この記事を要約すると
①介護報酬改定は利用者さんに頂く報酬の数字を増減する為、既存の書類を全て差し替えなくてはならない作業。
②CMの送ってきている書類を確認することは大事。
③分からないことは聞くことが大事。見栄を張るな!
なにごとも決算時は大変よね…。
報酬改定で何故そこまで施設は慌てるのか?
ね?ピエロ介護報酬が改定でみんな忙しいとか言われてるけどなんでみんなそんなに慌ててるの?
確かに企業側からすれば報酬改定(UP)は嬉しいことかもしれないね…
でもね。介護報酬を改定するということは既存の介護報酬系の数字を全てを書き換えることでもあるんだよ。
え?いままでの数字をすべて書き換えるの?
基本、今回の報酬改定で上昇した項目は全てだね。
滅茶苦茶、面倒くさいじゃん?
ウルトラスーパー面倒くさいよ!
今日は介護報酬改定について介護職の管理者さんに簡単に説明しよう。
この記事で分かる事
そもそも介護報酬改定とはなにか?
介護報酬改定とは、事業者が利用者に介護サービスを提供したときに対価として事業者に対して支払われる介護報酬を改定することです。
原則3年に1回行われ、介護士の給料アップとセットです。つまり介護士の給料アップとは。利用者さんから頂く報酬アップ率に応じて介護士の給与が上がる仕組みなんですね。
少し例を出して介護報酬改定の事務作業について考えてみましょう。
要介護1の人が現在100単位で報酬改定後は110単位になるとします。
そうすると差額は10単位ですよね?
その10単位の差額をそれぞれの施設加算やベースアップ支援加算に合わせて計算しなくてはならないのです。
さらに施設、それぞれの実費計算(食事代金やお部屋代金)を足して施設のパンフレットやホームページに記載しなくてはならないから、時間はいくらあっても足りない状況なのです。
うぐぇ!面倒くさい!!
あ。でも介護士の給料が上昇するんだから良い事じゃないのか?
一般介護職員さんはね。でもこの数字の改定に関わる事務員さんや管理職。報酬改定の説明をしなければならない相談員は今、てんやわんやのはずだよ。
そうよ!利用者さんの家族やケアマネジャーに数字の改定を周知しなければならないのよ。
報酬改定について理解してない家族も多いから大変なんだよね…!
介護報酬改定で注意しなくてはならないポイント
事業所によって介護報酬改定によってしなくてはならない項目は違います。
場合によっては減額する加算もありますし、廃止する加算もあるでしょう。
減算というある条件で発動する加算もあります。
そんな時に必要なことはケアマネジャーや経営陣との連携です。
提供表を見直して改定前の単位になってはいないか?ということを必ず確認してください。結構な人が改定前の単位で登録しています。
できれば複数人でチェック作業をすることをお勧めします。
間違えると返戻作業です。
改定は報酬改定を施行した初めの月を乗り切れば3年間は同じ単位で原則動くはずだから最初が肝心なんだよ。
まぁ、その後は一定数を超えると発生する減算とかに注意すればスムーズに行くわよね。
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介護事業所の返戻について書いた記事だよ。返戻をしないと利用者さんに請求するお金が滅茶苦茶になっちゃうから実績処理を間違えたら絶対にしなくちゃいけない処理なんだ。
報酬改定時などで大切なこと
報酬改定などが起きたり、法律が変化すると書類を大きく変更しなくてはならなくなります。
書類の変更は数字の変動であり、施設にとっても大きく影響する大事な事務作業です。
下手をしたら返戻を繰り返して、国保分のお金を貰えないことにもなりかねません。
ですから何度も面倒くさがらずに確認をしたり、分からなければ上司や書類が強い人に聞いて下さい。
大事なことは自分一人で考えこまず、かつ見栄を張らないということです。
間違えたら素直に間違えたと認める度量が必要ですし分からないことを認めて聞くことが超・大事です。
今の時代、返戻を焦がして個人に回収できない国保分を請求するブラック企業は多分ないだろうけど。報酬改定系の書類はそんなことを想起させるほど責任が重い仕事なんだ。
ピエロは書類でミスをして自腹で払う管理者達を多く見てきたんだよね?
そりゃ、管理者に出世したがらないはずよね?
まとめ
以上が介護報酬改定における書類と大事な要点だよ。
介護報酬が上がるのって大変なんだね。ボクは平社員で良かったよ。
ところが今後はこの前話したバックオフィス業務が必須となることからこのような事務作業も頭に入れておかないといけないんだよ。
今後は介護職で生き残る為には深い専門知識やデジタル技術や課題解決能力が求められてくるんだよ。
あのさ…それただの経営者じゃん…。働く意味なくない…?
経営者しか働けない未来ってなんやねん?そんな凡夫は生き残れない未来は地獄じゃん…?
まぁこれはあくまで予想の範囲だけどね。そんな風になったら僕も立ち回れないしさ。
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バックオフィス業務についての記事だよ。こんな介護士みたことないっていうのが本音だけどね?
おしまい
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