介護施設におけるリハビリについて。の巻
利用者の家族に介護施設でリハビリをさせて欲しいと言われたけど…実際これって無理じゃねぇ?
施設にもよるけど基本は無理だね。そもそも僕等は介護のプロであってリハビリのプロじゃないからね。
介護施設に預けるお客さんは介護施設に預けると認知症含めて自分に降りかかる介護の問題が全て解決すると思ってるけど。実際、階段を踏みながら解決するか。その問題自体が消化するのをゆっくりサービス使いながら待つしかないんだよね。
今日はその事について議論していこうか。
本日の記事の内容。
自己紹介
みなさん。こんにちはピエロです。
本日は介護施設におけるリハビリは可能か?について考えていきます。
本題に入る前に自己紹介だけさせて下さい。
私はピエロと言います。介護業界で10年以上働いた経験があり。
管理者経験もある。いわゆるベテラン介護士です。
資格は介護福祉士を持ち。現在。介護施設で管理者をしております。
このブログでは、主に新人介護士さんが3年以上その施設で働き続けられる立ち回り方や介護の心構えを分かりやすくユーモアに語っていきたいと思います。
宜しくお願いします。
介護施設でリハビリは可能か?
無理じゃねぇ。てか。ただでさえ忙しいのにリハビリとかやってられるか?
本音入りました。ハッピー君に1ポイント!(パチパチ)まぁ、実際。思うことはそんなとこだろうね。
ハッピー君の身も蓋もない発言を肯定してしまうとブログが終わってしまうので、続けますが。事実。施設勤務している介護士の本音はそんなものでしょう。
では。この問題は、どうすればこの問題は解決するのか。考えて行きましょう。
じゃさ。人が多くいたら解決すると思うかい?
そりゃそうでしょう。介護の問題は人出不足と給金アップで全て解決するんだ!(思考停止)
じゃ、今、君の施設に人出を増やして給金アップしたら、職員達は利用者のリハビリに励み。利用者達は元の健常者になれると?
そ、それは…
そう。無理なんだよ。この無理には3つの意味がある。1つ目は職員の質の問題。2つ目は高齢者の体の問題。3つ目は施設の環境の問題。
施設リハビリの出来ない3つの理由
①職員の質の問題
ピエロの言う職員の質の問題については。
かれこれ何度もこのブログで語ってきているので
大雑把にしか語りませんが。
介護職員の質の悪さは全てのお金を貰う社会人の中でも群を抜いてます。
彼等の生態系はサボることに特化し。
人の荒を探すことにしか目利きが聞かず。
頑張らない言い訳を常に探し続けている人種です。
ピエロ的には「頑張らない」のではなく「頑張れない」のではないかと思っています。
今まで生きてきた人生で成功体験があまり少なく。
努力すること。真面目に頑張ること。を考えられないのではないかと思っています。
ピエロは職員に対して恨みでもあるんですか?
粛然とした事実だよ。
とまれ。
そんな職員が増えても烏合の衆。
利用者のリハビリなどは頑張らないと思います。
②利用者の体の問題。
介護士や家族の方が利用者に比べてまだ、若いので忘れがちな事実なのですが。
施設を利用しに来館する方は精神的にも体力的にも疾患を抱えています。
鬱の利用者に運動させることは逆効果ですし。モチベーションの無い人間がリハビリしても他の人間の害になるだけでしょう。
そして。最も大事な要点が。
お年寄りの体力というのは基本的に向上しないという自然の摂理です。
利用者の体は維持することはなんとか出来ても、あまり回復する見込みはない。のです。
家族の中には「若い頃の父に戻してほしい」とか言ってくる人いるけど。介護士は魔法使いじゃないからね。
③施設の環境問題
三番目は施設の設備問題です。
人出も利用者のモチベーションもあるのですが。施設にリハビリする環境が揃ってない。
そんな状況が多いです。
例えば外科の手術が必要なのに。内科受診をする。病院という一括りで物事を考えてしまうから。
思った成果が発揮できず。「こんなはずでは」という状況になるのだと思います。
君もたまに見るだろ?やる気のある職員がリハビリと称して施設間を歩きまわらせているのを?
あ。見たことある。「OT(理学療法士)の資格もないのに余計なことをしやがって」てナースに文句言われてた。
設備が揃ってない環境だと。あれくらいしかリハビリ活動が出来ないんだよ。
目的意識とゴール設定は超大事
さて。ここまで。施設でのリハビリについて否定的な意見を出してきましたが。
高齢者の方がちゃんとしたリハビリを受けられる方法も考えていきましょう。
最初にまず上げたいのが。
目的意識を明確にするということです。
自分の家族のどの部分を改善(リハビリ)したいのか?
どの程度まで回復したいのか?現状維持でいいのか?
どのような専門の病院。あるいは施設に入った方がいいのか?
施設や病院を入所させれば、病気や障害が完治する漫画の世界と勘違いしてないか?
大事なのは、現実を知り。自分達がどの位置にいて。どの専門機関を使えば良いのかを自棄にならずに考えることです。
考えると言っても。誰かプロに相談するのも一つの手だよ。分からないことは聞く。これは全ての分野でも超大事なことだよね
今では多くの相談できる場がありますし。
リハビリ専門の施設もあります。
お門違いにならないよう。サービスの選定には気をつけましょう。
今ではリハビリの専門講座なども存在しているので利用してみるのも手かもしれません。
ピエロのまとめ
まとめ
今回は対象が家族目線になっちゃったけど。施設職員も使えるリハビリ方法も簡単に説明しておくね。
施設で環境が揃ってなくてもできるリハビリの一つにラジオ体操とストレッチというものがあります。
簡単な運動と体の解しですが。運動不足の職員や健常な利用者には効果が抜群なのです。
え?職員にも効果的なの?
介護職員は基本的に怠惰で運動しないからね。利用者のちょっとしたリハビリもかねて一夕二鳥なのさ。
良かったら。お勧めのストレッチの本をリンク張っておくよ。
リハビリも大事だけど。怪我しない体作りが大事だからね。
健康大事。良く寝て。良く食べ。良く運動。これ基本です。
おしまい。