この記事の内容はね。
①BCP訓練は災害の内容を想定することで一つずつ対策をしていく。
②内容を想定したシンプルな対策でも立案していく。
③『人間の心理・正常性バイアス』に打ち勝つことが大事。
この三つで構成されているわね。
良い訓練を行う為の心構え。
今日は前回に引き続き、BCP(自然災害)について勉強しよう。本日はBCP(自然災害)の想定訓練について語るよ。
はっ!訓練ってか!?そんなもの実際被災時にはなんの意味もないんだよ!
うわぁ…やさぐれてるな…誰の影響かしら…?
あんたが過去の記事で訓練の必要性を全否定してたからでしょ?
…!やべぇそうだった…!
介護士で訓練をまともに受けている人などおらん!以下の記事を読めば分かる!!
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うわぁぁぁぁぁぁぁ!た、確かに記事の内容で訓練について否定してる…福祉施設の管理者としてあるまじき態度だ…。
訓練なんか真面目にやってる奴はいない!w
訓練をしたところで何も意味はない!w
うがぁ!!壮大なブーメラン…!やめてくれ!その言葉は俺に効く!
まぁそんなことは置いといて…今日はBCP(災害編)の良い研修にする為の具体的な内容を考えていくよ。
うわぁ…!棚上げしやがったな…こいつ…!
大人とは汚い生き物なのよ・・・こんなピエロに成っちゃ駄目よ…
はいはい。君達やかましいですよ。講義を始めますよ。防災は想定訓練することが大事なのです!
BCP(自然災害)の研修や訓練で役に立つ心構えとは?
どんな研修や訓練でもそうですが、真剣に行わなければ得られるものは少ないと言えます。
特に災害系の訓練は実際起きた時の惨事をみると訓練等なんの意味もないのだと思う人も少なくないでしょう。
でも今回は実際災害が起きても役に立つ心構えなどを伝えたいと思います。
真剣に災害について思いを巡らして日々、対策を講じることはとても大事なことです。
『勉強や研修を頑張って行っていればたとえ福祉施設で誰一人救えなくても自分は助けることはできる』かもしれないからね。
うわぁ。最低発言キター。
誤解なきように言えば『自分をまず助けられないと誰も救えない』という意味だよハッピー君?
人間の心理に打ち勝つ災害への心構え。
突然ですが問題です。
Q・ショッピングモールで非常ベルが鳴りました。あなたはどうしますか?次の4択から考えてみて下さい?
A・点検だと思うので何もしない。
B・みんなが避難してないので大丈夫だ。
C・煙が出てないので大丈夫だ。
D・屋外に避難した。
このテストの面白いところは
90%が避難の選択肢を選ばなかったということです。
つまり災害を想定する場合はまず『人間の心理・正常性バイアス』に打ち勝つ必要性があるのです。
正常性バイアスとは自然災害や予想外のリスクが起きた場合は状況を過小評価してしまうことを言うんだよ。
災害が起きた際は状況を正しく認識する必要があるということね。
非常ベルが鳴ったら災害は起きているくらいの認識で仕事はするべきかもね。
訓練の準備
初めは簡単ケースでBCPの訓練を実施。以下の準備を行います。
会議室などに災害メンバーを集合。(災害対策メンバーを決めて様式を作成しておく)
事前の訓練シナリオを作成する(できるだけ具体的なシナリオでかつ簡単なシナリオを作りましょう)
進行役を決めてシナリオを1ステップずつ説明する。その説明を受けて対策メンバーが何を行うか?を発表する。対策が分からない場合は記録に残して反省会を開く。
誰がなにをするのか?をはっきりさせておくことが大事なんだよ。
うわぁ。最初にシナリオとか作るんだ。面倒くさいな
どんなことでも戦略的なシナリオは大事さね。
簡単な想定訓練シナリオ。(自宅・地震編)
最初に訓練をする場合は身近な自宅等を想定してみましょう。
地震が起きた時に。
どの程度の規模で誰が負傷しているか?
周囲の状況はどうか?
避難経路はどうなっているか?等をしっかり確認しましょう。
大事なのは最初は簡単なことでも良いから災害を本気で想定することだよ。
本気になるということがまず大事よね。
想定を厳格にすることで訓練の質を上げる。
想定を具体的にすることで訓練の質を上げることができます。
・例えば地震を訓練で想定する場合。
①震度はどれくらいなのか?
②時間帯は?
③家族構成は?
④津波・火災の有無。
⑤停電・断水。
⑥電話・データー通信の有無。
⑦道路の状況など
このように状況を細かく書き出しシミュレート対策案を講じることで質の高い訓練をすることができるようになるのだよ。
上記のような状況シートを基に一つずつ対策を練るのよね。
状況をシミュレートしたら対策案を考える。
状況をシミュレートしたら上記の状況シートを基に対策案を考えます。
上記の災害対策シートを読み解くと。
地震が起きて大きく揺れて停電。かつ自然災害(火災)が起きることが想定できます。
これを一つずつに災害項目として分けて個別に考えて対策を練っていくのが対策のコツです。単純にシンプルに考えることが大事です。
①大きく揺れる。
対策。家具などの転倒防止。寝室に大きな家具を置かない。
②停電
対策。スマホや懐中電灯を身近に置く。まずは大きな声で安否確認。部屋の中が散乱している可能性もあるので冷静に行動。
③自然災害の確認。
対策。消化器の設置。火事の場合。消化器で消化。消化器の使い方を学ぶ。
④避難。
対策。普段から避難場所を確認。非常用出品を持って避難。身を守る物を用意。
これだけの準備なら日頃から誰でも簡単にできるでしょ?
え?こんなに簡単な想定と準備が訓練になるの?
想定訓練とは常日頃考えられない状況を考えて準備することなんだよ。
まとめ
大事なのは常日頃から被災を想定して動くということだね。
前の記事でも言ったけどさ。どこに何があり。何処に逃げるのか?それを想定するだけでも被災した時の対応力は全然違うよ。
避難場所と避難時に持ち出す道具の準備は常日頃からしておきたいね。
地震などが発生した時に身の安全を守る為の対策。(特に頭)停電の対策などを事前に準備しておくことが大事だね。
まずは机上で想定シナリオを作る→想定シナリオの対策を練る。これは災害だけでなく全てプロセスでも言えることだから一考してみてね。
なにか問題が起きた際は以下の本が役に立つよ。
岩波文庫の本だけど当サイトでは分かりやすく解説しているのだ。
チャットGPTちゃんに手伝ってもらってるのよね。
会話の魔法使いちゃん本気で有能…!!
というわけで今回はBCP(自然・災害編)の研修・訓練の想定編について書いてみました。次回は『入所系』について語るね。
BCPは奥が深いから何回かにわけて説明するわね。
おしまい。
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