ハッピー君。残酷無慈悲な絵本に憤慨するの巻

ピエロが今、一番尊敬する作家って誰?
エドワードゴーリ(故人)
え?エドワードエルリック?それは鋼の錬金術師の主人公でしょ?
え?いや絵本作家だよ?有名人だよ?
え?知らないんだけど?てかスマホで調べたけど。滅茶苦茶、昔の人じゃん?その人?
そんなことないよ!じゃ、この有名作品を貸すから読んでみ?
え?『不幸な少女?』なんか不吉なタイトルがきたんだけど?
大丈夫!小公女セーラにオマージュされた作品だから!
本当かな?
・
・・
・
・
・
おい!っこら!ピエロふざけんな!可哀想な女の子が不幸になっていくだけの作品じゃないか?
え?タイトル通りじゃないか?なにが問題なの?
絵本って子供とか見るだろうが!なんでこんな不条理なお話を描いてるねん?人の心とかないんか?
子供に社会の不条理を教える為に決まってるじゃないか?
こんなの読んだら子供はトラウマになるだろ?
でもね。不思議と社会では評価されてたりするんだよ?
世も末だ!末法の世の中だよ!こんな絵本は禁書!焚書!
難しい言葉知ってるな~。まぁまぁ!分かったよ!今日は絵本作家エドワードゴーリについて語ろうじゃないか?
言い訳をしてみろ!ボクにこんな胸糞作品を薦めたことを言い訳してみろ!そして、あの不幸な少女に謝ってくれ!!
今日の君、少しスザ◎入ってない?
エドワードゴーリってどんな人?

エドワード・ゴーリー(Edward Gorey)は、アメリカの作家・イラストレーターで1925年にシカゴで生まれ2000年に亡くなりました。
彼は独特なゴシック調のイラストと、ブラックユーモアに満ちた物語で知られています。
主な特徴としては緻密なペン画、白黒の線画スタイル。ヴィクトリア朝風の服装や建物。
登場人物たちは、無表情かつ奇妙な動きを見せます。
内容は意味不明なものからダークな世界観が多く子どもがあっさり死んだり、意味深な出来事が起きたりと、不条理で不気味なユーモアが特徴。
説明されないまま終わる不条理な話が多く、読み手に想像の余白を与えます。
あとエドワードゴーリは大の猫好きという。
子供は◎しても猫は絶対に◎さないというポリーシーが作品内あるとか。
さ、サイコだ…

エドワードゴーリの魅力

非常に繊細な白黒ペン画であり。シニカルでコミカルなキャラクターが実に魅力的です。
不気味でどこか落ち着くという定評がある作家なのです。
坦々と子供を◎していく作品なのにそこに何故かユーモラスを感じる作品も多いのです。
アルファベット順に子供が◎されていくのに何故か笑っちゃうんだよね。
それはピエロがおかしいだけなのでは…?
あと…『不幸な少女』では良く見るとバックに黒い不気味な生き物がまとわりついてるのを発見すると急にミステリアスな気分にさせてくれる。
あ!本当だ!なにこれ?怖い!?
初見では発見出来ないこの黒い影を発見すると急に考察の余地が出てきたりするんだ。味わい深いよ。
絶妙な背徳感がある作品。

エドワードゴーリの作品は子供むけ絵本棚に置かれているのにも関わらず、見てはいけないような背徳感描写がある作品が多いです。
上記で述べたように、ホラーのような展開ミステリアスな展開が多いですし意味の分からないシュールな内容に、
多く読者は
『これは本当に絵本なのか?子供に見せていいのか?』
と疑ってしまうことも多々あります。
しかしそのギャップがどんな展開が待ち受けているか分からない予測不能な展開がエドワードゴーリ―作品の魅力だと思います。
面白いのが、この絵本は子供向け本棚の棚に置いてあるということなんだよね?
なんでや!こんな絵本、教育に良くないだろ絶対!!

まとめ

というわけで今日はエドワードゴーリ―の作品を紹介したよ。
な、なんで…こんな作品を創る人がいるんだろうね…?
まぁ、奇才、天才のすることだから深く考えちゃ駄目なんじゃないかな?
作数も膨大な数、存在していて、アナグラムなペンネームでの作品もあるから熱心なコレクターもいるらしいよ。
絵本って基本的に変わった人が作者が多い気がするな。
女性有名作家が多いのも特徴だよね
絵も話も描けると普通は漫画の投稿とかに行っちゃうから絵本作家をあえて始めから目指す人は少ないかもね
でも…この子供が残虐にタヒんで逝く内容は許容できないな。ボクは!
ハッピー君は優しいね。でもそういう絵本では中々描けないギャップが刺さる作家でもあるということだよ。あくまで絵本は子供向けという認識が世間ではあるからね。
特に『おそましい二人』はゴーリ―最大の問題作と言われていてね…Z指定でもおかしくない作品さ。是非読んでみると良いよ!
問題作をお勧めするな!
おしまい!
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
フリートーク
エドワードゴーリ―だけでなく奇妙な絵本作家は沢山いるんだよね。
絵本はシンプルでページ数も少ないから描きやすいのかもね。
歴史も古いからね。子供に『簡単な物語を読み聞かせたい』という教育の部分も多くあったと言われている。
子供は大人と違って文章量が多いと興味を無くしやすいから絵本が打って付けなわけね。
だからたまに汚れた大人が出てきてゴーリ―のような作品で厳しい社会の現実というやつを子供に押し付けようとする。
コウノトリを信じている少年少女に無修正ポルノを見せつける下種な快感さ
言葉は選ぶべきだけど、この作品を喜々として読ませる大人はそんな心境でしょうね…
でもねピエロ。そういうのを何て言うか知ってる?
え?なに?
余計なお世話!
ぎゃあーす!

コメント