この記事を1行でまとめると。
『未収金回収で一番大事なのは諦めない心。前に進もうとする意志。進んでいるんだからいずれ辿り着く心で突き進むこと!』
精神論も馬鹿に出来たもんじゃないわよね…
ここまでの状況だと精神論に縋りつきたくなる気持ちは分かるけどね!
ピエロ。未収金を回収できずに沈む…の巻
…終わった…あの家族と利用者…未収金も払わず雲隠れしやがった…!
10万円以上の負債が残ってるのよね…?
キーパーソンも家族も縁者もいないから、請求できないんだよね。ケアマネージャーも変更して知らぬ存ぜぬだし…!
あのさ。聞きたくないけど、こういう時はどうするの?管理者とかが自腹で払うの?
漫画とかだったらシンプルに責任者がお金を自腹で全額で払うケースが多いけど現実はそう簡単に行かないんだよ。
まず上層部に『何故』未収金を回収できなかったのか?報告書を書く必要があり、何故払えないのか?を口頭説明、書面に残す必要があるんだ。
それから未収金の額によっては管理者の自腹だったり、白紙にしてもらったり、保留案件に移行するんだよ(民間企業の例です)
今日は未収金回収が絶望的な方の為の『敗戦処理』のやり方を教えよう!
(聞きたくない…!)
この記事で理解できることは?

正直、あまり陥りたくない状況だけど、覚えておかないと四面楚歌の八方塞がりになっちゃうから頭に入れておこうね。
まずは本当に利用者が払わなければいけない未収金なのか?確認する

このブログの未収金回収シリーズでは何度も言ってきたことですが、介護サービスというのは請求する金額がそのままの対価ではありません。
介護保険法というのが存在するので基本的にお客さんに請求する額は1割負担なわけです。(実費などは除く)
1万円のサービスも実は10万円のサービスということですね。
介護保険証の記入ミスやケアマネージャーなどのサービスコードミスがあると国は9割の国保分を払わず例え利用者さんが請求分を払ってくれていても9割は未収金として残るのです。
年齢表(帳簿)にはね。この利用者と国保の入り乱れて記載されるからちゃんと整理しないと駄目なんだよ。
利用者が利用者負担分を払っていても国保請求が完了していなくて、国保請求金額を利用者にしちゃったってケースは多いのよね。
下手したら詐欺罪になるトラブルだよね…
お金を払わずに逃げた利用者に対してはどうするか?

国保請求分はちゃんと確保して請求する金額は利用者負担額のみになった場合に未収金回収の請求処理を行っていきます。
ここではまず電話をしたり集金に勤しむのが基本ですが。
中にはお金を払わずに逃走する利用者が稀に存在します。
この場合キーパーソンなどに連帯保証人として請求金額を払わせるのがセオリーなのですが
天涯孤独の利用者だとその手段も使えない時があります。
電話は着信拒否をされ
集金に行っても居留守を使われる。
大家さんに居所を聞いてみても利用者本人は行方不明で音信不通。
これではもうお手上げ状態です。
漫画みたいな展開だけど、たまにいるからねこの手の利用者…!
お近づきになりたくないわ!
大事なのは未収金を回収したという『行動』を証明すること。

未収金が回収できなかった場合は会社の年齢表に赤字が出てしまいます。
お金が入らない限り、その帳面から赤字が消えることはありません。
ではこの金額はどうなるのでしょう?
想像力がない人は安直に管理者(責任者)=自腹で払う。という図式で考えるでしょう。
しかし、管理者や責任者がお金を払うまでに広大な過程があります。
未収金を回収出来なかったら即管理者が罰金。自払いではないのです。
大抵の場合は保留になる方法を書いておきます。
未収金を回収できなかった場合は。
過程をきっちり書き、システムも盤石で国保請求も出来ており、キーパーソンもいないことを記入して、ちゃんと電話や集金に行ったことを記録に残しておくのです。
夜逃げする利用者の住まいなどの写真を残しておくのも良いでしょう。
この未収金回収の過程を上層部に報告し
『私はここまでしましたがどうなさいますか?』
と判断を上層部に仰いでください。
施設運営がよっぽど赤字でない限り保留案件になる可能性が高いです。
貴方が未収金回収の為に『何をしたのか?』をちゃんと記録に残すことは本当に大事だからね。いざと言う時に自分を守る武器になる。
未収金の回収が出来ないと断定するな!

最後に大事なことを書いておきます。
未収金の回収というのは逃走されたり連絡がつかないから終わりではないのです。
逃走されたからといっても時間が経てば利用者が自宅に戻ってくる可能性もありますし、電話に出る可能性もあります。
ですから未収金回収は『出来ない!』という思考を捨てて下さい。
未収金を回収する意思を捨てないことは非常に大事です。
10万円の未収金でも1000円でも100円でも利用者から回収する意思を捨てないで下さい。
少しでも回収出来ているなら『進んでいる』と上層部が判断してくれて自払いや保留期間を延長してくれる可能性があります。
仮に自払いまで追い詰められても幾分、値切りしてくれる可能性もあるのです!
でもさ。結局どんなに頑張っても管理者が自払いを追求される可能性は否定できないわけよね…
あくまで未収金が回収できない時の敗戦処理の方法だからね。
まとめ

『未収金回収で大事なのは今が無理でも進んでいこうとする意志だと思っている』
『正しい道を進んでいるんだから、いつかは辿り着くだろう…!』
そんな名言をこんなところで使わなくても…!
諦めない心。マジで大事!『フロムゲーム』や『漫画』でこれを深く学びました!
でも、今日ピエロが語った未収金を回収する過程を書面に残すやり方は本当に大事よね。記録を残すことの大切さだけは理解できたわ
大事なのは『何故失敗したのか?』ミスをした原因を書くことだよ。
成功体験を書くことも大事だけど。失敗の原因や要因をきっちりと書いておくことは貴方にとっても大事な財産になるからね。
『未収金回収シリーズ』は下の関連記事でリンク張っておくわね。
関連記事

未収金回収のノウハウだね。基礎について書いた記事だよ。

そもそも何故、未収金が起こるのか?介護施設の利用料未払いの基礎について書いた記事だね。
未収金って施設側の請求処理に問題があるケースも多々あるのよね。
請求書を送ってないとが最も多いんだよね

国保を上手く請求できないと『返戻』という形で返ってくるんだけどそれを上手く捌けないとどういうトラブルになるのか?について書いた記事だよ。
いつか返戻案件事案の例と解読と対応の記事も書く予定らしいわよ。ピエロが!
国の通知は真面目に暗号解読だから考古学者な気持ちになるよ!
みんなも未収金回収は大変だろうけど。頑張ってね!
おしまい
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フリートーク
でだ。今回の記事で400回目になる
ま、まじかよ…!このブログ。そんなに書いてたのか!?
ダラダラ色んなことを書いていて積もり積もった400記事って感じよね。
本、フィギュア、福祉、管理職、漫画、雑談。断酒、ゲーム。本当に節操がないよね?このブログ?
正直、ピエロ自身が何を書いてるか分かってないもんね!
全くだよ。本当は何か一つに絞った特化型ブログの方が効率が良いんだろうけど僕が飽きるから絶対に脇道に反れるんだよね。
まぁ断酒の為に書いてる。暇つぶしのブログだからある意味、本分を全うしているとは言えるけどね。
まぁこれを書く義務感がなければ、休日の朝から酒を飲んでた日は一日二日ではないだろうね?
とにかく400回突破おめでたい!400回突破記事は一体実際、何をするの?
このブログの振り返りをする!なんで福祉の記事を書いてるか?とかフィギュアとかの資金繰りはどうしているか?とか?
400回も書いてたら、色々な事情があるよね。それ暴露していくんだね?ところで、それって誰得なの?
僕がやりたいからやってるんだよ!後で見返してこんな理由でやってたのか?と読み返すのが楽しいのさ!
あのさ…ブログって誰かの役に立つ為に書くのが本分じゃないの?
そんな常識は知らん!金儲けの為にしてるわけじゃないからね。サーバー代金さえ赤字にならなければ構わんわ!
ブロガーの最も愛読している読者は『自分』というオチでした!

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