忘れた日本人を読んでみた(岩波文庫)

読書
この記事は岩波文庫・『忘れた日本人』について紹介した記事です
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忘れられた日本人(岩波文庫)
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岩波文庫でも読んで欲しい一冊

はい!これ読め!

え?なに?いきなり?岩波文庫?こんな小難しい本読めだなんて地味な嫌がらせでしょ?

くだらないベストセラー小説を読むくらいならこの本を読め

こら!いきなり差別発言したら駄目でしょ?

はい。すいませんでした…!でもこの本は読んだ本は良いよ。なにが良いかというと、理解すると『我慢強くなるよ』

えー。そうなの?じゃどういう本なのか紹介してよ。

忘れられた日本人の紹介

『忘れられた日本人』は、民俗学者・宮本常一による名著で、日本各地の庶民の生活や価値観を記録した作品です。岩波文庫版としても刊行され、多くの読者に親しまれています。

概要

宮本常一は、全国を歩いて各地の人々の暮らしや言葉を丹念に記録しました。本書では、農村や漁村の人々の生き方、結婚や家族観、労働観などが語られており、昭和期の日本の庶民文化を知る貴重な資料となっています。

主な内容

  • 移りゆく時代と庶民の暮らし
    近代化の波に飲み込まれる前の日本人の生活が詳細に描かれています。
  • 庶民の語り
    一般の歴史には残りにくい、名もなき人々の言葉や体験談が豊富に収録されています。
  • 民俗学的アプローチ
    宮本は、単なる記録者ではなく、人々の生活の背景や価値観を掘り下げて考察しています。

魅力と意義

  • 日本の近代化に伴い失われつつあった「庶民の知恵」や「共同体のあり方」を知ることができる。
  • 人々の生の言葉を通して、昭和初期の日本の精神性を感じ取れる。
  • 民俗学や歴史に興味がある人には特におすすめ。

『忘れられた日本人』は、単なる昔話ではなく、現代に生きる私たちにも多くの示唆を与えてくれる一冊です。

マジで生きてた人間のリアルが描かれてるだよ。滅茶苦茶、面白くない話が描かれてるんだよ。

一冊の本を村の外に持ち出す為に連日会議で話しあわれたりする話が語られているんだよ。

…(面白くなさそう…)

デジタル社会で忘れられていく知恵を学ぶ

『忘れられた日本人』から得られる教訓は多岐にわたりますが、特に以下のような点が現代においても重要な示唆を与えてくれます。

1. 歴史に埋もれた庶民の知恵を学ぶ

本書では、農村や漁村の人々の生活が詳細に語られています。彼らの暮らしは、現代のように便利なものではなかったものの、自然との調和や助け合いの精神に満ちていました。 先人たちの知恵や生き方は、現代社会の課題(環境問題や地域のつながりの希薄化など)を考える上で参考になるものが多い です。

2. 「忘れ去られるもの」に目を向ける大切さ

宮本常一は、歴史に残らない名もなき人々の声を丹念に記録しました。これは、一般的な歴史書が取り上げる「偉人の歴史」とは異なり、 社会の大部分を占める庶民の視点から歴史を見ることの重要性を教えてくれます。普段見過ごしているものの中に、大切なものがあるかもしれません。

3. 価値観の多様性を知る

現代の価値観からすると理解しがたい風習や考え方も、本書には数多く登場します。しかし、それらはその時代や地域の人々にとっては「当たり前」のものでした。 異なる価値観を知り、柔軟に受け入れる姿勢を持つことの大切さ を学ぶことができます。

4. 変化の中で失われるものと残すべきもの

近代化の波の中で、日本の伝統的な生活や文化の多くが消えていきました。本書はその「忘れられたもの」を記録したものですが、 社会が変化する中で、何を守り、何を受け継ぐべきかを考えさせられます

5. 人々の言葉を大切にすること

宮本常一は、単に書物から知識を得るのではなく、人々と直接対話し、その言葉を記録することを重視しました。これは、現代においても重要な姿勢です。 インターネットやメディアの情報だけでなく、実際に人と向き合い、話を聞くことの大切さ を改めて感じさせてくれます。

特に①は大事でね。得る物があると思うよ

ただ誰しもが思うだろうということの一つに『今の時代は恵まれている』ということだね。

まぁ。そうね。人間とういうのは忘れやすい生き物だもんね。昔の生活を知ることで今を大事にすることは大事よね。

まとめ

忘れられた日本人』は、単なる昔話の記録ではなく、 「現代社会に生きる私たちが何を学ぶべきか」を問いかける一冊 です。過去を知ることで、未来をどう生きるべきかを考えるヒントを与えてくれます。
忘れられた日本人(岩波文庫)
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大事なのはインタビュー形式で誇張が少ないのも良い点なんだ

どうしても今の時代だとファンタジーが売れる為に脚色されちゃうもんね。

僕が個人的に良いと思った点は非常にどうでも良い日常会話や風習が忌憚なく収録されてるところだと思う。

旅には素泊まりさせてもらう時は『お米』を持参するとかね

他にも上記でも話した会議の長さ。昔は弁当持参で徹夜で話しあったりとかね

だるい上に面倒臭いわよね…。確かにその部分だけを読むだけでも今の時代の改良されたシステムや風習に感謝できそうだわ。

というわけで読もう!いますぐ読もう!

今のピエロの話で大体、理解できたから、私はパス!

うーん。やっぱり岩波文庫は敷居は高いか…

おしまい

フリートーク

実はこの本さ。介護職員のみんなに読んで欲しいんだよね。

介護施設を利用している利用者さんも時代が近いだろうし、なによりも利用者さんが過ごしていた環境に近いものを想像することができる

そして、それよりも何よりも高齢者の履歴や人生の一部がリンクするのが面白かったりする。

…うーん。でも岩波文庫を読める介護士なんてなかなかいないか…

まぁそんな話しでした。

コメント

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