ヤングケアラーについて。

福祉
この記事はヤングケアラーの問題や定義ついて書いた記事です。

この記事を要約すると。

①ヤングケアラーとは18歳未満で親兄弟の世話をしなければならない子供のことを指す。
②ヤングケアラーの問題は孤独や周囲の無理解。
③ヤングケアラー問題は周囲の理解が大切。

子供に社会の親や社会のしわ寄せが行くのを見るのは辛いわね。

ハッピー君。幸せを噛みしめるの巻

今日も今日とてソシャゲライフ。職場でサボって行う周回作業は最高なのだ。

はぁ。君は幸せ者だね。世の中には幼い時から親の介護をして満足に勉強も遊びもできない子供も沢山いるのというのにさ。

え?ここ日本だよ?イラクとかアフリカとかならいざ知らず。日本で幼い子供がそんな風になっているのかい?

そんなの虐待じゃないか!?見つけたら即・通報。即・逮捕。そして即・保護だよ!!

ヤングケアラーと言ってね。若い時分から親の介護をする子供達が最近増えてきたんだよ。

今日は『ヤングケアラーの定義と問題について』書いていこうか。

この記事で分かること

ヤングケアラーとは何か?ヤングケアラーの共通点。私たちに出来ることは何か?

若い時代から介護なんて高齢化社会ここに極まれりだよ!

実は高齢者の介護だけがヤングケラーの負担ではないんだよ。

ヤングケアラーとは?

国によってヤングケアラーの定義は異なるのですが。日本の定義では。『家族にケアを要する人がいる場合に大人が担うようなケア責任を引き受け家事や家族の世話、介護。感情面のサーポートを行っている18歳未満の子供』と言われています。

高齢者社会だからといって老人だけでなく兄弟や親をケアしているケアラーも沢山いる。ということです。

まじかよ?高齢者だけでなく。兄弟の世話や親のケアも入るのか?

実はヤングケケアラーの中では親に次いで兄弟の世話というのが多いんだよ。

中には8時間程。学校やバイト以外でケアに時間を取られる人が多いんだよ。

8時間!?仕事じゃん!?

ヤングケアラーが抱える問題。

ヤングケアラーが抱える問題に小学生から家族をケアしている子供が多いということです。

子供の時間を親兄弟のケアで費やす為。孤独な幼少期から青年期を送りやすく多感な時期を一人で誰にも相談できずに過ごすため人生に傷を負いやすい人が多いようです。

同じことを繰り返して家族のケアが終わればすぐ学校に通学。

学校外では親のケアに費やしていた為。勉強もできず。遊ぶことも出来ずに。休息も満足に取れず。学校に着けば倒れるようにが教室では寝る。という日々を過ごす子供も多いようです。

もちろんそんな学校生活では成績は悪く教師の評価もあまり芳しくありません。

ヤングケアラーの問題は世間にもっと周知されるべきだと思います。

特に日本はさ。親兄弟の面倒を見るのは当たり前みたいな風習があるからね。

親兄弟のケアは良い悪いでは割り切れないんだよね。

先生とか身の回りの人達がその子たちを知ることが大事なんだよね。

家事手伝いとヤングケアラーのケアの違いとは?

そもそも普通の家事手伝いとの違いは何のでしょうか?

ヤングケアラー達はケアを要する家族がいるという状況と環境。ケアをしなければ家族が生きていけないという責任。仕事量の違いが普通の家事とは違うと言われています。

ヤングケアラー達は『自分がケアをしなければ親兄弟がタヒんでしまう』という状況にいます。これは大変プレッシャーがかかるもので学生の心身状況ではとてもキツイことです。

仕事量も何時間も精神疾患を抱えた家族の愚痴を聞いたり。

毎日明け方から兄弟のお弁当作りをしたりして『仕事』と言っても差し支えない業務をこなしています。

特に朝早くに起床してからのお弁当作りは重荷とこぼすケアラーも多かったらしいよ。

親に週に一度で良いから代わりに兄弟の弁当作りを頼んだら泣いて説教されたり殴られたりするらしい。

そんな無茶な!!

ヤングケアラーの共通点

ヤングケアラーの共通点に学校生活への影響。友人関係の希薄化、悪化、孤立、健康への影響があると言われています。

上記に紹介したような環境下では十分な勉強はできないでしょうし実りある学生生活を送るのは難しいでしょう。

運よく周囲の理解を得て福祉的な支援に対する知識を得て。ヤングケアラーの時代を乗り越えて幸せな未来を手にしたとしても『運』に左右される状況がそもそも間違いであって『運に左右されない社会作り』が必要なのです。

無事に問題なくヤングケアラー時代を乗り越えた人の多くは『自分は運が良かっただけ』と回想してるらしいからね。

運が成否を握るのはゲームだけで十分だよ。人生や社会はそうであってはならないよね。

ヤングケアラー問題に対して私たちが出来ること。

ヤングケアラーは目に映っていながらも見えていない。身近にいながら気づいていない。ことが問題です。

私達が出来ることはヤングケラーの子供達を知り。この子たちはヤングケラーなんだと理解してあげることです。

そしてヤングケアラーだからと言って当然のようにキーパーソンとして考えないようにしなければなりません。

相手は『まだ子供』だということを理解しなくてはいけないんだよね。

プロのケアワーカーでもヤングケアラーがまだ子供だということを理解してないケースが多いんだよ。

キーパーソンということばかりに目が行ってしまい相手が子供だということを忘れちゃってるんだね。

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まとめ

①ヤングケアラーとは18歳未満で親兄弟の世話をしなければならない子供のことを指す。介護だけでなく料理、洗濯、掃除も含む。普通の家事と違うのは責任が重く。仕事量が多いことにある。『自分がケアしなければ家族が生きていけない』という重圧はとてつもなく重く。子供が背負いきれるものではない。
②ヤングケアラーの問題は孤独や周囲の無理解。共通点に学校生活への影響。友人関係の悪化による孤立化。健康への影響がある。
③ヤングケアラー問題は周囲の理解が大切。多くの人が『見えていながら見えていない』という状況を解決していかなければならない。ヤングケアラーを支える人が周囲にいるかどうかを『運』に任せてはいけない。

というわけで今日は【ヤングケアラーについて】書いてみたよ

やっぱり恵まれているよね。ボクは。子供時代にソシャゲが出来るなんて幸せだ。課金も出来るし。

ヤングケアラーは経済的な問題から賃金を得にくいので外部の介護サービスを受けられないのもここで語っておこう。ゲームの課金なんて夢のまた夢さ。

お金か。やっぱり世の中は金なんだね。

福祉サービスは順番待ちや限度額数というものがあるから一概にお金だけでは解決できないけどね。

今日の記事の要点は『ヤングケアラーのことを社会的に認知しよう。身の回りにヤングケアラーがいたら少し余裕があれば気にしてあげよう』だよ。

ボクも学校生活でヤングケアラーの人がいたら声かけをするよ。…うん?

どうしたんだい?

ボクよく考えたら子供ピエロなのに働いてるじゃないか!下手したらヤングケアラーより境遇が悪いじゃんか!?

ははは。君はピエロであって子供じゃないんだよ。ピエロは立派な社会人さ。

社会の資産みたいに言いやがって!この状況は下手したら奴隷じゃんか!うう腹が立ってきた!

まぁまぁ。でもお給金は出てるんだから良いじゃんか?課金したいでしょ?

うん。課金したい。ソシャゲガチャは最高だ!

だったら良いじゃないか?幸せとは今あることを幸せに感じれるからだよ?

こういう悪い大人に騙されやすいのもヤングケアラー問題の特徴よね。

おしまい

補足

実はヤングケアラーは介助していた人間が亡くなると燃え尽き症候群みたいになっちゃって鬱になる人も多いらしい。

人生を家族の介護などに費やしていた為に張りをなくして心身が弱っちゃうのね。

中には『自分だけ生き残って自分だけまともで申し訳ない』という子もいるらしい

本当にこの問題は根が深いわよね。

あくまでヤングケアラーは子供ということを理解しないといけないんだと思うよ。

幼い時から親の面倒を看るのは過酷すぎるわよね。大人になっての介護だってきついのに。

これからどんどんヤングケアラーの問題は社会に認知されていくんだろうね。

少しずつ良い社会になると良いわね。

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