トラブルになりやすい介護給付について。

福祉
この記事はトラブルになりやすい介護給付ミスについて書きます。
前回の返戻処理が起こす未収金トラブルについての記事も参考にするとより理解を深められると思います。
返戻作業が起こす未収金トラブル。
この記事は介護施設における返戻作業が起こす未収金トラブルについて書いた記事です。前回の【未収金の回収について】の記事も参考に読んで頂くとより理解を深められると思います。この記事を要約すると。①未収金と請求書の金...

この記事を要約すると。

①介護士でもケアマネや事務員の仕事を任せられることがある。
②給付管理のミスは金銭トラブルになりやすい。
③利用実績を確認入力する作業はとても大事。

お金のトラブルってどの世界でも嫌なものよね。

介護における給付管理について学ぼう。の巻。

今日は介護の書類について語るよ。

え?またあんな面倒くさい書類の話をするの?ボク飽きた。介護士は介護の仕事だけしてればいいじゃん?

僕も介護士は利用者さんの介護だけをしていればいいと思ってた時代がありました。

でもね。ハッピー君。介護士はいつこのような書類管理を任されるか分からないんだよ?

なんでだよ!?書類なんてケアマネや管理者、事務員がする仕事じゃないのか?

その認識はもう古いよ。今は人出不足に拍車がかかり一般介護士でもケアマネのような仕事を回される時代なのさ。

だから今日はおおよそでいいから介護の書類について学んでいこう。

この記事で分かる事

給付管理とはなにか?
トラブルになりやすい給付管理のミスについて。
どうすればトラブルを起こさずに済むかのか?

新人介護士さんも長く勤めていたら書類には嫌でも関わる可能性があるから少しだけでも覚えていこうね。

給付管理とはなにか?

給付管理とは、介護サービスの利用者の介護費用または支援費用を管理する業務のことです。

主にケアマネジャーが対応しますが施設によっては介護事務員が対応するケースもあります。

居宅介護支援事業所などの介護事業者は利用者が介護保険サービスを利用した際、介護給付費を請求する必要があります。

しかしこの人出不足も相まってこの介護の給付管理を名ばかり管理者やリーダーに押し付ける事業所が増えているのです。

本来なら上記の役職の方々する仕事ですが介護士が給付管理をする事業所が多いのが実情です。

ケアマネや事務員がする仕事を介護士がするのはなんでなの?法律違反じゃないの?

法律違反だろうね。だから事業所側も職員を管理者に強制的に昇進させて管理業務として給付管理をさせるんだよ。

最後のチェックを事務員やケアマネにさせて9割を介護職員にさせる。責任者の欄には事務員やケアマネの印を押すから事務員やケアマネが給付管理をしたことになるのよ。

ブ、ブラック企業だ…!

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トラブルになりやすい給付管理ミスとは?

給付管理には利用者の施設を利用した日数を入力する実績入力や食事の回数を入力する実費計算がありますが特に気をつけなくてはならない入力があります。

それは変化することで家族に理解し難い請求をしなければならない給付管理です。

介護ソフトの種類にもよりますがこれから紹介する利用者登録の介護度の変更や負担割合の確認は特に注意が必要です。

要介護度の更新にはご注意を。

介護度は1だった利用者さんが介護度2になった場合など。変更の入力を忘れてたり家族に周知しなかった場合。身に覚えのない請求で家族とトラブルになりやすいのです。

えーと。もう意味分かんない。

あーつまりだね。例えば要介護1の人が1000円でサービスを受けていたが要介護2になったら1200円でサービスを受けることになります。

差額は200円です。要介護の更新を忘れてしまったら要介護1で利用料を請求するので200円の請求を後日家族に支払ってもらわなければなりません。

家族は利用料の請求は支払っているのに「なんで?」ということになる。問い詰めると事業所の入力ミスでした。家族は怒る。という流れさね。

うん。そりゃ怒るわ!

介護度はケアマネが善意で家族を交えずに更新したりするから急な値上げに家族とトラブルになりやすいのよね。

要介護の更新は間違えたり忘れたりすると差額を数か月後に家族に請求しなくてはならずにトラブルになりやすいぞ。
ケアマネが家族を交えずに担会をして介護度を引き上げた場合等は家族にもしっかりと介護度が上がる事での請求額アップを周知しておかないと急な値上げに家族からクレームが来るぞ。

要介護の更新って国の審査待ちで審査が暫定の時は返戻になるから気をつけてね。

負担割合にも注意しよう

介護負担割合書の割合にも注意しましょう。

介護の施設で見かけるのは大体1割負担(国から援助で9割が援助されている)ですが自己負担が2割や3割の利用者さんもいます。

1割の方が多いからと言って気が付かずに2割負担の利用者に1割の請求をしてしまうと、後日、利用者の家族さんに身に覚えのない請求をしてしまうことになるのです。

これ本当に間違えやすいから面倒臭くても負担割合は豆にチェックしようね。

利用者のサービス利用回数にも注意しよう。

上記の二つよりは間違える頻度は低いですが、当然ながらサービスの利用回数にも確認は必要です。

宿泊回数の間違いや送迎の回数は純粋に請求額に影響しますので間違えないようにしたいものです。

大事なのは確実に入力したかどうか再三に確認することです。

僕は毎日。サービスを利用している利用者の登録。月の終わりにケアマネから送られて来ている提供表の確認と利用者の利用情報を一人一人チェックしているよ。

か、介護の仕事しながらだよね…これ?仕事量がやばくない?

やばい!それでも給付ミスによる家族とのトラブルより何倍もマシなのさ。

サービスの利用回数のミスを減らす為には確認をするしかない。毎日、確実に利用実績を入力をして月の終わりにケアマネから送られてくる提供表や利用者さんの情報を一人ずつチェックしよう。これでだいぶミスが減らせるぞ。

特に大事なのは毎日欠かさずにその日来館した利用者さんの情報を入力すること。必ずその日の内に入力することが大事なんだ。

新規の利用者さんを後回しにすると忘れたり多くなってミスが増えるのよね。

まとめ

①介護士でも最近は強制的にケアマネや事務員の仕事を任せられることがある。
②給付管理のミスは利用者さんの家族への請求に繋がり金銭トラブルになりやすい。
③毎日、利用実績を確認入力する作業はとても大事。月の終わりに提供表とその月に利用した人の情報も一人一人チェックしよう。

というわけで今日は【給付管理とトラブルになりやすいミスについて】語ったよ。

えーと。絶対にやりたくないです!

うん。介護をしながらこの給付管理は過酷だね。介護現場では利用者さんの対応で書類に集中できないからね。

おまけにナースコールや電話で容赦なく集中力を奪ってくるのよね。しかもそれでミスを許さない仕事なんだからやってられないわよ。

特別手当も付かないからね。僕も「本当にこの仕事は介護士の仕事なのか?」と疑問に思ってしまっているよ。

介護ってこれからさらに加速度的に過酷になっていくんでしょ?なにかお上(政府)に策はないの?

ケアプランの有料化や賃金アップで人員を補充しようとしているけど効果は薄いね。

実際、この手の問題は人出不足が解消されれば消える問題だからね。

とまれ今回は2回連続介護の給付管理問題について語ってみました。次回からはまた介護士の現場に関わるお話を語るね。

えー。ボクは漫画のネタがいいな。堅苦しいの飽きちゃったよ。

はいはい。気が向いたら漫画の話もしますね。

おしまい。

フリートーク

最近PCが逝かれて新しいPCに買い換えました。早くて良いですよ。

今年はなんでも総入れ替えの年だったわね。私達のアイコンも描き下ろしてもらったわけだしね。

スマホもそろそろ限界かな。と思う時があるから買い換えるべきなんだろうね。

まぁ連絡と検索できたら良い派なんで壊れるまで買い替えないけどね。

デバイスとかは新しくしていこうよ!時代に乗り送れちゃうよ!

一理あるけど介護士にデジタルは荷が重いよ。前回も話をしたけどスタッフの方々、年末調整やストレスチェックも覚束ないじゃん?

必須書類もデジタル化して停滞してる会社も多いでしょうね。介護業界は特に中年が多いからデジタルの壁に当たってるんじゃない?

うん。ぶち当たってるね。僕とかが一緒にやってこの問題に取り組んでなんとかクリアしてる状況さ。

うわーさらにピエロの仕事が増えたよ…

酒も珈琲も止めた今ストレスをゲームとかで発散しようとしているけど時間がなくてね。帰って寝る。休みの日はブログを書いて寝るの繰り返しさ。

ワーカーホーリーホックなってるよね。

まぁそれでも読書とかはやってるんで時間がないわけではないのであった。

確か週に10冊漫画読んで、毎日1冊新書を読んでるんだっけ?速読過ぎない?頭に入ってる?

うーんとね。たまに自分が何をしているか分からない時があるよ。

歳を重ねると時間の価値が上がるのです。そういう話です。

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