ハッピー君。冤罪事件に憤るの巻
ぴえん!ボクは何もやってなのに犯人扱いされた!悔しいよ!
社会に出たら、何時、どこかで冤罪が降りかかってくるか分からないよね…だから常に警戒をして生きなくてはいけないんだよね…
おまけにピエロはダサいから。同じピエロのボクもターゲットにされて風評被害だよ!ボクはただ可愛いだけなのに!
おい。そのダサいと言った奴は誰だ…?
はいはい。私ですよ。ごめんなさいね。
でもピエロさ。毎日同じ服装なのはダサいと思うぞ!その服、もう数年くらい着てるでしょ?身だしなみをアップデートしないとダサいわよ?オタク丸出しじゃん!?
ぐはぁ!
そうだ!そうだ!ピエロが犯罪者みたいな服装の責でボクが酷い目にあってるんだぞ!反省しろ!
10年前の服を着続けるダサい自分に反省しろ!!
ぐはああああああああああああ!!
反省しろ!反省しろ!反省しろ!!
反省しろ!反省しろ!反省しろ!
というわけで…今日は、冤罪をかけられたので犯罪者になってしまった為に酷い人生をおくった家族の物語を紹介する。
『テセウスの船』というドラマにもなった漫画だよ!
無理やり会話を変えたな?こいつ?
テセウスの船のあらすじ

主人公の 田村心 は、幼い頃に父が起こしたとされる大量毒殺事件により、人生を大きく狂わされてきました。
父・佐野文吾 は、村で起きた事件の犯人として逮捕され、「史上最悪の殺人犯」として世間から非難され続けています。
しかし心は、父が本当に犯人だったのか疑問を抱いていました。ある日、心は不思議な出来事により、事件が起きる直前の過去(1989年)へタイムスリップします。そこで若き日の父や家族、そして事件の関係者たちと出会いながら、父の無実を証明し、事件を阻止しようと奔走していきます。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 作品名 | 『テセウスの船』 |
| 作者 | 東元俊哉 |
| 掲載誌 | モーニング |
| 連載期間 | 2017年6月22日 ~ 2019年6月27日 (ウィキペディア) |
| 巻数 | 全10巻 |
この漫画はね。毒入りカレー事件が元ネタになってると噂されるよね?
え?毒入りカレー事件ってなに?
え?知らないの…?あの世間を震撼させた毒入りカレー事件を?当時の小学生がカレーを食べれなくなったあの事件を?
以下にWikeを貼っておくので一読しておきなさい!
関連事件
なかなか凄惨な事件よね。
今の時代はもう忘れられてる事件だよね。
テセウスの船は加害者家族についてフォーカスした作品

テセウスの船はタイムスリップをして真犯人を探すだけの話しではありません。
この物語の最大のポイントは加害者家族について鋭く描写されているところです。
サスペンスと言う物語は構成上。被害者が主人公になり、真犯人を捜索するというのが主軸となるのですが。
この物語は加害者家族が主人公になり
重大犯罪を犯した犯人の家族の悲惨な姿も描写しているのです。
これは現在の隠れた社会問題でもあるので、非常に多くの方に知ってもらいたいことでもあります。
事件が起きた場合、犯罪者は刑に服して終わる傾向がフィクションには多いけど、本作は加害者家族が主役になってる点が新しい切り口になってるんだ。
これって以前、ピエロが紹介した新書。加害者家族みたいな感じだよね。
・関連記事

この本は加害者家族について書いた新書でね。非常に重い内容で、隠された社会問題について言及されたものなんだ。
犯罪というのは犯罪者だけで完結しないんだよね。
現実と過去が交錯する物語

タイムスリップものであることから過去に戻り、過去を変えれば現在は変化するという考えがこの物語りにはあります。
主人公は不幸な生い立ちなどを変えるために過去に戻り真犯人を捜索するのですが、犯人を捜す過程で本来の未来を変えてしまい別の世界軸が出来てしまうストーリーが発生します。
この変えてしまった過去で生じる。あり得ない未来が非常にサスペンス要素に拍車をかけるのです。
犯人は一体誰であるのか?
そして犯人は
「どんな心境で生きているのか?」
も考えさせられる深い内容になっています。
主人公の周囲も事件が起きたのか?で性格や生き方も変化していますし、過去の出来事を変化させて別人になってしまうという事象がテーマであるテセウスの船を上手く表現できていると思うのです。
過去に戻ると未来の知識を持ってる主人公が現れるわけだから過去の出来事を変えちゃうんだよね。
だから、本来とは違う世界線が生まれちゃうのね。
この現在・過去・未来がクロスオーバーするのが面白く。本作を深く考察する要因になってるんだよ。
タイトルのテセウスの船という哲学

この漫画のテーマに
『過去を変えたとき、未来の自分や家族は“同じ存在”なのか?』という哲学があります。
過去を変えた時に新しく発生する人物は本当に自分の家族なのか?
本来は関わり合うことがなかった父と過去に戻り絆を育み、未来を変えた先にある主人公の家族は本物なのか?
そしてこの問いは終盤の展開に大きく関与してくることからとても大事なテーマと言えるのです。
・メモ
哲学って面白いな。と思わされる思考実験だね。
こんな哲学からも漫画のネタができるなんて凄いよね。
ちなみにこれは人間の体にも同じことが言える。人間は2年間程度で全ての構築物質が入れ替わると科学的に言われている。そうなると2年前の人物と2年後の人物は同一人物なのか?とね?
人情ドラマが熱い

加害者家族を主人公にして過去を変えるという物語の性質上。
内容は基本的に暗くなっています。
しかし主人公の周囲の家族は明るく熱く、そして優しい平凡な人達です。
犯人の動機も含めて、『何故?あの事件が起きたのか?』を推理し感情移入することもこの漫画の醍醐味と言えます。
冤罪をかけられた主人公のお父さんが熱い人でね。なんでこんな人がって?疑問から序盤はスタートするんだよ。
まぁ、そんな人物だから犯行を犯すわけがない。と真実を追求することになるわけよね。
最終回の最後のオチはなかなか好きです。
総評

え?ある事件って何?
元ネタの事件はね。昔、噂話程度なんだけど、ある噂が世間的にセンセーショナルだったんだよ…
ネットもそこまで復旧してない時代だからね。噂が噂を呼び、今でも当事件の犯人の冤罪材料になってるんだよ。
昭和の事件って冤罪や未解決事件が多いわよね
DNA鑑定やネット整備も発達してなかった時代だからね。
少しだけメタ的な話になるけど作家人は推理物を描く際にインターネットなどが整備されてない時代を設定した方が構成を作りやすいと言われているんだよ。
当たり前だけど今だとAIやネットの力で犯罪は起こしにくい時代だもんね。
うん。今はホワイト社会だからね。犯罪に関わらず、悪いことはしにくいよね。
全10巻だから読みやすい点も魅力だよね。
お勧め書籍で『関連記事』の加害者家族について書かれた本を紹介しているから読んでみてね。
・関連記事

当作品の理解が深まる新書だよ。
理解が深まるけどネガティブな気分になるのは玉に瑕よね。
おしまい


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