ハッピー君。ピエロのバットエンド症候群に辟易するの巻(みんなは元ネタがいくつ分るかな?)
でさ。このワープ列車の仕組み最悪でさ‼乗ったら最後、時空間に飛ばされて乗客は2000年間放浪することになるんだ!当然、乗客は心体ともにぐちゃぐちゃさ!でも大丈夫!現実では10秒しか経ってないから。目的地に到着したら記憶は消され再構築!ジャジャジャジャーン!10秒で到着だ!時間がない時はこれに限るね!世の中本当に便利になったよな!!あはははは!!
…
他にもさ。事故で全ての物が反転した汚物にしか見えなくなった男の話があってさ。ある日、病院で自◎しようとしてたら可愛い美少女が彼の前に現れるんだよ!当然、彼は恋に落ちるわけ!でもさ。彼女は現実世界ではアレなわけでさ!その恋愛は最初から破局しかみえないわけ!ワラタ!
……
他にもさ。実の父親がさ。娘をその星の住人の人体実験の材料にして100年近く解体される様を笑ってみてるようなお話があるんだよ!しかもソシャゲで!良くやれたよな!すげぇーよな!げははは!
はははははははは!!笑っちゃうよね!!
はっはははっはははははっははははははっは!!
あー笑い疲れた!顎が吊りそうだ!うん?ハッピー君。どうしたの?笑うの堪えてるの?笑えば良いと思うよ!わはははは!!
ふざけんじゃねぇぞ!サイコ野郎!
え?何か気に障るようなこと言った?君が面白い物語りを教えてくれって言ったから答えただけなのに?
なんで全部後味の悪いお話しばかりなんだよ!?センス疑うよ!!もっとハッピーエンドはないのかよ?
えーハッピーエンドなんて嘘臭いじゃん?頭に砂糖菓子でも詰め込まれてるんじゃねぇ?て感じじゃん?
ピエロの思考回路の方が怖いよ!なんでバットエンドの胸糞悪いストーリーばかり求めるようになっちゃったんだよ?頭沸いてるのか!!?
…泣く程、僕の紹介するストーリーが怖かったか?しょうがない。そんな君にハッピーエンドを求める男の物語りを紹介しよう!
『全滅エンドを死に物狂いで回避した。パーティが病んだ』という物語だよ!
タイトルがまた怪しい!
ちゃんと明るい物語だって。嘘じゃないって!僕を信じなよ!
信じられるか!?
全滅エンドを死に物狂いで回避した。パーティが病んだ。のあらすじ
「――いやああああッ!? ウォルカ、し、死んじゃだめえええええッ!!」
日本から転生した冒険者ウォルカ。ダンジョン探索中に突如強大な魔物に襲われた彼は、仲間を庇って瀕死の傷を負ってしまう。その瞬間ようやく気づいた――ここが前世で読んだダークファンタジー漫画の世界で、自分が仲間もろとも全滅するモブキャラだったのだと。
バッドエンドを強く嫌うウォルカは、仲間のために死に物狂いで戦い奇跡的に魔物を撃破。片目片足を失いこそしたものの、パーティ全滅の運命を覆せたことに安堵していた。ところが、仲間の少女たちの様子がなんだかおかしくなってしまって――
この物語の基盤は『助けたから救われた訳ではない』ということなんだ。運命を変えたツケを支払うことになる。というのも物語のポイントだね。
ふ、ふーん。アフターケアが物語の主軸なんだね。全滅はちゃんと防いだんだ…偉いじゃん!でも…なんか様子がおかしいって何故?というか帯に『曇らせ』とか書いてない?
物語の軸。

この物語の軸は単なるやり直し成功譚ではなく救われた人間のアフターケアもちゃんとしなくてはならない。というところに焦点を当てているということです。
ただ救われただけでは何もならない。救ったからには責任をもって救った人を幸せにしなくてならない。
という今までの物語りではあまり描写されなかった点に焦点を当てているのがこのストーリーのテーマです。
救っただけで道を示さなかったのは質が悪いよね?って話。
でもさ。それは救うだけで精一杯だったんじゃないかな?
その通りさ。救ったあとのアフターケアが出来るなんて余裕がある証拠なのさ。今までの物語だと救うだけで終わっちゃう物語なんて山ほどあるからね。
では何故そのような物語が成立するかを考えてみよう。
救った後を書く物語を書く必要性について

では何故?このような救った後のアフターケアを書く必要性が出てきたのか?を考えていきたいと思います。
実際にはいくつかの流れが重なって、“救った後を描く物語”が増えてきたと管理人は考えています。
① 物語の成熟:ゴールのその先へ
従来のファンタジーや冒険譚は、敵を倒す。ヒロインを救う。世界を救う。ここが物語のゴール=カタルシスのピークでした。
例えば、指輪物語 や スター・ウォーズ なども、基本的には「勝利」で一区切りがつきます(もちろん余韻や後日談はありますが、主軸ではない)。
でも読者・視聴者がこう思うようになったのです。
「で?この人達どうなったの?」
この問いに答える為に、アフターケアという概念が誕生しました。
② 心理への関心の変化(かなり大きい要因)
必要性に関して語るなら、ここが一番大きいです。
現代は、物語においてもトラウマPTSD的な反応人間関係の歪み依存や共依存といった「心の後遺症」にリアリティを求める傾向が強くなっています。
昔の物語では「救われた=ハッピーエンド」で処理されていたものが、
今は「救われたけど、心は壊れたままかもしれない」
という前提で描かれる。
価値観の変化があるのです。
③ “やり直し系”の構造的な必然
『全滅回避』系は特にそうですが、主人公だけが未来を知っている仲間を操作的に救う本来の運命をねじ曲げるこの時点で、もう関係性が歪む要素が確定しています。
つまり、アフターケアを書かないと不自然になる。ということです。
ジャンルの進化によって救った後の物語が本編になったとも言えます。
④ 読者の耐性と嗜好の変化。
昔はシンプルな勧善懲悪。明確な達成感が物語に求められていました。
現在は苦い後味でも受け入れるむしろ「綺麗すぎる終わり」に違和感を持つ
つまり、読者が“未解決の痛み”に耐えられるようになった。
これは文化的な成熟とも言えますし、逆に言えば現実の複雑さが物語に反映されているとも言えます。
世の中がどんどん複雑化しているから、物語も乗じて同じように複雑化していく流れになったんだ
時代が変化して新しい物語の形式に成ったということだね。
ハッピーエンドを目指すということ

本作は主人公の行動原理に深いテーマがあります。
それは『ハッピーエンドを求め続ける』という強い意思です。
物語の設定上、この世界は残酷で酷薄というものがありますが、その中でも主人公はヒロインが全員、幸福になる為に頑張るという姿に作中のキャラクターも読者も惹かれることになるのです。
このハッピーエンドを求めるという意思は物語りにおいては陳腐でありながら、力強い要素でもあるのです。
特に近年は物語にリアリティを不随することを求められることが多いので
ハッピーエンドを嘘臭く感じる読者に、この考え方が新しく新鮮に感じるかもしれません。
ここが大事な要素でアフターケアをする理由が『主人公の誰も不幸にしてはならない』という信念があるからなんだ!
でもこの考えこそがジレンマになってヒロインのトラウマを多く抉ることになり、さらに『病み』を悪化させることになるんだ。
主人公のハッピーエンドを求める気持ちが裏目に出るという事だね?
主人公が異世界転生をしているんで根っこの部分が平和に生きる現代人。飛ばされた異世界の過酷な考えとの齟齬にもなってるんだよね。そして、主人公の考えの正体の真実を知るのは読者だけという構成が上手なんだよね。このラノベ。
まとめ

どうだい?少しは明るい気分になっただろう?
気分は少し回復したけど、なんで?『病んだ』と言う言葉がつくんだよ?
病んでも完治させれば良いじゃないか?この物語の主人公みたいにハッピーエンドを求める姿に感銘を得るべきだよ?
最初は最悪でも、終わりよければ全て良し!ということ?
イエス!そういうことさ!男ならヒロイン全員を幸せにするくらいの気概を魅せる方が異世界ファンタジーらしいだろ?
おー発想が昭和!うん!そうだね!よーし!ボクもこの物語を読んでみるぞ!ハッピーエンドを目指す心意気を学ぶんだ!
そうだよ。『何事も終わりよければ全て良し!』の精神で突き進むんだ!火炙りになるのもいつか終わるならの精神で突き進むんだよ!
…ところでさ。◎んだ奥さんから謎の手紙が来て思い出の街に行たら怪物達に囲まれる事務員さんの話を聞いてかない?
やめろってんだろうが!!このバットエンド症候群が!そんな風に世をは儚んでいたら、いつか心を病んで鬱になって病院送りになるぞ!
おしまい


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