ボランティア活動でしてはならない支援行為について。

福祉
この記事は 『ボランティア活動におけるしてはならない支援』について書いた記事です。

この記事を三行でまとめると。

①ボランティアの支援では安易に食料や衣類を送ってはいけない。
②お金が一番、役に立つ支援。
③被災者の立場になって物事を考えてみよう。

大事なのは『焦らず』『急がず』『欲張らず』ということよね。

ハッピー君。ボランティア募金に失敗するの巻

お!募金箱がある。募金するぞ。ほら1円募金だ。

お!ここにも募金箱があるぞ!募金するぞ。ほら5円募金だ。

コンビニでお菓子を現金で買ったらお釣りが出てしまった…。大盤振る舞いだ!全部、募金箱に振舞ってしまえ!

ああ!!なんて良いことをしたんだ!承認欲求が満たされていく!気持ち良い~!崇めよ!称えよ!ボク。ハッピー!

そんなことをして幸福なのは君の頭の中だけですよ?

そんなことをないよ!被災地の人達もきっと喜んでるさ!ボクは今から使わない古着や賞味期限が切れたカップ麺とか缶詰を被災地に送るつもりなんだ!

ボクも断捨離出来て被災地も喜ぶ一石二石さ!人の喜ぶ行為は最高さ!!

迷惑だから止めなさい!ボランティアの有意義な支援が理解できてない君の為に。今日は僕が『被災地へのボランティア活動でやってはならない支援』について語るよ。

この記事と他のボランティア活動の記事は併用して読んで見ると理解が深まるよ。

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ボランティア活動について書いた記事だね。支援側のNG行動について書いた記事だね。

この記事で分かる事

①ボランティア支援は何故。無駄になりやすいのか?
②募金が一番効果的な理由。
③被災者の立場になって考えることの大事さ。

ボランティア支援で大事なことは余計なことはしないことさ。

ボランティア活動は善意の押し付けをする場所ではない。

能登半島地震からそろそろ一ヶ月が経過しようとしています。(令和6年1月28日現在)

地震状況も少しは落ち着いて被災地の復興活動も被災直後に比べれば『混乱が収まってきているのではないか?』と思えます。

しかし報道を観るとまだまだ油断できない状況が続いていると言えるでしょう。

今回は『被災地に対してやってはならない害悪な支援』について語りたいと思います。

結論から書くと『被災地はゴミ箱ではない』ということです。

必要のない物品を送り付ける場所ではない』ということを初めに書いておきます。

被災地へのボランティア活動における支援は不謹慎ですが誰かに送る贈るプレゼントの行為に似ています。

心ある人なら相手を思うプレゼントの難しさは理解できるはずです。

『自分が気持ち良いだけのプレゼント』が迷惑なことは。万人が理解できると信じています。

おいおいおい!?被災地の報道を観たでしょ?地震や火災で現場は滅茶苦茶だよ?非常時は賞味期限切れの非常食でも有難いでしょ?

その非常食で腹壊したらどうすんのさ?カップ麺やインスタント食品を沸かすのだって被災地は一苦労だよ。被災地はインフラが崩壊してるんだよ?

じゃ?衣類は?服は腐らないでしょ?インフラ関係ないでしょ?

服を選別するのも一苦労なんだよ?それに衣類を保管する場所は?救助に時間を惜しむ状況で運送や選別に時間や手間を使うのはナンセンスだよ?

じゃ。どうするのさ?やっぱりお金を募金するのが一番なの?

まぁそこが無難かな。でも君がやってた募金は基本。無駄だからね?

な、なんだって!?

募金は公式な募金場所に送らないと無駄になる

ボランティアの支援で一番無難な支援はお金です。

お金は必要に応じて交換することができますから被災地にとっても有難い支援です。

しかし募金する場所を間違うとそのお金は被災地へとは届かず。誰とも知れぬ人間のポケットマネーへと化けてしまいます。

例えばコンビニやスーパーの募金箱ですが。大金を入れた場合被災地に届く可能性は低くなります

これは管理人が上記の小売店で働いていた頃の体験談なのですが。

コンビニやスーパー等の募金箱を回収する役目をするのって大体がバイトなんですよね。

コンビニやスーパーのバイトをしているくらいですから、お金に余裕が無いはずです。

さて。そんなバイトが大金を目にすると次はどのような行動を起こすでしょうか?

もちろん性善説を信じるなら、善意は届くはずですしそうであるべきです。

ただ管理人が働いていたバイト先では責任感もモラルもない人が多かっただけという話です。

他にも被災が起こった年は神社の賽銭箱に数万円を募金する人も結構いたりします。しかも被災地へ送る当てもない賽銭箱にです。

必要な場所に必要な物を届けるのも、下調べをする知性が必要ということです。

せめて能登半島地震の募金という項目がついてる場所に募金しようね。

そんな間違いをするわけないじゃん?

君。さっきやってたでしょ?

あれは承認欲求を満足させる為だけにやってたんで問題ないです!

余計に質が悪いわ!

被災地に住む人の立場になって考えてみよう

最期に大事なことを書きますが。ボランティア活動や支援をする人は被災地に住む人の立場に立って考える視座を持ちましょう。

被災された方々は自然の未曽有の災害に遭い。とんでもない状況に追い込まれています。

それは単純に地震や火災でインフラや住居が破壊されただけではなく。この現代社会でモラルの崩壊された区域に取り残されたと言っても過言ではありません。

被災地の状況は犯罪が横行し日々ストレスが溜まっている状況なのです。

みなさんも噂には聞いたことはあるでしょう。

日常では百円の品物を被災の食糧難を良いことに数倍の値段で売りつける人間や被災した瞬間に暴力や略奪に走る人間がいるという噂を。

全ての人間がそんな人間とは思いませんが。そんな犯罪者が少なからず横行するディストピアで精神を擦り切らしながら被災者は生活しているのです。

そんな状況の人達に「ゴミにしかならないような物品を送り付けるのは如何なものなのか?」と思うのです。

被災地の方々の視点に立って余計な精神的負担にならないようにするのも立派な支援者の考え方なのです。

人は余裕がなくなると暴徒化する生き物だからね。そこで生きていくと余裕が無くなっても仕方がないのさ。下手したら笑ってるだけで因縁つけられて殴られるよ?

ま、まじか?

震災は自然の被害だけでなくインフラや治世の崩壊における二次災害の方が〇傷者数が多いと聞く。

経済的打撃や失業などを含むんだけど。精神的ダメージを引きずることで後に自〇する人も多いのさ。下手に傷に触れると本当に刺されるよ?

すいません!安易なボランティア支援は止めます!

まとめ

①ボランティアの支援では安易に承認欲求を満たす為だけに『食料』や『衣類』を送ってはいけない。
②金銭が一番。効率的で役に立つ支援だが場所を間違えると誰かのポケットマネーになる可能性があるぞ。
③被災者の立場になって物事を考えてみよう。モラルやインフラが崩壊して精神的に余裕の無い地方では安易な対応が人を傷つけてしまう可能性がある。

というわけで今日は『ボランティア活動ではやってはいけない支援』について書いてみました。

この記事の肝は『被災地の人の立場になって考えましょう』ってことだよね?

そうだね。被災地の人のことを慮る気持ちは大事だね。

ボランティア活動の記事は今回で三回目。これで一旦終わりとするね。

大事なことは『先走らない』『余計なことをしない』『承認欲求を満足させる為だけの支援をしない』ということだよ。

ボランティアって難しいんだね。ボクは困ってる人を助けるのは『手を差し出すだけで良いんだ』と思っちゃってたよ。

その心意気は大事だけどね。でも人は手を差し伸べるだけじゃ人は立ち上がれないんだよ。

手を差し伸べることはできる。でも、立ち上がるのは自分の足だ!』ってやつさ相手の足を動かす『何か』を考えなきゃいけないんだよ。

じゃさ。ピエロ。ボクは月末で課金しすぎて困ってるからご飯を奢ってよ?

これは立派なボランティアだよ?本当に必要なんだよ?奢ってよ~!!

君のそれはボランティア行為じゃない…たかりや!

おしまい。

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