ハッピー君。モンテ・クリスト伯に挫折する。の巻
ピエロ。今、モンティクリスト伯という小説読んでるんだけどさ。長すぎるんだけどこの本。その上意味が分からない箇所が多いよ?
岩波文庫のモンティクリスト伯(全7冊)だね。最近、ソシャゲとかで大活躍な岩窟王ことエドモン・ダンテスの物語だよね。
人気に当てられて原作を読んで撃墜した読者も多いだろうね。
岩波文庫で全7冊ってなんなんだよ!?こんな難解で古い文章で2000ページ以上あるなんて今の若者には、ある種の拷問だよ。せめて半分にしてよ!
色々な要約が出てるから岩波文庫にこだわる必要は確かにないね。僕のおすすめは【漫画版】を読むことだけどね。
今日は書籍。【モンテ・クリスト伯】の魅力について語っちゃおう!
モンテ・クリスト伯の概要
ピエロのエキサティング翻訳!
大体、合ってるのが凄いわね…
岩波文庫版は全7巻。古典的文章で読み応えがある内容になってるよ。
今のご時世誰が読むんだよ…こんな難解小説。
僕は読んだよ。
ピエロみたいな読書中毒以外にだよ。ソシャゲとかから参入してきた人を対象にボクはお話していまーす!
原作版は、とにかく長すぎる。
モンテ・クリスト伯は上記の会話でも出てきましたが文庫で読むと長すぎる作品です。
主人公のエドモンダンティス視点ならまだ感情移入しやすいのですが、その他大勢のキャラクターに対しては
欠伸が出る程退屈な展開が多いです。
文章は固く。岩波書房なので非常に読みにくく難解で、その上、文章量も多い。
もはやこれを『エンタメ目的で購入して読み遂げた人間は何人いるのだろうか?』
と思う程の難解作品です。
特に4,5巻辺りの中だるみ間はすごい!
ヒロインのエダやメルセデスが出てる辺りは我慢できるんだけどね。
ピークはシャトーディフを抜け出すまで(2巻まで)。
おそらく多くの読者諸兄は『主人公のエドモン・ダンテスが無実の罪で牢獄に連れていかれて脱出してモンテクリストのお宝を手に入れるまでの物語りを想像しているのではないか?』と思われます。
しかし、その内容と目的は2巻の冒頭で果たされてしまい。
その後は延々と復讐の下準備やパリでの有象無象達の描写に入るのです。
つまり。モンテ・クリスト伯の財宝を手に入れる経緯含めて2巻以内で終了。その後の4冊分くらいは復讐の準備期間に入ります。この物語のピークは2巻までである。と言ってもいいのではないでしょうか?
ゲームとかでさ。よくシャトーディフはヤバい監獄島だと描写されるんだけど。エドモンってさ。牢獄に一人閉じ込められていて島の全容を全く最後まで知らないんだよね。
理不尽な心理描写は伝わるんだけど。とにかく牢獄内で描写は司祭様が出てくるまで閉鎖的なエドモン個人の心理描写なんだよね。
え?牢獄内でのバトルロワイヤルとかないの?プリズンブレイクしないの?ジョジョ6部的な囚人同士の奇妙な交流とかないの?
あるわけないでしょ?エドモン含むほとんどの囚人が政治犯だよ?外に出しちゃ駄目なの。囚人同士の交流なんてありえないの!一生独房で孤独に過ごすのがデフォルトさ!
キャラクターが多すぎる。
動画などで結論から語るエンタメになれた人間にとってこの物語は長すぎる上に登場人物は多すぎます。
復讐の対象者までの描写なら読み手として許せるんですが。
復讐される側の友人や愛人等。
その他、大勢の描写に、かなりのページを割いています。
この物語を現代に置き換えれば文庫2冊程度の構成で完結できるのではないか?と思わされます。
もし貴方がダンテスに興味を持ち。今から岩波文庫を読もうとするならば。
アドバイスとして
主人公のエドモンダンティスことモンテ・クリスト伯と復讐対象者達の描写だけ読んで他をシーンを読み飛ばすという読書方法をお勧めします。
そうしないと登場人物と設定多さに混乱するし、必ず挫折すると思うのです。
まぁ、それでも。これはエンタメ界隈から岩波文庫のモンティクリスト伯を読もうとしている人へのアドバイスだからね。ガチな読書家は全冊読破チャレンジしてほしい。むしろ要約して全世界に発信してくれ。
読むなら漫画版がお奨め
モンティクリスト伯を読むなら漫画版がお奨めです。
今現在発売されている漫画版モンテ・クリスト伯は評価も高く。
なによりも全7冊で難解な岩波書房の原作を
なんと1冊でまとめて破綻なく完結させてます。
これは快挙と言っても良い所業で作者様の読解力と漫画力には脱帽ものなのです。
原作を漫画化した作品では真面目に天才の所業だと思う。
主人公のダンテスだけに焦点を絞る思いっきりの良さなどから、実に読みやすい内容になってるよ。
初めからこれを買って読めば良かったよ。
漫画版を読んで小説を読むのが一番理解できる。納得のいく賢い読み方かもね。
漫画→小説→漫画。で読むと理解が深まると思うよ。
まとめ
この記事では。いかに岩波書房の原作モンテ・クリスト伯が難解な書物なのかを語ったけど。ストーリー自体は感動できるものではあるんだよ。
復讐の為に徹底的に冷酷であろうとするエドモンの心の葛藤を上手く表現できているし、どこまでが人として復讐して良いラインなのか?を考えさせられる。
異世界転生の復讐作品もこの物語を下敷きにしていると思うので古典を探るという意味では漫画好きも一読して欲しいね。
盾の勇者の成り上がりとかもこの物語をオマージュしてるのかな?
復讐の物語ってさ。どうやって復讐するかが大事なように語られるけど。重要なのは『どう復讐心に折り合いをつけるか?』にあるんだよ。そういう意味ではJOJOの第6部のエルメェスの言葉は正鵠だね。『怨讐の彼方に』ってやつさ。
もちろんメインテーマの「待て!そして希望せよ!」いかにこの言葉が生きる上で大事なのか。も考えさせられる作品になってるんだ。
待つこと。希望を捨てないで生きることの大事さを謳っているのよね。人生でも大事な教訓よね。これは。
特に社会に出てからは役に立つよね。大抵の人間は待てずに先走り失敗することが多い。この文学では『待つこと。そして希望を捨てないこと』の大事さをくどいくらい語ってる。
超大事な知恵だと思うから、漫画版だけども一読して欲しいね。下記にリンクも貼っておくからね。
うー。ところで、この7冊の岩波文庫どうしようか?
図書館にでも寄贈しなさいな。あるいは施設の本棚に置いておくとか?
介護士が岩波書房を読むか?
ははは。そこは『希望を持って持つ!』しかないよね。
うまくオチがつきましたとさ。
漫画版は真面目にお勧めだから、是非読んでみてね。
おしまい。
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フリートーク
小説の原作を漫画などにするのは漫画力よりも読解力が大事だよね。その点で言えば藤崎竜とかは凄いと思う。
『封神演義』や『屍鬼』や『銀河英雄伝説』の漫画版を描いてる人よね。
漫画に書き起こす力は画力以外にも読む力が重要だからね。凄い人だと思うよ。
封神演義は有名だけど他の漫画も面白いの?
屍鬼はアニメ化、漫画家もしているから是非読んで欲しいね。ちなみに屍鬼は有名なひぐらしのなく頃のオマージュにもなったと言われているんだよ。
ひぐらしのなく頃にの作者がサイレントヒルの最新作の原作を担当するって噂もあるわよね。
デジマ!?サイレントヒルは2が至高だったけど最新作が出るなら買ってもいいかな。
ゲームもたまにはしたくなるよね。
ピエロ的にお勧めゲームはなに?
FFⅩ.。SEKIRO。ライブアライブ。サイレントヒル2。サガフロンティア2。かな?
マイナーなのか。メジャーなのか分からないチョイスね。
誰か性格診断をお願いします。
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