ダンジョンは理不尽なものだと知れ!
ダンジョンは楽しいもんなんだ!だからボクもダンジョンに行く!
え?なに新手の現実逃避?君、今から仕事でしょ?てかダンジョンって洞窟でしょ?止めときなよ!君みたいなデジタルピエロが住める環境じゃないよ?
無職転生のドロシー師匠だってダンジョンは本当に楽しいものだと言ってたじゃないか?ダンジョンは楽しいんだよ?虫や蝙蝠は意外に美味なんだよ!(ダンジョン飯脳)
だからって洞窟おじさんの人生が楽しいとは僕は思わないけどね。
じゃ、とりあえず今から、ハッピー君の脳味噌を正す為に漫画でダンジョンの怖さを表現した作品を紹介しよう。これを聞いたら正気に戻って働くんだよ
その作品の名は『迷宮クソたわけ』だ!
また、マイナーなジャンルが出てきた…!
『迷宮クソたわけ』とはどんな内容?

絵はプロの作品の土壌に達してはいないけど、ネット作品だからこそ表現できる作品ではあると思う。
ピエロってさ。こういう作品を探してくるの上手いよね。
アマゾンでも無料で漫画が読める時代。すげぇな。と思いました。
大人気ウィザードリィ風青春冒険小説、待望のコミカライズ。
債権奴隷の少年の「ア」は、駆け出しの魔法使い。
名誉もなく、ただただ借金返済のために悪意溢れる迷宮(ダンジョン)へ挑む。
生きて帰れる保証はゼロ!?
ちなみに、こっちが正当な『あらすじ』ね
迷宮の悪意がぎっしりと詰まった作品

迷宮クソたわけという作品ではRPGのダンジョンをリアルにそして理不尽に描いた作品です。
主人公は勇者でも選ばれし者でもなく、辺境の田舎から商人に買われた奴隷魔法使いの『ア』で能力値も地位も最弱。
モブを代表したようなステータスをしたキャラクターです。
迷宮は非常に悪質に設計されていると作中では描かれていますが
某RPGなどではお約束の設計です。
落とし穴だったり
宝箱に矢のトラップが仕掛けられていたり
邪教徒が巣くっていたりです。
RPGなどのファンタジーではお馴染みの設計で二番煎じの内容なのですが
そのリアルに落とし込みが上手く
主人公の視点で見ると、非常に過酷で残酷でエグくて面白い内容になってくるのです。
ダンジョンで宝箱を開けて『トラップの矢を受けてタヒぬ』ということがことが、ここまでリアルに描かれた作品も少ないと思う
え?宝箱トラップの矢って序盤で1桁のダメージを食らうあれだよね?ちなみに毒とか塗ってないんだよね?
そうだよ!たった1回宝箱の解除ミスをしただけでリアルだと矢を食らうだけでご臨終さ。
こ、こえー!
モブパーティだから生まれる絆

地下迷宮では命がけの毎日を過ごしていくので連帯感や友情などの絆も生まれていきます。
普通だったら好意を寄せないような相手にもダンジョンでの危機的状況で愛情を育んだり
殺し合いに発展しかけたりします。
危機的状況や閉塞間で生まれるドラマ。
人間の心理を上手く描いてる部分もこの漫画の面白い点だと思います。
世界設定など

本作はダンジョンを軸に物語の経済や宗教、人間関係が複雑に絡み合って多くのキャラクターがダンジョンに参入してきます。
撲◎を得意とする異次元クラスに強い僧侶。
凄腕の流れ者の剣士。
冒険者を一流に育てることが生業の専業教授。
当然、上記のようなRPGに出てくるようなキャラクター達に主人公は太刀打ちできません。
ただ圧倒的な強さを思い知らされるだけなのです。
このような強キャラクターの凄みは
モブキャラ奴隷を主人公にしたからこそ上手く表現できるのだと思います。
あくまで勇者(達人)の冒険には参戦できず観てるだけ。というのが深みを出しているのです。
他にも『ア』も奴隷の身分でありながらもダンジョンとの往復で出会った仲間達と家族のような関係性を築いていきます。
理不尽に負けず借金を返済しようとする『ア』の姿は応援せずにはいられません。
主人公の『ア』が結構、賢くて目端が利く設定でね。機転を利かせて何度かパーティのピンチを救うことも地味にあるんだ。
地味に活躍というのがリアルな設定なんだね。
まとめ

主人公の名前が『ア』というのも斬新だよね。
アってなんだよ?
世の中にはね。奴隷の名前を考えるのも面倒な人がいるんだよ。
な、なんて、世界観だよ…。それ酷くない?
そういう設定が好きな人も是非、この『迷宮クソたわけ』を読んで欲しい!
最近はリメイクされているけど僕は旧バージョンの方が好きかな。それに旧バージョンなら、今ならアマプゾンで無料で読める!
ボクもアマプラで夜勤中にダウンロードして読もう!ダンジョン行くのやーめた!
君は今日は夜勤でしょ?仕事しなさい!
おしまい
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フリートーク
ダンジョンというか洞窟というのは昔から物語の定番であると言える
そういえば冒険物には常に洞窟の探検が設定されているわね。
何も持たない村人がダンジョンに潜りお宝を発見。貴族に成るというストーリーは夢があると言えるね。
でもさ。それ普通に考えたら墓泥棒の類でしょ?
そうだね…普通に考えれば犯罪だけど、そんなことは当時の人達は預かりしらぬ事情なわけで、洞窟探検=夢のある物語として伝承されてきたんだろうね。
他にも『少年は荒野を目指す』という表現があるけど、それは『田舎から出てきて一攫千金を得てやるぜ!』という夢を追いかけるという意味も含んでいるんだ。
ただ現代では荒んだ荒野を目指さなくても衣食住は完備されているから荒野を目指すという表現はタヒ語になりつつある。
『若者が夢を追って都会を目指す』という表現に似てるわよね。
まさにそれだね。
洞窟に行く必要がないのは現状が不満のない暮らしが出来ている証左でもある。これを『夢が無くなった』と取るか『素晴らしい世の中になった』と感謝するかは人それぞれだろうけどね。
私は洞窟なんて嫌よ!虫とか気持ち悪いわ!
そこが君とハッピー君との違いだね…

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