立ち回り方について。

関連記事

無能を目指せ!
この記事は介護職員は有能を上司に悟られてはいけない。ということを書いた記事です。【能ある鷹は爪を隠す】介護業界ほどこの言葉が大な業界は他にないです。その理由を語ります。

祭り上げられたら、覚悟決めろ!

介護業界で管理者、リーダーに祭り上げられる話を聞いたなら。

まず「自分は上司になったんだ」という覚悟を決めて下さい。

上司から「リーダーや管理者になってくれ」と言われたら、ほぼ確定で祭り上げられるからです。

老獪な上司は人事や職員に根回しをしていて、貴方が断る環境を潰してきます。

上司も恐らく、人事など上層部から指令を受けているから、この昇進の話は確定なはずです。

しかも、上手くいけば自分の仕事を肩代わりできる部下ができるので。

かなり執拗に、そして周到に貴方を祭り上げてくるはずです。

おだて、透かし、脅し、奢り。

ありとあらゆる手で貴方を篭絡してくるでしょう。

つまり、この昇進の話が出た時点で

逃走手段は基本。

ぶっちぎり退職以外に不可能だと思って下さい。

ですから、もう、昇進の話が聞こえたら。覚悟を決めるしかないのです。

まぁ、大阪冬の陣みたいな感じだね。

外堀りを埋められる。ってことだね。

覚悟を決める理由は?

介護の業界に限ったことではありませんが。

部下や同僚は上司になった人の経緯や思いなんかに興味はありません。

上司になった瞬間からあなたの周りは例えどんな理不尽な経緯であろうと、貴方に上司としての役割と能力を求めてきます。

そして、煮え切らない精神状態で働く上司を、この部下や同僚達はもっとも嫌い。攻撃してきます。

例えどんな状況や経緯であろうと最後に決めたのは自分だろ?

彼等の言い分はこうです。

ですから、もはや、上司に祭り上げられ昇進が確定したら覚悟を決めることです。

自分はリーダーなんだ。

管理者なんだ。と。

ドラマでも漫画でも偉人でも実在の人物でも、なんでもいいので嘘でもいいから影響されて。

仕事モードの自分を作ってください。

これを意識すれば、少なくとも煮え切らない精神性を糾弾される可能性はグッと減ります。

個人的にエンタメの登場人物がお勧めかな。何故って?介護業界に尊敬できる人なんていないからだよ。(笑)

介護業界の有名人って詐欺師とか多いもんね。

それ以外に世間の偉人と介護業界はミスマッチが多いの理由にあるのよ。ジョブスが介護で働けると思うかい?ホリエモンが介護で働く姿が想像できるかい?

偉人で介護に合う人ってキング牧師やマザーテレサくらいかな?

  ここがポイント

上司に昇進した時点で会社においては役職が就いてる。覚悟を決めて上司の役割りを受け入れろ。仕事モードの人格を作るのがお勧め。他人は貴方の人生なんかに興味がない。

上司になってしまった時の初心。

上司になってしまったら。

職員第一でも、利益第一の考えでもいけません。

どちらか一方に偏ってしまえば、必ずどちらかに攻撃されて疲弊します。

大事なのは分水嶺を見極めることです。

利益はどこまで稼げがなければ赤字なのか?

部下はどのような利用者を嫌って、どのような情報(アセスメント)を知りたがっているのか?

必要なのは施設や事業所、全体を把握する情報収集能力です。

情報を収取する為には部下とコミニケーションを取ることが必須です。

元気に挨拶をしたり。

「ありがとうございます」と感謝を伝えるなど。

当たり前のことなどから意識してみてください。

  ここがポイント

会社の状況と部下の状況を理解せよ。どこが分水嶺なのか?見極めることが大事。その為には情報収集は重要。

  関連記事

コミュニケーションとは情報収集である。
この記事は介護職におけるコミュニケーションの大切さを語った記事です。

後任を育てろ。

介護業界は人出不足もあるので。

他業種より難度は高いかも知れませんが。

できれば、自分の側近の部下や悩みを相談できる仲間を作ることが大事です。

なぜなら、自分が休んでるときの仕事を任せる必要が必ず出てくるからです。

重要な意思決定はともかく。

電話の内容をメモしておいたり、簡単な質疑応答に答えることができる部下の育成は必ずするべきなのです。

有能の人が福祉の世界で祭り上げられる。と

どうせ教えたって育たない

という考えをするようになります。

気持ちは分かります。

教えても育てても、この業界は人が有能になる可能性は低いです。

自分の後任になったり、左腕になる可能性も低いでしょう。

しかし、それでも部下を育成しない限り、自分の仕事が減ることはないのです。

根気強く育てなければいけない。

むしろ、後任を育てなければ、自分がタヒぬ。

それくらいの覚悟で部下と接して見て下さい。

必ず、裏切られるから…!

うわぁぁ!良い話をぶっ潰しにきたよ。この人…!

それが前提でも、上司は人を育てなければいけない。ってことを伝えたいんだよ。どこかでも言ったけど。教育は【】が重要だからね。

そこまで、できる人材なら、この業界を脱出できるくない?

  関連記事

中学生に福祉の教育をするなら何を伝えればいいのか?
この記事は介護の実務経験10年以上あり、100人程度トレーナ(教育)を実践してきた筆者が「自分だったらこう伝える」ということを書いた記事です。教育に携わる方がこの記事を見ていたら参考にしてみて下さい。結論を言いますが、日本の介護の現状をありのまま伝え、学生にそれを考えさせるようにしてください。それがこの記事の結論です。

  ここがポイント

上司になったら、自分が休んでる時に仕事を任せられる部下を育成せよ。介護業界はすぐに人が辞めるが諦めずに教育し続けるんだ!

まとめ

①上司に祭り挙げられたら、仕事モードの自分を作ることが大事。煮え切らない態度は顰蹙を招く。
②事業所の状況、部下の状況を把握せよ。その為には情報収集能力を磨く必要がある。
③部下の育成を必ずすること。自分が休んでる時に最低限の仕事ができる人間を育成することが課題。

と、まぁ、今日は【祭り上げられた有能が生き抜くコツ】ついて書いてみたけど、やっぱり介護職には難度が高いよね。

なんで、介護職が管理職をやるのは、こんなに難度が高いように感じるのかな?

「介護をする」ということと「管理をする」ということは違う能力が求められるからだよ。

どんなに上手に利用者を介護をする力を持っていても、経営や管理能力には関係ないからなんだね。

そうだね。でも、経営や管理の能力というのは社会人になれば必須の能力でもあるから。だから某有名人達は介護業界でも管理者を目指すよう筋違いなアドバイスをするんだ。

確かに社会で活躍できる能力を得ることは素晴らしいけど。その前に介護の土壌が余りにも社会人が働く職場と悪い意味でかけ離れているから管理者になった介護職員はまず潰れる。人出が足らないし。介護士って基本有能じゃないんだよ。その一般社会との認識違いから起こる齟齬なんだよね。

えーと。つまり。介護業界と一般企業は全体的に職員の能力に差がある。と?

職業に貴賤はないんだろうけど。まぁそういうことだよ。当たり前のことを当たり前にできる人。少ないでしょ?介護業界。

とまれ。今日は【有能に祭り挙げられた職員の立ち回り】について語ったよ。

要は。上司になるわけだから、介護職員としての自分ではいられなくなる。ということだね。

うん。そう。ここまで語ったけどさ。やっぱり介護の上司は貧乏くじ。だと思うよ。もしこれを見てる人が、祭り挙げられた管理者ならご自愛下さいね。

あと、カリスマ性のないリーダーの為に参考書籍の紹介記事を書かせて頂きました。よければどうぞ!

リーダーに祭り上げられた君へ

リーダーにカリスマ性はいらない。
「リーダーは凡人でもなれる」その為の原理原則が書かれた本。「革命思考やイシューなんて糞食らえだ!」立候補したわけでもないのにリーダーに選別され、それでも結果を出した人間のカリスマ性のないリーダーの処世術本。

  おしまい。

コメント

タイトルとURLをコピーしました